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2019/09/28

チャーリー・ボワーズを見たか

 以前2回(「チャーリー・ボワーズおまえは誰だ」「チャーリーを探して」)ほど、チャーリー・ボワーズについて書いたが、今回は、ブルーレイで'THE EXTRAORDINARY WORLD OF Charley Bowers'がフランスのLobster Filmsから出て、その米国版を入手して見た、ということである。

 注文時、前回買ったDVDと同じ内容ではないかと思ったが、たとえ同じであっても画質が良いだろうし、ブルーレイだとリージョン・コードがないのでどのプレーヤーでも見れるという利点がある、ということであったのだが、開けてびっくり、DVDには収録されていなかった'There It Is'(1928年22分)と'Whoozit'(1928年10分)が入っていたのである。ハリー・ハウゼンの本で丁寧に紹介されていて見たいと思った'There It Is'がまさしくThere it is!である。

 'There It Is' は、お化けが出るので調べてくれとスコットランドヤードに依頼があり、チャーリーがニューヨークの屋敷にやってくる。神出鬼没のお化け(グルーチョ・マルクスを禿げ頭にしたようなじいさんで、カートゥーンのキャラクターみたい)はまるでテックス・アヴェリーのドルーピーのようで、マクラレンの作品のようにピクシレーションで動く。チャーリーには小さな相棒マックがいて、これは人形アニメである。現代の目で見ると展開が遅く、かったるい部分もあるが、作品の完成度としては高い。

 'Whoozit'はパート2からしかないフィルムだが、アニメ部分が多く、この部分にオイスターが出てくるので、「ワイルド・オイスター」の先駆的作品として考えることもできる。

 この2作が入っているということを知らずに頼んだので、すごく得した気分である。

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