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2012/04/12

エネファームの検討、エコジョーズの補助金

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 東電から「4月分の電気ご使用量のお知らせ」が来た。使用量は328kWh(29日間)で、昨年537kWh(33日間)と比べ38%減少。29日と33日ではかなり日数に差があるので、1日あたりに直して比べると、今年は11.31kWh、昨年は16.27kWhで、31%減少である。昨年は同期間に計画停電という強制的に電気を使えない時間があり、このときから節電を意識し実行し始めたと思う。だから、今までの月より大きく減少してはいないと思っていた。しかし、かなりの減少量である。太陽光の売電量も151kWh、昨年は148kWhで、多くなっており、実質電気料金は約千円。家族で暖房を我慢している効果が出ていることは確実だ。


 都市ガスに換えることになって、静岡ガスにエネファーム、エコウィル、エコジョーズ、従来型給湯器について、我が家のこの1年間の電気使用量、太陽光発電量などのデータを提供して、シミュレーションの資料を作ってもらった。静岡ガスいち押しの燃料電池システムであるエネファームが、ランニングコストが一番安い表になって出てきた。このエネファームのランニングコストの計算の、電力会社からの買電量、太陽光発電の売電量はこちらが渡した数値に近いのだが、エコウィル(ホンダ製の天然ガスエンジンを使ったコジェネレーション・システム)以下は、渡した数値よりも少なくなっていて、特に売電量がこの12年間の平均値の半分くらいにされている。ランニング・コストの値がはっきり違って見えるような数値にされているのだ。静岡ガスのこの資料の数値では、エネファームとエコウィルのランニング・コストの差は年間約3万円エネファームが安い。エコウィルの方の太陽光発電の売電量を12年間の平均値で計算し直してみるとその差は、約1万円にまで接近する。(「本資料は、モデルケースをベースとした試算であり、試算数値を保証するものではありません。」と注釈されているので、静岡ガスの逃げの手は打ってある。)

 エネファームの設置見積もりももらい、思っていたよりも安かったが、それでも小型自動車1台分くらいの値段だ。70万円の補助金をもらったとして出された価格は、12年前の我が家の太陽光発電システムの自己負担額とほぼ同じ。太陽電池はこの間に安くなっているが、その分補助金が減額されているので、太陽電池システムを導入するのに必要な金額は結局安くなっていない。どうも、政策的に100万円を切る方向に持っていこうとしていないようだ。燃料電池も太陽電池と同程度という政策か。燃料電池も今後安くなる可能性はあるが、そうなると、補助金も減額されていきそうである。このレベルに、このようなシステムの価格を留める政策のままでは、太陽光発電や燃料電池によるコジェネレーション・システムの普及はある一定以上は進まない。新しい電力の買取法案についても、先が見えてこない。この国のエネルギー政策はどうなってしまうのだろう?

 沼津市では今年度、エコジョーズでも補助金が出ることを今日知った。5000円だが、申請してみようと思う。

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