C4水漏れはヒーターコアから
我がC4の助手席の水漏れは、エアコンでなく、ヒーターコアからでしたという連絡がシトロエン沼津のサービス担当者からあった。ヒータコアというのはエンジンの熱を利用して室内に送り込む空気を暖めるところだ。部品代等思っていたよりかかりそうだ。修理完了まで日にちがかかるそうで、車検のときと同じ代車ヴィッツにしばらく乗ることになった。
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我がC4の助手席の水漏れは、エアコンでなく、ヒーターコアからでしたという連絡がシトロエン沼津のサービス担当者からあった。ヒータコアというのはエンジンの熱を利用して室内に送り込む空気を暖めるところだ。部品代等思っていたよりかかりそうだ。修理完了まで日にちがかかるそうで、車検のときと同じ代車ヴィッツにしばらく乗ることになった。
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本書の原題はSky in a Bottle「瓶の中の空」である。空はなぜ青い?という疑問を解き明かした主に物理学者たちの物語であり、この疑問に対する解答の解説である。原題は、研究者たちが空の青を再現しようとした実験に由来する。ただ単に科学者たちを取り上げるのでなく、古代ギリシャの哲人たちから、ゲーテ(ニュートンの光学に反論した)やキャンバス上に空の青を再現しようとした画家などの通常は科学者と呼ばれない人たちのアプローチや考え方も年代を追って説明している。本書の中心になっている科学者の一人はチンダルである。高校の化学の教科書にっている「チンダル現象」のチンダルである。映画館で映写機から投影される光の道筋が見える、というのがチンダル現象なわけだけれど、チンダルがその先にある空が青く見える理由を追求していた、というのは本書で始めて知った。
光は電磁波であるから、光の電磁波説を打ち立てたマックスウェル(三原色カラー写真の研究もしている)から、レイリーが空がなぜ青いかを説明する物理的に完全な理論を打ち立てるのだが、それは目に見えない原子や分子の存在の証明にもつながり、このレイリーの散乱理論からも原子論にとって大事なアボガドロ数が見積もれるということも始めて知った。大学の講義で、空が青くて夕日が赤いのはレイリー散乱で説明できる、と聞いてそうなんだで済ましてしまっていたのだが、人間の目がどのように色を知覚しているかという問題とも関係しており、奥は深いのである。原子論との繋がりで、ペランの名著「原子」からの引用もある。ペランの本は就職してからだいぶたってから読んだのだが、学生時代に読んでおけばよかった、という本だった。
レイリー散乱で空の青さは説明できるのだけれど、それは必要条件であって十分条件ではないという研究が20世紀の後半になって現れた、というのも驚きであった。厳密に考える人たちのすごさを感じる。地球の大気が適当な密度で適当な量(厚さ)だったから、空は青いのであった。たとえば、火星の空は青くはないのである。
かのアインシュタインも原子の実在性を主張する論文を書いたので、空が青いという研究において重要な貢献をしたのであった。そして、散乱の厳密な理論には量子力学が必要である。
かように、空はなぜ青い、という疑問は一筋縄でいかない奥深いものであった。
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バルネット傑作最終作。本日も貸し切りかと思ったが、上映が始まってから2人入ってきて3人。ジョイランド沼津のメンズデーで千円で入れるのにやっと3人というのはちょっと寂しい。もっとも、80年代にも同様の状況はあった。「旅芸人の記録」も今はなき東映パラスで3人位の観客であった。
映画の展開はスピーディで、やはり第二次大戦後(1957年)に制作された作品だなと思う。カラーなのだけれど、青みは完全に抜けていて、いわゆるセピアカラーである。今まで見たバルネット作品に特徴的な自然の風景へのこだわりが余り感じられない。これはこの作品がもともとコンスタンチン・ユージン監督が撮り始めたものをユージンの急死でバルネットが引き継いだということが影響しているのだろう。帝政ロシア末期が舞台だが、途中まで製作年と同時代の話だと勘違いして、「戦艦ポチョムキンの反乱を鎮圧した」というセリフにあれっと思って、時代を完全に勘違いしていたことに気がついた。
実話が元になっているということなので、道化師の役人批判毒舌芸は帝政ロシア時代のものそのままなのだろうけれど、バルネットの真意は、それはそのままソ連の役人への批判ということではないか。また、サーカスは欧米の芸能、エンターテインメントの源流だなとつくづく思う。
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カルスティン・ラクヴァ「ミッキー・マウス ディズニーとドイツ」現代思想新社とセバスチャン・ロファ「アニメとプロパガンダ」法政大学出版局を読み終えた。前者は10年近く積読だった。後者のドイツ部分の記述は前者に多くを負っている。前者が後者を生む動機のひとつとなっている気がする。
ディズニーがミッキーマウスを生み出し、「白雪姫」という長編アニメの冒険が大成功を収めていく時代は、第1次世界大戦後の世界恐慌から第二次世界大戦へと続く時代である。この同時期に台頭したナチスは映画をプロパガンダの最大の手段として使用した。そのナチスの首脳陣たちはディズニーのアニメが大好きだった・・・というのが前者である。
そして、ディズニーもまた反ナチスのプロパガンダ・アニメを作った。私や、私の知る古くからのアニメファンが、というよりディズニーファンが、ドナルド・ダック主演作品のベストの中にヒトラーを揶揄した「総統の顔」を入れている。かのトマス・ピンチョンも「重力の虹」でこの「総統の顔」を引用している。
後者のロファの本は、全世界に視点を広げて、ドイツやアメリカだけでなく、日本、中国、ロシア、フランス、イギリス、その他のヨーロッパ諸国と、第二次大戦前後でアニメを作っていた国すべてが対象である。アニメーションがプロパガンダのメディアとして大きな力を持つことがわかった時代が、アニメ、特にカートゥーンの黄金時代であったという視点にははっとさせられた。ロファはプロパガンダを狭く限定せずに取り扱っているので、アニメの成立から1950年代までの世界のアニメーション史を概観した記述の方が分量的には多い。特に、ロファの母国フランスの事情が詳しくわかり貴重である。
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東電からの電気料金の請求書が来た。29日間の使用量182kWh、4984円であった。昨年度同時期と比べて6%減少と書かれているが、昨年度は28日間で195kWhである。以前から気になっているが、検診期間の日数の違いをまったく考慮せずに、減少していますと知らせてくるのはどうにかならないか。29日間を28日間に換算すると、175.7kWhになり、昨年度より10%減少になる。昨年6月には電気節約モードになっていたので、それと比べて10%減というのは、さらに節約できていると考えて良いだろう。また、太陽光発電の売電量は117kWh5616円だった。これで確か3度目の売電金額>買電金額である。
電気料金値上げのお願いもきた。「申請中」の赤い印が押されてはいるけれど。我が家くらいの使用量だと8%くらいの値上げとなるのだろうか。
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昨年続けて見た量子力学の観測の問題をモチーフにした「ミスター・ノーバディ」「ミッション8ミニッツ」と同様に量子力学の観測の問題をネタの1つにした力技のSFを読み終えた。事象の地平線様のものに太陽系が囲まれた、というスケールの大きい設定である。読み始めた当初はこの謎に正面から挑む宇宙SFかと思ったが、そうではなかった。
密室から行方不明になった「知的障害」を持つ女性の行方を捜すハードボイルド・ミステリーな展開から、本題である量子力学の観測の問題、つまりは、シュレーディンガーの猫をSFとして拡大解釈していく面白さ。「ミッション8ミニッツ」は明らかに本作の発想の影響を受けている気がする。ただ、私にはこの拡大解釈は無理があるなあ、と感じてしまう。「ウィグナーの友人」が登場するバクスターの「時間的無限大」も同様のアイディアが使われていたが、バクスターの方が物理学的に穏健であった。
一方、モッドと呼ばれる脳力を向上させ感情をもコントロールするナノマシン(つまりは、脳に直接接続されるコンピュータ)が広く普及した未来社会という舞台設定の方が魅力的である。このナノマシンのうちのあるものは麻薬的な効果も持つものである。SFのアイディアとしてはこちらの方が現実性が高く、リアルさを感じる。
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その昔、マルクス兄弟のMGM時代の特集上映3本立てを見たとき、競馬を題材にした「マルクスの一番乗り」が一番楽しく、面白かった記憶がある。今回のバルネット特集も、もう1本残っているのだが、やはり競馬(二輪の馬車に騎手が乗る形)を扱った本作品が今のところ、一番楽しく感じた作品だ。とにかく、「スターウォーズ」を先取りしているかのような競馬のシーンのスピード感が楽しいのだ。走る馬たちを追いかけながら撮影している車の影が馬場に映るのもご愛嬌。コルホーズの農場が出てこなければ、誰もソ連の映画だとは思わない典型的コメディである。
主人公のベテラン騎手トロフィーモフの孫娘に求愛したい青年が出てくるが、「マルクスの一番乗り」みたいになるかと思ったら、競馬が始まるとこの青年はどこかに行ってしまう。このいい加減さもハリウッド・コメディ的。
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C4とも丸7年。車検時の走行距離は62906km。基本的に片道5kmくらいの通勤にしか使っていないから、走行距離は伸びていない。今回の車検では、タイミングベルト・セット一式交換があったので、前回より少しお金がかかって17.5万円だった。ドアミラーについているウインカー・バルブ、ブレーキフルード、オイル・オイルフィルター交換も行った。
3日間の代車はトヨタのヴィッツ(旧型)だった。アップライトな着座姿勢になるのだが、この姿勢でブレーキペダルに合わせてシート位置を決めると、私にはアクセルペダルの位置と踏み込む方向が少々しっくりこなかった。サスペンションは柔らかめで街乗りには好ましいと思ったが、荒れた路面が続くと上下動の収まりがC4より悪く気になった。車検から戻ったC4に乗ると、普段は当たり前になってしまった柔らかすぎない絶妙な乗り心地を再確認して、できるだけ長く乗るぞ、と思うのでありました。
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爆笑問題の田中とオードリーの春日みたいな凸凹コンビが、嵐で難破した船から漂流したどり着いた海辺の村(海はカスピ海、アゼルバイジャンの村)で、船員として働くことになる。その地の美しい娘と知り合い、好きになり、恋のライバルになり・・・という話。ハリウッドの凸凹コンビ・コメディ風表現も多く、楽しい。ミュージカル・コメディとされているが、歌は、二人と出会うシーンで娘が歌うくらいである。小柄な方のユセフがウクレレなのか小型のギターなのか持ち歩いていて、これを弾いて若大将のように歌うシーンでもあるのかと思ったが、結局ない。71分という中途半端な長さなので、もしかしたら、歌のシーンがいくつかカットされてしまっているバージョンではないか、とも思う。
映画的演出として、おおっと、思ったのは、天候が悪化して海水が凸凹コンビがいる船室に入り込むシーン。何度目かの海水の流入とともに甲板にいた娘がずぶぬれで、いきなり立っている! このタイミングはアヴェリーのように素晴らしい。
カスピ海の自然を撮ったシーンがところどころでかなりの長さで挿入されていて、黒白でありながら、タイトルどおり海の青さを感じさせる。北の人間の南の海への憧れを強く感じた。
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本日代休。新東名のサービスエリアも平日なら空いているだろうと、森掛川ICまで往復。久しぶりに100kmを越えるドライブ。3車線で、大型トラックを追い越したり、追い越されたりするときに、トラックの作る気流(空気力学的には乱流というべきか)の影響を感じてステアリングが少々取られそうになる。こういう感覚は今まで高速を走ったときには感じなかった気がする。東名より速度が速いためなのか、それとも、7年目の車検(明日ディーラーに預ける)を迎える我がシトロエンC4のヤレの類か、それとも、昨年替えたタイヤ(グッドイヤーのGT-ECO STAGE)のためか。
走行している車の密度は、クルーズコントロール(99km/hに設定)で走るのにちょうど良い。
行きの下り線では清水PAと掛川PAに寄り、帰りの上り線では藤枝PA、静岡SA、駿河湾沼津SAに寄った。藤枝PAと静岡SAは思っていたより近かった。駿河湾沼津SAはさすがに満車ではなかったが、駐車スペースの多くが車で埋まっていて、人もたくさんいる。この活況はいつまで続くことやら。
清水PAではミツオカ自動車のブースがあって、ヒミコが飾られていた。ヒミコってベース車両は何なんだ?
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