V,V,V,VICTAS
卓球のラケットに貼るラバーの話である。私は、中学2年のときからペンのラケットに表ソフトという粒粒が表面に出ているラバーを使用している。高校2年生のとき、TSP(ヤマト卓球)から「スペクトル」という表ソフト・ラバーが発売され、そのときから、ほぼこの「スペクトル」というラバーを使っている。途中、バタフライ(タマス)の「インパーシャル」やヤサカの「オリジナルTバージョン」などを使ってみたこともあったが、結局は、表ソフトとしてしっくり来るのは「スペクトル」であった。スポンジを弾ませる接着剤が禁止になってから、テンション・ラバーなるものが出回るようになったが、表ソフトのテンション・ラバーはいくつか使ってみたが、回転のかかる裏ソフト(スリック・タイヤのように表面に何の突起もないもの。摩擦力を追求した結果、タイヤと同じ結論に達しているのである)・ラバー的になってしまっていて、やっぱりしっくりこない。
ところが、最近、ヤマト卓球の新ブランド、VICTASから発売された「VO>101」(ところで、「>」は何と読ませるつもりなのだろう?「ブイ・オー・大なり・百いち」ってそのまま読むと、余りかっこよくないぞ)を使ってみたら、これがいい。ちょっとだけ試したことのあるニッタクの「ハモンドFAスピード」に似た感じなのだが、「スペクトル」のように無回転のボール(卓球界では、野球式に、ナックル・ボールと呼ぶ)が容易に出せる。そして、それが「スペクトル」より高速なのである。しかも、高速なのにもかかわらず、コントロールも難しくない。高校生相手にパワー負けせずに戦えるラバーだ。値段もバタフライの「フレアストームⅡ」よりずっと安いし、「ハモンドFAスピード」よりも耐久性がありそうで、長年愛用した「スペクトル」さん、ご苦労様という感じである。
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