よは予告編のよ
映画は極力事前情報を入れないようにして見ているが、映画館で上映されている予告編は見ることになってしまうわけである。予告編を見て見に行きたいと思って見た映画が、予告編で想像していたのとはちょっと違っていたけれど、それはそれで面白かったという体験を最近した。ちょっと前に公開された「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」と今公開中の「フォールガイ」の2本である。特に前者は「カプリコン1」みたいな大謀略映画かと思わせるような予告編だったのだが、見てみたら全然そうでなかった。どちらも、主演女優(スカーレット・ヨハンソン、エミリー・ブラット、このところこの2人が出ている映画を案外見ている)が魅力的な、よくできたラブ・コメディだった。ラブ・コメを事前に謳うと見に来る人が限られる、ということなんだろうか。どちらの作品にも、映画製作の裏話があって、それも面白い。
どちらも懐かしい音楽が使われてるんだけれど、「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」は1969年のアポロ11号の月着陸を描いているのでその時代の曲が流れるのは普通なのであるが、現在という設定の「フォールガイ」で、KISSの「ラヴィン・ユー・ベイビー」などの曲がガンガン流れるのはどういうことか。こういうシーンにはクラシックのこういう曲が定番みたいなことと同じになってきているのかな。
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