福島原発30km圏内の被ばくについて
放射線医療の専門家による信頼できる考察が次のブログで読めます。これで本当に避難しなければならない人たちが誰かわかります。
東大の早野先生のツイッターによれば、16日に放射性物質のかなりの放出があって(補足訂正:正しくは、15日に放出された)、それ以降に観測されている放射線量は、ヨウ素131の半減期で減少していると考えられ、千葉あたりでは、すでにヨウ素よりもセシウムによる放射線量の方が多くなってきていて、ほぼ横ばいになっていると考えられるということだそうだ。できればこのまま新たな放射性物質の大量放出が起きないでほしいものだ。
放射性物質と聞くと、何か目に見えない特別なものを考えてしまいやすいが、実際には、ごく小さいチリと変わらない。火山爆発で放出されるような火山灰の更に細かくなったものとイメージしてみるといい。だから、原発からの避難は、火山爆発から避難するのと原則変わらない。三宅島の島民が噴火から11年たってやっと全員地元に戻れた、ということが、今回の場合の避難のいい前例になっている。政府は早くそのこと(10年単位の対象地域の全員避難)を福島の人たちに知らせるべきなのである。
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コメント
ホントにそうなんだけど、TVなんかに出ている非専門家(専門家のようなふりをしている人もいるけど)は、分かりやすく大事なことをはっきりと言っていないようですなぁ。
投稿: くーべ | 2011/04/03 10:00