« 2022年1月 | トップページ | 2022年4月 »

2022/02/13

C4ピカソ12か月(6年)点検

 満6年の点検。バッテリーが3年使ってきていてECOモード(アイドリングストップ)に入らない、リアのタイヤもスリップサインが出る直前、ということで、この部分の取り換えは必至、他には、ブレーキパッドがそろそろ、と考えていたが、ほぼその通りの結果に。
予想していなかったのは、ドライブベルトの交換。亀裂が入っていたとのこと。値段的にはバッテリーに比べればはるかに安い部品である。タイヤとブレーキパッドは在庫を調べてから交換ということになったので、今日はバッテリーとドライブベルトを交換。今日替えなかった物も含めて交換部品代の総額は20万強。メインテナンス・プログラムに加入しているので、点検整備の基本料金はなし。はやりの言葉で言うと、サブスク、ということである。

 半日車を預けた代車は、なんとプジョー508ハイブリッド(多分、試乗車)。ハイブリッド車を運転するのは実は初めて。発進時や車庫入れ時にモーター駆動になってエンジン音が一切しないのに驚く。ブレーキも、回生ブレーキなのでちょっとフィーリングが違う(違いすぎて困るということではない)。ディスプレイに、エンジン駆動かモーター駆動か、および、バッテリーの充放電の状況が表示されるのが面白い。冷たい雨の降る天気だったこともあって、ディーラーとの往復以外に乗らなかったので、ハイブリット関連についてのみ。丁度1年前の車検時に508SWアリュールが代車だったんで、エンジンの違いに一番気が付いたということである。

| | コメント (0)

2022/02/08

フレンチ・ディスパッチは2度見る

「フレンチ・ディスパッチ」の一番面白いところは、この役者にこんな役をやらせているのかという驚きと、その役柄が演じる役者の容姿を含めた特性を最大限生かしているということ。一例として、シアーシャ・ローナンの登場シーンを挙げる。実は、最初見た後、ローナンが出ていたと知り、ええっと思ったが、2回目見た時に、ここに出ていたとわかったシーンである。ローナンの一番の魅力がアップになっているシーンなのに、1回目には、それがローナンだと気付かなかった不覚。

 凶悪殺人犯が画家としての才能を見せる話である「確固たる名作」(レア・セドゥが看守を演じる話)にクランペットなる夫人が出てくるのが気になったのだけれど、これはやっぱりワーナー漫画への監督の敬意を表したものだろう、と2回目を見て思った。それは、この名前以外に、ワーナー漫画的なシーンがいくつかあることに思い至ったからだ。そう思うキーとなったのが、画商が画家と売る売らないの交渉をするシーン。ダフィとバッグスの「ウサギ狩り」「カモ狩り」の言い合いを思わせるのである。画商がダフィ、画家がバッグスである。そして、その後の画商と画家のやり取りはまさしくダフィとバッグスの典型的パターンで、思うようには画家が働かず画商がイラつくことなど、まったくイラつくダフィそのものだ。また、ティルダ・スウィントン演じる批評家のプレゼン・シーンで、他人に見せるものとは思えない個人的な画像が混じることは、アヴェリー以来のワーナー作品の得意技みたいなものだ。そして何より、クランペット老婦人がグラニーのような服装に見えること。ということで、この話は、ルーニーチューンへのアンダーソン監督のオマージュと私は思いたい。

 1975年がこの映画の現在なのだが、それよりずっと前の時代の雰囲気だなと思うのは、自分だけ?(現在やっているNHKの朝ドラも同じ年なのだが、やっぱり、同じように感じている。この年にはもうこんなことはなかった、という違和感である。)

| | コメント (0)

« 2022年1月 | トップページ | 2022年4月 »