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2010/05/28

吉田がいい

 世界卓球である。男子が昨日決勝トーナメント1回戦で北京オリンピックで負けた相手のオーストリアに勝ち、今日、香港に勝ってベスト4、銅メダルを確定させた。どこぞの競技の日本代表チームとは違って、ベスト4は最低限の目標である。それでも、ベスト4に残る戦いは、テレビ観戦していても厳しいものだった。特にオーストリアとは3-0の勝利ではあったが、吉田も水谷もフルセットの戦いで負けても不思議ではない展開だった。テレビ東京の生中継で見ていて、本当に手に汗握った。時間的に遅くなるのでビデオ録画に任せて、水谷が2セット陳衛星に取られてしまったところで寝てしまった。時々アップで写る陳の肩で息する様子にフルセットまで持ち込めば勝てる、と思いつつも、負けそうだなあと思って布団に入ったのであった。朝起きたら、3-2で勝っていた。ビデオで確認したら、自分の予想通り、5セット目の陳は疲れて反撃のボールが打てなくなっていた。

 スペイン戦でも1敗して、ドイツ戦でズースに勝っていたら・・・と言われかねない吉田海偉は、元世界チャンピオン、シュラガーに苦しみながらも最終セットの最後に驚異的な動きを見せ勝ち、香港戦の張との試合ではフォアハンドだけでなくバックハンドでも強打を見せて、素晴らしい打撃戦を制して勝った。また、もう一人の戦士・岸川もきちんと仕事をしている。これは明日の準決勝の中国戦が楽しみだ。テレ東は生中継するのかな?

 ところで、専門誌「卓球王国」のHPで、今回の世界卓球の実況ブログを伊藤条太というライターが書いているのだが、ここに、試合会場の外の様子の写真がアップされている。その一枚に、シトロエンC4、しかも、赤いセダンが写っている! モスクワの卓球関係者にもC4に乗っている人がいるのだろうか? そうであるなら、なんかうれしい。

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2010/05/26

F200EXR

F200bye510

 エイデン柿田川店でフジ・ファインピックスF200EXRが展示品限りの安売りしていたので買ってしまった。コンデジは、フジ2500Z、同じくフジE510、リコーR5j、ニコンS52(これは娘用)、と所有してきて、これで5台目である。2500Z、R5jは今回のF200と同様に2万円を切る安売りで手に入れたが、安く買った心理的影響なのかたまたままの偶然なのか、どちらも、買って1年もたたずに落下させて壊してしまった。まともな値段で買った2台だけが生き残っている。果たして3度目の正直で、安買いF200はE510くらいに長く使い続けられるだろうか。カメラの内容からは十分に今後数年使い続けられるものだが。

 以下試し撮り。

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2010/05/25

グリッドは無慈悲な宇宙の女王

 妻が橋本省二・著「質量はどのように生まれるのか」というブルーバックスを図書館から借りてきて読んでいるのだが、自分は、同じテーマを、ノーベル賞学者フランク・ウィルチェクが、ファインマンを意識したような独特の表現で解説している「物質のすべては光」(吉田三知世・訳 早川書房)を読んでいる。夫婦で同じテーマの本を同時期に読むというのはなんという偶然なのだ。(どちらも最新の量子色力学の成果の解説本である。)

 私たちの宇宙は超伝導状態なのだ、ということが現在の物理学における質量の起源のポイントなのだが、この素粒子論に超伝導の考えを最初に持ち込んだのは、南部陽一郎なのだが、なぜか、ウィルチェックの本には、南部の名前は出てこない。量子色力学への第1歩を踏み出したのは、湯川秀樹なのであるが、湯川の名前も出てこない。もっとも、オリジナルの論文を書いた科学者の名前は極力出さずに書かれている本なので、日本人を意識的に取り上げなかった、ということではないようだ。(この分野での日本人物理学者の活躍は橋本省二の本を読めばよくわかる。)

 ウィルチェックのこの本に特徴的なのは、4力(重力、電磁力、強い力、弱い力)を統一する理論の実体的イメージとして、「グリッド」という提案をしていることである。「マトリックス」という言葉も使うことを検討したようなのだが、映画「マトリックス」のイメージを一般人が持つのを避けたらしい。「グリッド」は「格子」と訳せるが、格子ゲージ理論という計算機をフルに使う理論からの連想もあるようだ。(ただし、格子ゲージ理論の「格子」は「ラティス」である。)

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2010/05/24

世界卓球モスクワ大会(国別団体戦)

 世界卓球が始まった。サッカーのワールドカップで日本チームがベスト4に入る可能性よりも、卓球男女の日本チームが優勝する可能性のほうが高いと思うので、ワールドカップよりも期待している。昨日、男子の初戦のハンガリー戦をESPNで見たが、松平健太に横浜大会のような切れがないのが気になった。でも、初戦の硬さはあったものの、水谷準がエースとして安心して見ていられる戦いぶりだった。予選リーグでは、やはりドイツとの1戦が決勝に進出する鍵になり、レベルの高い見ていても面白い試合になりそうで、生中継で見たい試合である。

 先ほど家に帰ってきてテレビ東京で女子の対ロシア戦を見た。石川が勝つところだった。そのあと福原が平野に勝った相手を落ち着いて料理して、ロシアに勝った。女子のほうも順調である。チャンネルを変えて、JSPORTS2で、男子のクロアチア戦をやっていた。岸川がトシッチに勝って、3-0で勝った。明日は、ヨーロッパ・チャンピオンのメイスのいるデンマーク戦だ。この試合も楽しみだ。

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2010/05/20

数学は最善世界の夢を見るか? イーヴァル・エクランド 南條郁子・訳 みすず書房

 原題(の直訳)は「可能な世界の中での最善のもの」。モーペルテュイの最小作用の原理からシンプレティック幾何学まで。前者は光の経路(スネルの法則)と運動方程式により求められる物体の運動経路が同一の原理から導き出されることを示したもの。後者は、古典理学においても量子力学のハイゼンベルクの不確定性原理と同様の不正確性原理が成り立つことを示した数学。古典力学から量子力学、そして、最近のカオスやフラクタルといった話題に関わる解析力学を中心にして、それを生み出した哲学と数学の側面から、「最善」を目指して哲学と科学は統一的な見方に達することはできるのか、について考察した本。あとがきで、著者は、このテーマについてさらに考察を深めたい参考書として、スタニスワフ・レムの本を挙げていて、本文中でも「ソラリス」を例示している。デカルトやポアンカレに関する記述も多く、フランス人の著作だなあと思わせる。邦題が、P.K.ディックの有名な小説のもじりになっているのはレムからの連想か? 

 大学時代、専門科目の最初として解析力学の授業(教科書はランダウ、リフシッツの「力学」だった)を受けたとき、最小作用の原理にあっと思わされたのだが、その後は、理論の裏にある思想などとは関係なく、力学が形式的に整った体系として展開されて、なんでラグランジュアンがこの式になるんだ、などと思ったりもしつつ、その形式的な美しさに、物理学をやっているんだなあ、と感じたのだった。この形式の行き着いた先の一つが一般相対性原理だ。しかし、それらの美しい方程式の中に、カオスなどというやっかいなものが隠れているとは、当時の先生たちも学生も誰も話題にしていなかった。卒業してだいぶたってから、ゼミの先生から、カオスにかかわる論文が送られてきたことがあって、研究の流行を感じたものだった。

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2010/05/17

C3い~よ~

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 シトロエン沼津で新しいC3を試乗させてもらった。最大の特徴のゼニスウインドウは、視界の中に上部を遮る物が目に入らない。これは、いい。先週DS3を試乗したときとほぼ同じ道を走ってみたが、乗り心地はC4とほとんどかわらない。C4がゆすられ過ぎて気になってしまう路面も同じようにゆれる。ということは、同じところでゆれなかったDS3よりもシトロエンらしいというべきなのだろう。

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 内装は、車格なりのものだけれど、安っぽくない。乗っていて、オートマ(AL4)の変速の仕方が下のギアであまり引っ張らずにどんどんシフトアップするという国産車に近いものになっていることに驚く。DS3で変速ショックが小さくなっているのに気がついていたのだが、4速に50km/h後半で入るのにはこのC3に乗って気がついた。AL4も5年かけて不満のないものに進化したのだ。

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 新しいC3とC5ツアラーの2台体制にできるといいなあ、という気持ちになってしまった(実現は難しい)。

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2010/05/15

ウォーキングより歩く

 アマゾンからのお知らせメールで、「ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション コレクターズ・エディション」を思わず買ってしまった。アマゾンからのこんなのどうでしょうなどというお知らせはお節介だ、などと通常は思っていて、今まで一度も反応なんかしたことなかったのに。ラーキンだからこその反応である。その昔の大学時代、アニメーションの自主制作に手を染めていた頃、自分一人で作った完全に個人製作のアニメは、明らかにラーキンの影響下にあったと、その頃はあまり意識していなかったが、今では強くそう思うのである。

 ラーキンの作品はカナダ大使館のフィルムライブラリー、そして、そこから委託された静岡県立中央図書館から借りて見たものだったが、その当時のリスト掲載のタイトルと違っている2作の邦題(「シランクス」は「シリンクス」、「ウォーキング」は「歩く」だった)には、ちょっと違和感がある。

 大学時代、ラーキンの「ストリート・ミュージック」に触発されて「トランスフォーメーション」というメタモルフォーゼでイメージを繋いでいくアニメを作ったのだったが、このラーキン作品集のDVDを発売している会社名がトランスフォーマーだという妙な暗合に、このDVDは買わねばならない定めであった、と思ってしまった。

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2010/05/09

3DよりDS3

Yrds3
 家族を三島に送っていった帰り、シトロエン沼津の前を通過しようとしたら、黄色いDS3らしき車があるのに気付き、急遽、自宅へ向かう進路を変えて、シトロエン沼津へ。実は三島から帰る途上、サントムーンでティム・バートンの「アリス」を見るつもりでいたのが、風邪が治りきらない状態なんで家へ帰って横になっていた方がいいなと思い、自宅へ直帰しようとしていたのであった。3D映画だと疲れて寝てしまうことになりそうだとも思ったからである。ちょっとだけDS3の実車を見てみるつもりであった。そうしたら、なんと、試乗もできるというのである。それを聞いたら少し元気が出てきて、試乗させてもらったのであった。試乗車は黒(屋根がブルー)。

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 乗り始めていきなり、ステアリングがかなり軽いのにびっくりする。ブレーキの効きもよく、アクセルも軽く踏めばどんどん加速していく。C4よりは全体に軽く操作できる設定である。これは女性ドライバーを意識した設定なのだろうか。ライバルのミニは女性ドライバーが多い気がするので、そういうマーケティングの結果なのだろうか。試乗車は4速オートマ、つまりは我がC4と同じAL4なので、少し意識して、1速から2速(もしくはその逆)で変速ショックが大きくなる状態にしてみたが、C4よりショックは小さくなっている! AL4も進化し続けているのである。

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 軽くてクイックなステアリング、レスポンスの良いエンジン、ということで、箱根を走ったら楽しい車だと思う。乗り心地もシトロエンらしい乗り心地であった。普段C4で走っていてC4が一番苦手としている路面の道を走ってみた。このがたがたな路面で左右に揺らされてしまうのがC4唯一の乗り心地での不満、という道である。これが、なんと、DS3の方が変に揺れずに乗り心地がよいのである。この道のこの部分は、C5やC6を試乗したときにも走っている。C4よりC5に近い満足できる乗り心地なのである。後席に人を乗せることがほとんどないのなら、すぐに乗り換えたいくらいである。

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Mtr


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2010/05/05

エアコンでしょうなあ

 ノジマからエアコン早期取付ご招待セールのダイレクトメールが届いたことで、リビングのエアコンの買い換えの決断をした。今まで日立のエアコンを使用していたこともあって、日立のステンレスクリーン白くまくんのMシリーズRAS-M40Z2を取り付け工事費用等込みで13万円弱で購入した。部屋の広さからは、能力が一回り小さい36(今までのものはこれ)というタイプでも良かったのだが、実売価格がほとんど変わらず、40タイプの方がお買得商品として売られているのでこうなった。

 また、Mシリーズより1ランク上のEシリーズの2009年型が同じ価格で値札表示されていたので、先にそちらを買おうとしたのだが、在庫がもうないという。ダイレクトメールにあった売り出し日の初日に行ったのに! 夜7時くらいに行ったので、昼間の間に売り切れたということか。それなら、値札を出し続けるのは、どういうことなのだろう。量販チェーン店なので、他店で売れてしまった情報は、お客に尋ねられて調べて初めて分かるということか。

Situgaikimae
Situgaikiyoko
この外部のコードには気を付けることにしよう(露出部分も長くなったし)。

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