バッタ君、うちに来る
アマゾンに予約注文してあったフライシャー兄弟の「バッタ君町に行く」のDVDが届いた。最初の部分だけちょっと見た。空が青いのがうれしかった。「バッタ君町に行く」は大学時代に8mmフィルムを直輸入し、それが、私のアニメ・フィルム・コレクションの第1号となったのだが、ソニーからビデオソフトが出たとき(その時は「バッタ君町へ行く」というタイトルであった)には、ベータ版を購入した。8mmフィルムは字幕などないので、最初のころはセリフも良く聞き取れなかったのだが、何度もくり返して見るうちに、かなり分かるようになった。英語の聞き取りについては、「バッタ君町に行く」が私の先生であった(このおかげで、40過ぎて日本語が通じないところでホームステイするときに、英語のコミュニケーションで困ることがなかった)。
聞くところによると、宝島社からも「バッタ君町に行く」が出ているようである。宝島社版も買って画質を比べてみようかな。
とにかく、「バッタ君町に行く」はアメリカの長編アニメの1,2位をあらそう傑作であるので、たくさんの人に見て欲しいのである。この春休みに、静岡で上映されていたのだが、仕事が忙しくて見に行けなかったのが残念だった。
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コメント
こんばんは。
>とにかく、「バッタ君町に行く」はアメリカの長編アニメの1,2位をあらそう傑作であるので、
私もそう思うのですが、アメリカ本国よりちゃんと評価されている日本でさえもTOP10にも入ってこないような微妙なポジションなんですよね。若干の欠点を持っているのは事実ですが。
「長編アニメ史上最高傑作!」などと力説しようものなら苦笑混じりに否定されそうです。
今回の再公開で初めて作品に触れた人の反応も今一つ(高く評価はされているのですが)……。
「それなりの佳作」といった地位に甘んじているのが、なんとも歯痒いところです。
投稿: esme | 2010/04/23 22:23
最近の若い人たちには「バグスライフ」とそう変わらないと思われてしまうのかな。何回か繰り返して見るとその良さが分かってくる部分もあるので、じわじわと評価が高まるのを待つしかないかな、とも思います。
ところで、宝島社版は「スーパーマン」13作と抱き合わせのものだったので、買ってしまいました。こちらも、最初の部分を見ましたが、ジブリ版にあった配給会社のNTAのロゴが出ずに、始まっていました。空の青さは変わらないのですが、宝島社版の方が、画質がやや荒い感じを受けました。
投稿: WILE.E | 2010/04/24 07:46
とりあえず宝島社版を買いました。といってもこのシリーズ何本かほとんど買っただけで見ていない。
「バッタ君町に行く」はBSかETVでやっていたのを見た記憶があるのですが、「バグズライフ」の印象の方が強かったかな。時代も使える技術も違うので比較はできないけど、1940年という時代を考えると、すごいアニメーションですよね。
投稿: くーべ | 2010/04/30 09:04