ダーク・シャドウ
1972年なんだあ、と、「夏の日の恋」に続いてカーペンターズが流れてきたときに、つくづく思った。音楽だけでなく、当時を示すものは色々あって、それは自分の青春時代でもあるから、何もかもが懐かしく楽しい。「ハプニング」というセリフも、テレビに映る「弱虫クルッパー」(現在では原題をそのままカタカナにした「スクービー・ドゥー」とされているが、70年代の日本のテレビではこのタイトルで放送されていたのである)も、VWバスで放浪しているピッピーたちも。
この映画で一番楽しかったシーンは、ドラキュラ俳優クリストファー・リーが老船長役で出てきて、バンパイアのジョニー・デップに催眠術をかけられてしまうシーン。
トマス・ピンチョンの新作「LAヴァイス」を読んでいる(読もうとしている)人、必見の映画である。
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