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2012/07/29

シトロエンDS5

 昨日、シトロエン沼津の前を通過したときDS5があるのを確認し、今日見に行ってきた。短時間だが試乗もさせてもらった。

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 試乗車は140km位しか走っておらず、硬さの取れない乗り心地で、新型C4に試乗した感じよりも我がC4を乗り始めた頃の感じに近かった。飛行機のコクピットを模したデザインはシトロエンらしさにあふれている。しかし、こんなにたくさんのスイッチはいったいどんな機能を持っているのだろう。慣れれば特に問題はなさそうだけれど。C4では気になった左ハンドルそのままのスイッチ配列ではなく、右ハンドル対応になっているのはいい。試乗途中で、頭上のシェードを開けてみたが、直射日光が暑く、閉めておく方が涼しい、ということですぐに閉めてしまった。助手席とは独立して開閉するというのは贅沢である。
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 走ってみるとエンジンのトルクは十分でスムーズに加速し、いきなりターボが効いて戸惑うというようなことはなかった。何よりいいのはアイシン製のAT。流れのよいところで加速していくと50km/hを越えたところで5速に入っている。AL4のように3速で引っ張るということはなく、実用燃費はDS5の方が良くなりそうだ。

 運転席から後ろを振り返ると、この感じはどこかで見たことがある。テールゲートをあけてみて、はたと気がついた。これは、アコード・エアロデッキだ。エアロデッキに乗ったとき、ドアが5枚なら買いたいと思った気持ちが再び沸いてくる。でも、先立つものが・・・ない。
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 ヘッドアップディスレイというギミックは視線を移さずに速度を確認できるが、ここの投影される文字をきちんと見ようとすると目の焦点を近くにしなければならない。そうすると前方遠くの景色はぼやけてしまう。となると、普通にメーターの方に視線を移した場合と余り変わらない。結局使わなくなる可能性が高いようにも感じたが、ドライバーではなくパイロットだという感覚をより強めてはくれるギミックだ。
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2012/07/27

期待しちゃうぞ

 オリンピックの卓球の組み合わせが決まった。男子団体は、準決勝​で韓国と当たる組み合わせになり、決勝まで中国と当たらない!女​子団体は準決勝でシンガポール。厳しいことは確かだが、男女とも​銀メダルにより近い組み合わせとなった。このチャンスを生かして​決勝に進出し、中国に一泡食わせて欲しい。

 男子シングルスは、水谷隼が準々決勝でドイツのオフチャロフと当たることになって、準決勝は中国の張。これも期待できる。福原愛は準々決勝で第1シードの丁寧でちょっと厳しい。女子は石川佳純の方が組み合わせは良いかも。

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2012/07/15

エコジョーズは本当に経済的か?

 都市ガスに換えてか初めて丸々1ヶ月分の請求書が届いたので、LPガスと比べてどうなったかを比べてみた。

 都市ガスの7月分の請求期間は6月16日から7月14日の29日間。
  使用量      24m^3
  料金(税込み) 5828円
  1日あたりに換算すると
  使用量     0.828m^3
  料金(税込み)  201円

 昨年のLPガスの7月分の請求期間は6月7日から7月7日の31日間。
  使用量      14.2m^3
  料金(税込み)  7986円
1日あたりに換算すると
  使用量    0.458m^3
  料金(税込み)  258円

 ということで、料金ベースでは、1日あたり57円安くなっている。とりあえずは変更した意味はあったわけだ。都市ガスを引くための工事費は、62700円だったから、このペースで推移するなら、1100日、3年で元が取れる勘定だ。

 さて、コンロと給湯器もエネルギー消費が少ないタイプに取り替えた。この効果の見積もりをしてみた。まず、昨年と今年で、給湯器の使用量が大きく変わっていると比較する意味がなくなるので、水道料金が余り変わっていないなら、給湯器の使用量もほぼ同じだと考えられる。ということで、水道料金をチェックした。2か月分まとめて請求なので7月分はまだなく、5,6月分で比べてみた。昨年は、43m^3、今年は45m^3であった。今年の方が若干多いが同じと見てよいだろう。

 都市ガスとLPガスでは成分が違うので、発熱量(いわゆるカロリー)が違う。都市ガスの主成分はメタンでLPガスはプロパンなので、化学の教科書で燃焼熱を知れば良いとまず思ったが、それよりもガス会社のHPに情報があるかもしれない。ということで検索したら、静岡ガス(エネリア)ではなく、中部ガスのHPに、LPガスの方が2.2倍大きいという記述を見つけた。都市ガスにはいろいろな成分があって種類があるが、これは13Aと呼ばれる都市ガスとの比較であった。静岡ガスとの契約書を見たら我が家に来ている都市ガスも13Aであった。確認のため、化学の教科書に載っている燃焼熱(メタン890kJ/mol、プロパン2220kJ/mol)で計算するとこの比は2.4倍である。発熱量はガスの場合体積に比例するので、LPガスの方の体積を2.2倍すれば、都市ガスに換算できる。ただし、この換算で問題になるのは、都市ガスの体積とLPガスの体積が同じ条件で量られているかであるが、これは計量法で保障されているととりあえず考え、この換算はしないこととした。

 LPガス 0.458m^3×2.2=1.01m^3

 (都市ガス)÷(LPガス換算)=0.82(82%)

 ということで、エコジョーズ等による節約分の見積りは18%となった。エネリアのカタログを引っ張り出して見ると、エコジョーズ(潜熱回収型給湯器)の従来型に対するエネルギー・ロスのなさは15%と読み取れるので、大体一致した。
 省エネ型コンロの効果がどのくらいかうまく見積もれるデータは見つけられなかったが、省エネ型のコンロは従来型に比べ25%効率がよく、給湯とコンロでは10:1くらいの使用比率だという根拠がよくわからない情報は見つけた。おおざっばな見積もりで、この情報とも整合している。

 結論:カタログ等に謳われている経済性はあるとしてよい。  

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2012/07/08

痛い出費

 ヒーターコアからの水漏れ修理が終わって、C4が帰ってきた。9万円近い修理代がかかり、ボーナスの使い道を考えるまでもなくなった。代車のヴィッツが段差を越えた後に右前輪から金属板がこすれるような音が出て、帰宅途上だったので、たまたま経路上にあるJAFに駆け込んで応急修理してもらった、などというおまけもあった。20年近くJAFの会員であったが、初めて会員の権利を使うことになった。

 戻ってきたC4に乗ると、やっぱりこの乗り心地は良い、当分乗り続けよう、という気持ちになる。退職の年(残り年数を片手で数えられるようになった)までは乗るつもりで買ったのだが、その通りになりそうである。

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2012/07/01

「重力とは何か  アインシュタインから超弦理論へ、宇宙の謎に迫る」大栗博司 幻冬舎新書

 超弦理論の研究者で「トポロジカルな弦理論」という計算方法を開発し、「ブラックホールの情報問題」というかのホーキング博士が提起した問題の解決に貢献した著者による「万物理論」の最大の候補である超弦理論の解説本である。話題になって久しいが、読んでみた。平易な読みやすい文章で難しい内容を丁寧に解説している。売れている理由はこれだろう。超弦理論登場前までの解説に5章、194ページを割いていているので、このあたりのことは他書で読んで知ってるよ、ということであれば、6章から読んでもいい。7章がこの本の白眉。「ホログラフィー原理」と「双対性」がこれだけわかりやすく説明された文章は初めてだ。

 「重力とは何か」というタイトルからしたら、重力についての別のアプローチである、余剰次元による逆二乗則の破れの問題については、リサ・ランドールの名前と共に簡単に触れてあるだけなのが少々物足りない。この問題については、講談社ブルーバックスから『「余剰次元」と逆二乗則の破れ』(村田次郎)というやはりエキサイティングな本が出ている。

 どちらの本を読んでも感じるのは、自分が大学で物理を学んだ時期は、物理学の研究状況としてはタイミングがあまり良くなかった、ということ。素粒子論では出るべきアイデアは出尽くした感があり、超弦理論もまだ密かに潜行している状況だった。学問としての閉塞感を感じたことは確かだった。こんなすごい論文が出たぞ~などという話を聞くことがあたら、もう少し物理学そのものに固執したかもしれない。

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