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2011/07/10

新型シトロエンC4

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 シトロエン沼津に行き、モデルチェンジしたC4を見てきた。エクスクルーシブ(6速EGS、2ペダルのオートクラッチ)に試乗もさせてもらった。乗り心地とシートはわがC4より良くなっている。旧型C4の一番の欠点である低速(30km/h以下)で凸凹道を走ると大きく左右にボディが揺すられるということはなくなっていた。でも、大きくはないが同じ様に左右に微妙な揺れが感じられる。新型C4の後、ボルボのS60(新型C4と同じ1.6Lターボ・モデル)にも試乗させてもらい、同じ道を走ってきたが(シトロエン沼津の東名モーターズはボルボ沼津もやっている)、このような揺れ方はしない。S60は普通の固めのスポーツ系サスペンションである。金属サスペンションでも他社の同形式のサスペンションの乗り味とは違うというのがシトロエンの特徴だろう。シートの座り心地を含めた乗り味はC4がいい。シトロエンでないとだめな体になってしまったようだ。

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Dscf0030(写真はセダクション、4速AT(AL4)モデル)

 新型C4で一番残念なのは、センターフィックス・ステアリングをやめてしまったこと。中央部が回らない軽い感覚は残してほしかった。車高が高くなり後席後方の天井も高いままリアエンドの方に伸びたのだが、後席に座ってみると、頭上スペースやドア上部との間隔は、思っていたほど広くないというか、旧型よりも狭いのでは? と思ってしまう。これはなぜだと思ったら、後席のヒップポイントが高くなり、旧型のお尻が落ち込むような形ではなくなったこと(つまりは、後席の座らせ方も普通になった)ためである。ヒップポイントが高くなることによって後席への乗降性は良くなったが、相変わらず頭上空間は狭いということである。これに不満ならピカソ(あるいはこれから出るDS5)を買えということなのだろう。ラゲッジ・スペースが大きくなったのは歓迎である。旧型C4では、折りたたみ式の車椅子がほんのわずかな差でうまく入らなかった(トノカバーをはずして無理やり載せた)。


 ボルボS60は一種のスポーツモデルであって、ボルボのキャラクターにあっているか? という疑問は生じるが、アクセルを踏むとターボらしいエンジン音がしてぐいぐい加速していくのは面白い。C4はエンジン音の遮音性が高いのと低速でのトルクの増強に主眼を置いているためかアクセルを踏み込んでもターボが働いているような音は余りしない。対照的である。箱根で走らせたら楽しいだろうなあ(自分が買って乗る車にはならないけれど)。

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