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2012/03/11

お別れ列車で行こう

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 昨日、なかの芸能小劇場で行われた、故・望月信夫さんを偲ぶ上映会(主催:アニドウ)へ出かけた。沼津・小田急新宿間の特急あさぎり号が今週で廃止になってしまうことに気づき、行きは新幹線じゃなくて、「あさぎり」に乗って行くことにした。「あさぎり」が走り始めた頃、誰かと、やっぱりアニドウか何かのイベントに行くとき乗った行った記憶があるが定かではない。職場の慰安旅行で東京に行くときに乗った記憶の方が新しいが、それも6,7年前のことだ。5回は乗っていない気がする。もっと利用したなら、廃止にはならなかったのだろうなあ。沼津駅にも御殿場線区間の各ポイントにも「鉄」な人たちがたくさんいてカメラの砲列。沼津から乗車した人たちもほとんど「鉄」で、みんなカメラやビデオを手にしていた。もっとも、自分も沼津駅でコンデジで写真撮ったけど。車内の「鉄」な人たち、裾野駅停車のアナウンスがあると乗降デッキの方に移動する。何かと思ったら、裾野駅で下りの小田急車両の「あさぎり」とすれ違うのであった。短時間停車の間に2台並ぶ写真を撮ろうというのであった。
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 上映会場には、アニメーションのサークル活動の大先輩で、鉄道写真家の南正時さんも来ていて、「あさぎり」に乗ってきました、明日仕事なので、最終の新幹線で帰ります、などと話をしたら、三島止まりの新幹線は、やっぱり今度のダイヤ改正で廃止となる300系なはずだと教えてくれた。そうなら、これもまた記念になるなと、東京駅のホームで待っていたら、N700系の車両が入ってきた。300系ではなかった。南さんの勘違いであったようだ。
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 上映会に話を戻すと、望月さんのお気に入りだったアヴェリーとジョーンズの作品を16ミリで上映。途中、音声がうまく出なくて上映中断というフィルム上映ならではのアクシデントも。DVDの解説を書くためについこの間見直した作品が多かったけれど、やっぱり、「わかる」人たちと大きな画面で一緒に見るとより面白い。また、なみきさん伴野さんと故人を偲ぶトークをすることになって、伴野さんから望月さんとの出会いはどうだったの、というフリで大学時代のことを主に話したが、こんな内容でよかったのだろうか。伴野さんから、望月さんのこの1年間の闘病の様子を聞いて、その状況を全然知らないでいたため近くにいるからいつでも会おうと思えば会えるという気持ちでいて、結局、直接会って話したのは、もう10年くらいは前であることが残念でならない。1年前の片山雅博さんを送る会に行けなかったのが悔やまれてならない。

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コメント

一番最初の写真、よく写せましたね。
先月、偶然乗った新幹線を何気に写そうと、
このアングルの場所に立ったら、
背中に「鉄」の視線・・・
皆もっと遠くから長く大きなレンズで狙っていて
あわてて避けたので、私の写真は無し。
どんだけ特別な新幹線だったのかな?

投稿: Lisa | 2012/03/12 01:15

「鉄」さんたちが一通り撮り終わった瞬間に写せました。さらにこの位置は後ろ側が階段だったので望遠で狙える位置でもなかったのです。

投稿: WILE.E | 2012/03/12 20:24

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