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2013/02/16

トホーフト「サイエンス・ファクション」

 オランダのノーベル賞受賞物理学者トホーフトの「サイエンス・ファクション」を読んだ。トホーフトが物理学界で認められたのは、ちょうど自分が大学に入った頃だったが、学部学生が最先端の論文を読むなんてことはなかったので、その名を知ったのはもっと後の量子重力系の解説本を読んだときだった。トホーフトの書いた本が日本語で読めるならと、チェックしたのが本書で、アマゾン出店の古書店で安売りしていたので買ったのであった。内容については、ちょっと拍子抜け的な部分もあった(定価で買っていたら、がっかり度はもっと高くなったと思う)。宇宙に人類が進出するのは科学的に無理、SFによくある超光速航法はありえないと、実に科学的に考察をしているのが、まじめすぎるのだ。そういう中でも、面白いのは、火星と金星の地球化(テラフォーミング)をするのに、小惑星の軌道を変えて火星や金星のそばを通過させ、最終的に火星と金星を今より地球に近い軌道に移す、という考察をしていること。これには天文学的な長い時間が必要な遠大な計画である。

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