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2013/02/17

ハバナの吸血鬼

 キューバの長編アニメVAMPIRES IN HAVANA (Vampiros en La Habana)1985年作を見た。「セブン・デイズ・イン・ハバナ」のエンディングのアニメが面白いとブログに書いたのを多分読んだわいポンさんが貸してくれた輸入版DVDである。オリジナルのスペイン語版に英語の字幕が入ったものだった。DVDのパッケージには、「フリッツ・ザ・キャット」以来の無軌道エロマンガ、と書かれている。確かに、アニメーションのテクニックやキャラクターはラルフ・バクシっぽい。テレビ・アニメレベルのような作画に見えながら、枚数を使いアングルを工夫したパースの付いた動きがあったりして、アニメーションのレベルは案外に高い。監督は1947年1月29日生まれのJuan Padron(ホアン・パドロンと表記するのが良いのかな?)。(誕生日は本人のHPより)

 舞台は1933年。自分が吸血鬼の血を引くことを知らないトランペット吹き(トランペットの演奏は、キューバからアメリカに帰化したジャズ・トランペッターのアルトゥーロ・サンドヴァル)の青年ペピート(本名は、ジョセフ・アマデウス・フォン・ドラキュラ)が主人公。彼の父親が故郷のヨーロッパで開発した太陽光線に耐性ができる薬を小さいときから飲まされているので、普通の人間と同様にキューバの熱い太陽の下で生活している。この薬をめぐって、デュッセルドルフに本部をもつヨーロッパの吸血鬼グループと、シカゴに根を張る吸血鬼のマフィアが、ハバナに乗り込んで争奪戦。これに当時のキューバの政治情勢(独裁者マチャド将軍への反体制テロの頻発)が絡まって、大混戦である。当時のキューバのことを知っていると楽しめるギャグがたくさんありそうだが、私には良くわからない。ただただ、キューバ音楽のノリの良さにのせられて一気に見てしまったのだ。

 2003年に続編Mas Vampiros en La Habanaが作られていて、こちらの予告編はyoutubeで見たのだけれど、「シンプソンズ」のようなアニメになっている。これは見てみたいと、amazon.comで捜したらDVDが売られていたので注文してしまった!

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コメント

キューバのアニメがあったのを思いだしてお貸ししたDVD、楽しく見ていただけたようでうれしいです。僕もキューバ情勢など詳しくはわかりませんが、キューバ音楽が良くて、特にラストシーンの演奏が印象に残っています。

続編もあったのですね、気になります。僕もチェックしてみようと思います。

投稿: わいポン | 2013/02/18 15:10

Thank your useful links.

投稿: Keeley | 2013/03/08 20:15

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