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2021/09/18

「スペース・プレイヤーズ」は「スペース・ジャム」よりできが良い

 地元に緊急事態宣言が出ているので映画館に行くのも自粛してきたが、「スペース・プレイヤーズ」の字幕版が上映されているというので、上映終了になってしまわぬうちにシネプラザ・サントムーンで見てきた。「スペース・ジャム」から20年以上たった続編というか、リメイクというか、バスケットボールの名選手たちとワーナー漫画のキャラクターたちが共演する作品である。「スペース・ジャム」ではあまり活躍したとは言えなかったコヨーテやスピーディ・ゴンザレスが活躍する部分があったのが良かった。ルーニーチューンのキャラクター以外に、現在ワーナーが権利を持つ、ハンナ・バーベラ作品やDCコミックスなどのキャラクターも顔を見せ、オールドファンには懐かしいキャラクターの登場もあって楽しい作品だ。昔「スペース・ジャム」を見たときに感じた問題点が、ワーナー映画のデーターセンターの電脳世界という設定にしたことで、ほぼすべて解消されているのが、特に好ましい。

 吹き替え版もチェックしておこうと、ジョイランドみしまで見た。字幕版で見落としていた多くのキャラクターを確認。宇宙怪人ゴーストが空中に浮いているのには、字幕版では全く気付けなかった。字幕の字を追いながらの画面の色々なところにちょこっと登場するキャラクターを見つけるのは、やはり、難しかったのである。グラニーの大ベテラン声優、京田尚子の声を聴いて、いつまでも元気でいて声を聴かせてほしいと思う。キングコングとリキラ、アイアンジャイアントとフランケンロボが一瞬でもいいから隣り合っているカットがあって欲しかったと思うのは私だけだろうか。TVドラマ版のバットマンとロビンが出てきて、ニール・ヘフティのテーマ曲も使われたのが私には一番嬉しかった。

 

 緊急事態宣言が出される前の7,8月前半にはかなり映画館に行き、「映画大好きポンポさん」「ブラック・ウィドウ」「竜とそばかすの姫」「100日間生きたワニ」「2001年宇宙の旅」「ゴジラVSコング」「白蛇:縁起」「サイダーのように言葉が湧き上がる」を見た。この中では「白蛇:縁起」が一番気に入った。この映画のスタッフで「三体」を映画化してほしいと思う。僅差で「映画大好きポンポさん」が続く。ポンポさんがロジャー・コーマンのようなプロデューサーだというのが特に気に入った。多少予測はしていたものの、結果、やっぱりちょっとがっかりだったのは「竜とそばかすの姫」および「ゴジラVSコング」。「サイダーのように言葉が湧き上がる」は予告編で、わたせせいぞう的な背景の高彩度(高輝度と言った方が良いのか?)さに目が耐えられない、と思ったのだが、そうはいってもこのような様式化された背景が気になって、耐えられなければ寝ればいいと見に行った。見始めた最初は多少きついなと思ったが、目が慣れて、最後まで見ることができた。単純なボーイ・ミーツ・ガール映画だが、現在の地方都市の問題点がそれとはなく見えるのがなかなかうまい作りだ。

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