淡島ホテル
先日、初めて淡島ホテルの中に入った。沼津一番の高級リゾートホテルである。そう簡単には泊まれない値段(ハワイやタイのリゾートホテルに泊まりにいく方が安いくらいである)なので、泊まりにいったわけではない。さる用事ででかけたのである。さすがにバブル絶頂期に金をかけて作っただけのことはあるホテルであった。コンサート会場のホールの入り口のあたりは、ギャラーになっており、創業者が集めたらしい絵画や彫刻(南仏のリゾート・ホテルのイメージを目指したためか、フランスものが多い)がたくさんある。その中にはなかなか良いものもあって、ここで1週間くらいボーっとしてみたい、という贅沢な想像をする。
淡島といえば、「ウルトラQ」第2話の「五郎とゴロー」で大猿ゴローが淡島に渡る海上ロープウエイを綱渡りしたことでウルトラファンには有名であるが、この番組を初めて見たときには、子供心にあっ淡島だあ~、とびっくりしたものだった。この海上ロープウエイ、「ウルトラQ」の頃からしばらくは大名駕籠形だった。現在、耐震補強工事ができずに使用休止ということで、乗ることができず、ちょっと残念。というわけで、船でホテルの桟橋に。「ウルトラQ」放映の頃に、家族で夏、遊びに来たときには、このホテルの位置に大小の海水プールがあった。その頃にはまだ水族館などはなかったから、淡島に遊びに来るというのは、この夏の間営業するプール目当てだった。水族館は、確か、70年代にできて、対岸に三津水族館(現:伊豆三津シーパラダイス)があるのに同じような施設を作って大丈夫なのかい、と思った記憶がある。また「サンダーバード」がはやったときには、そうだ、淡島にサンダーバードのような秘密基地を作ったら面白い、と考えて、そんな漫画を書こうとした思い出もある(後年、淡島に第2次大戦中、人間魚雷の秘密基地を作る計画があったらしいことを知った)。
さる用事で行ったオデッセイ・ホールは、緞帳代わりになる大スクリーンがあって、プロジェクターの設備もあり、映画の上映もできる。参加費用がとんでもない金額になるけれど(いつもの10倍!)、ここでアニメ総会をやってみたら楽しいかも、とも思う(その時のオープニング上映は、もちろん、「五郎とゴロー」である)。
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