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2012/12/23

情熱のピアニズム、貸切でした

 ジョイランド沼津で、フランスのジャズ・ピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニのドキュメンタリー「情熱のピアニズム」マイケル・ラドフォード監督が上映中なので見に行った。日曜日の夕方の回だが、私以外に入る人はなく、貸しきり状態。私が来なければ上映しなかったのかなあ、と思う。
 ペトルチアーニのCDは、亡くなって2年後の2001年に出た父親とのデュエット・アルバム「CONVERSATION」と、もう一枚持っているはずだが、そのもう一枚が見つからない。全身の骨が折れて生まれてきて、成長不全というハンディキャップを持ちながら、それを感じさせない音楽性。その音楽がいかにして生まれてきたのかを確認することができるドキュメントだ。
 見ていて、まるでカートゥーンのキャラクターのようだ(これは良い意味で使ってます)と思ったら、画面に天使と悪魔が耳元でささやくカートゥーン(「トムとジェリー」のようなメジャーなものでなくって、何かは不明)が出てきて、びっくり。
 チャールズ・ロイドとかリー・コニッツとかCDでその演奏は聴いているんだけれど、実際の演奏の様子を見たことのない有名ジャズ・ミュージシャンの貴重な映像も見られたのが、余計に得をした気分になった。
 
 ショパンのお墓の隣に埋葬されているのを、この映画ではじめて知った。


 この映画とは直接関係ない話だが、映画を見た後に移転し新装オープンしたボルカノで久しぶりに食事をした。広くて明るい店内になって、穴倉のような地下の店のイメージはなくなっていて、ちょっと違和感を感じた。でも、イタ飯屋というより昭和の洋食屋を思わせるすっきりした店内は、その味と共になんとなく懐かしい雰囲気だ。

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