ウォーキングより歩く
アマゾンからのお知らせメールで、「ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション コレクターズ・エディション」を思わず買ってしまった。アマゾンからのこんなのどうでしょうなどというお知らせはお節介だ、などと通常は思っていて、今まで一度も反応なんかしたことなかったのに。ラーキンだからこその反応である。その昔の大学時代、アニメーションの自主制作に手を染めていた頃、自分一人で作った完全に個人製作のアニメは、明らかにラーキンの影響下にあったと、その頃はあまり意識していなかったが、今では強くそう思うのである。
ラーキンの作品はカナダ大使館のフィルムライブラリー、そして、そこから委託された静岡県立中央図書館から借りて見たものだったが、その当時のリスト掲載のタイトルと違っている2作の邦題(「シランクス」は「シリンクス」、「ウォーキング」は「歩く」だった)には、ちょっと違和感がある。
大学時代、ラーキンの「ストリート・ミュージック」に触発されて「トランスフォーメーション」というメタモルフォーゼでイメージを繋いでいくアニメを作ったのだったが、このラーキン作品集のDVDを発売している会社名がトランスフォーマーだという妙な暗合に、このDVDは買わねばならない定めであった、と思ってしまった。
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