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2010/10/30

パーカッションに国境はない

 私が勤務している学校で、地元の音楽家を招いての音楽の特別授業があった。キューバ出身のパーカッション奏者だというので、ラテン音楽好きとしてはこれは聞きに行かなくてはと、授業見学した。やってきたのは、ファン・カルロス・ロペスさんという方で、ラテン音楽で使われる打楽器をほぼ全種類もちこんで、楽器の解説と演奏(もっと聞きたかった!!)を行った。こんなすごい人がなんで沼津にいるんだろう? と疑問に思い、さらに、その演奏からオルケスタ・デラルスにいた大儀見元のことを連想し、インターネットで検索したら、ファン・カルロスさんは大儀見元のバンド、サルサスィンゴサに参加していて、CDも出ている! さっそく、amazonに注文して「スィンゴサンド・ライブ・アット・クロコダイル」「アキセプエデ」を手に入れた。う~ん、コンサートで聞きたいぞ!

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2010/10/27

恩波楼

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 23,24日は第41回全国アニメーション総会常滑大会に参加してきた。アニメ総会は第8回の神戸大会(現在では廃墟として有名な摩耶ホテルで行われたのだった)から参加しているので、30年以上の付き合いである。今回は、常滑市大野町の明治時代に開業した老舗旅館恩波楼が会場である。セントレアの近くなので車で行く方が便利だということで、神奈川在住のSCMメンバーのスバル・レガシーワゴンと愛鷹パーキングエリアで待ち合わせて、わがシトロエンC4も久しぶりに長距離ドライブである。東名から伊勢湾岸道を走るのは5年振りである。高速道路を長い距離走るとC4の良さがよくわかる。疲労を感じさせない乗り心地、これは国産車ではなかなか味わえないものである。


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 さて、今回の総会のテーマは「イギリスSF」じゃない、「イギリスのアニメーション」である。申し込み時にイギリス・アニメのベスト3を作品と作家について書けというアンケートがあり、なかなか選ぶのに苦労した。したがって、東京工芸大学のGONさんによるイギリスアニメの歴史のレクチャーは実にありがたい企画であった。以前このブログの話題としたSASHAの人形の作者Sさんのバリー・パーヴス作品解説も、作者と親交のあるSさんでないとできない内容だった。他にもイギリス現地の様子を経験された方々による濃い内容の企画があり、来年の総会主催者としてはこんなに学術的にされたら来年どうしようというのが正直な感想である。

 恩波楼は海のそばに立っており、海岸に出てみたら砂浜ではなくコンクリートの階段状護岸になっていた。世界最古の海水浴場の大野海水浴場は、ここよりちょっと北の方にあるらしい。日が沈みかけたところを、D90+18-105mmとF200EXRで撮り比べ。D90はオートモードだが、肉眼で見た光に近い。F200EXRは夕焼けモードのため、絞り込みすぎの画像である。
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D90
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F200EXR


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2010/10/17

C4経年変化

 久しぶりのシトロエンC4に関する話。このブログにC4の話題を書き込むよりもさらに久しぶりに車の掃除をした。後席ドアの左側のウインドウ部分の下側の内装が剥がれてきているのを発見した(写真参照。正常な右側と比べてみて。)。窓を開け閉めするときに窓ガラスとこすれそうな部分である。こういう部分がこのように剥がれてくるのは、ローバー・トゥアラーを思い出させる。こういう部分の貼り付けの耐久性がないのはヨーロッパ車共通の弱点なのだろうか?
Dscf6086_2  話題の左側

Dscf6088_2  正常な右側


Dscf6089  話題の左側

Dscf6090  正常な右側


 ほかの部分にも何かまずそうな部分はないかと確認してみると、フロントガラスの上の方に気泡みたいなものができている。これが進行すると、どうなるのか?
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 今日は夕焼けがきれいだった。
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 (F200EXRの夕焼けモードで撮影;このモードは使える)

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秋の空

 昨日朝起きたら、秋らしい雲が空一面にあった。思わず写真に撮った。

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 ここまでニコンD90+シグマ24mmF1.8。次の3枚はフジF200EXR。

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2010/10/13

逆光 (写真と途中経過)

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 ピンチョンの小説「逆光」は1巻の半ば近くまで読み進んだ(普通の長さの小説なら読み終わっている)。読みやすいことは確かであるし、スチーム・パンクもしくは歴史改変物として読める。カメラに近づいて変な顔をするリス、とか、通信販売で買ったアクメ社のギター、とか、「シンプソンズ」に声の出演(それも2回)をしたカートゥーン好きの面目躍如という表現を見つけて、楽しくなっている。

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2010/10/10

タイから来た仏像

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 菩提寺・大中寺にタイのワット・サケットから仏像が昨年贈られて、本日開眼法要があり、妻と参加した。大中寺の山門にタイの国旗と日本の国旗が掲げられている。ここをくぐると、タイ料理店シーサッチャナーライのおじさんが道案内で立っている。10年以上前から月1回くらい通っている店なので、向こうも私の顔を覚えてくれていて、挨拶をしてくれる。さらに本堂の出入り口には料理を作っているおばさんとおねえさんがいて、私たちの顔見て、ちょっとびっくりしたように声をかけてくれる。

 本堂に入り座る場所を探すと半分がすでにタイの人たちで埋まっている。沼津近辺にいるタイ人総集合という感じがする。

 法要は日本式(大中寺は臨済宗妙心寺派なのでそのスタイルである)で行われた後、タイ式(ワット・サケットからきたお坊さん4人)で行われた。タイ式に変わるときに、本尊、タイから来た新しい仏像と結ばれた糸が参列者全員に回された。タイのお経は、少々メロディがあり、リズムも心地よい。
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 ワット・サケットをかたどった金の仏塔も贈られてきており、本堂と山門の間に置かれていた。その形を見て、ワット・サケットって黄金山寺院のことだったんだと合点がいった。ホスト・ファミリーにバンコク市内をホンダ・アコードで案内されたときに、王宮近くで小高い丘の寺院の横の道を通るときに、これが黄金山寺院と説明された、急坂で登っていく道のついた丘全体がお寺、という形そのものであったのである。
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 法要後、書院の方で、タイ舞踊を見ながらの昼食会。シーサッチャナーライの人たちがいたのはこのためか、と思うタイ料理が用意されている。タイ舞踊の方は、音楽のかけ間違え等あり、何度かやり直すという、タイらしい大らかさ。日本人向けに栗ご飯など用意されていたが、あのおばさんの作ったタイ料理があるのを食べないで帰るのはもったいない。ということで、キーマカレーのようなひき肉料理と中華料理的な肉野菜炒めをタイ米のご飯の上にのせて食す。シーサッチャナーライのメニューよりさらにスパイシーで、本当のタイの味だ(私はタイに行ったときにホームステイしたので、向こうの人が普通に食べている料理を食べている)。美味しいのだが、多くの量を一度に口には運べない。11年前に恐る恐る食べたことを思い出した。
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2010/10/04

逆光

 ピンチョン全小説第2弾「逆光」上下が発行された。 アマゾンに注文して手に入れた。少しだけ読んだ。ジュブナイルSFのような初期手塚漫画のような、あるは、フランスのマンガ「タンタンの冒険」のような、また、飛行船ということでは「天空の城ラピュタ」のような雰囲気の始まりである。「メイスン&ディクスン」より更に読みやすそうである。でも、上巻だけで862ページ、下巻も832ページという長さである。読みやすくても、それなりの時間はかかる超大作である。

 パラパラと下巻の訳注だけ見ていたら、323ページに「ワーナーブラザーズ製作のアニメ『ルーニーテューンズ』に登場するキャラクター、エルマー・ファッドのもじり。(中略)日本語吹き替えではサ行の部分をハ行で発音する癖がある(英語ではrの音がwの音になる発音)ことになっているので、以下、訳文はそれに従った。」というのを見つけてうれしくなった。ピンチョン作品にはほとんど必ずワーナー漫画のキャラクターの引用があるのだが、ここまできちんとした訳注が入ったのは初めてである。訳者の木原善彦には注目である。

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