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2018/12/24

90周年

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 ミッキーマウスが初公開より90年ということで、いろいろ記念のものが発売されている。話題的には1か月前にはしなければならないようなものだが、Amazon.comに頼んであった海の向こうでの記念出版である"WALT DISNEY'S MICKEY MOUSE THE ULTIMATE HISTORY"がクリスマスプレゼントのように昨日届いたので、今日になってしまったのである。

 写真の両端に同じデザインのミッキーマウスが見えているが、これが昨日届いた本で、左端のものが箱で、右端のものがその中に入ってた本である。間にある日本で出版された「ミッキーマウスヴィンテージ物語」(実業之日本社)と大きさを比べてほしい。巨大でかつ重い(5kg以上ありそう)。枕になる、という表現を超えている。さらに驚いたのが出版社で、このところディズニー関係の良い研究書を出しているDISNEY EDITIONSではなく、ドイツ・ケルンのTASCHENという出版社で、この出版社の代表と思われるBenedikt Taschenが監督・制作として最初の扉ページに大きく名前が出ている。

 中身は、今まで出版されてきたディズニー関係の本で見たことのある写真や図版も多いが、初期ミッキー作品のアブ・アイワークスによるアニメーションの原画(タップ穴が2つ!)に代表されるような、これは初めて見るぞ、という貴重な図版・写真にあふれている。文章もあるが、図版、写真の説明と言っていいくらい最小限。この文章は最近のディズニー研究書で名前をよく見るJ.B.Kaufmanと、写真に写っている「ミッキーマウスヴィンテージ物語」の編集・解説のDavid Gersteinが書いている。だから、DISNEY EDITIONSあたりで出なかったのはなぜだろうと思う。よく読んでみないとわからないが、ドイツにのみ残されていた資料というのもあるかもしれない。

 こんな大書と比べてしまうと貧弱に見えるが、「ミッキーマウスヴィンテージ物語」も判型は大きい本である。これは、Good Housekeepingという雑誌に連載されていたディズニーの短編映画の新作を見開きページで紹介したものを17作分再編集して収録したものである。これはこれで面白い。本の表紙に「復刻」と書かれている。持っていなかったということは、以前出たときには気付かなかった本だ。

 ドナルドの人形のところにあるのがBD「セレブレーション!ミッキーマウス」である。「蒸気船ウィリー」からミッキーの代表作が13作入っている。最新作の代表として「アナと雪の女王」に併映された「ミッキーのミニー救出大作戦」が入っているのが良くって買ったのである。この作品の続編的なたった5分のテレビアニメシリーズの「ミッキーマウス!」がディズニー・チャンネルで見れるんだけれど、このシリーズ、ディズニーというよりワーナー的な過激なギャグが満載で最近の我が家のお気に入り作品である。

 

 

 

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