オーシャンズいいぜ
海が好きなんだけど、スキューバ・ダイビングなんかしないので、海の中の世界を見せてくれる映画やテレビ番組は思わず見てしまう方である。そういうわけでジャック・ペラン監督の「オーシャンズ」を見に行った。最初に登場する海イグアナやザトウクジラの映像は似たような映像をテレビで見た記憶があるが、海中を泳いでいく魚などが空中を飛んでいっているかのような、海水の存在を感じさせない映像が心地良い。
ホジロザメやシャチがアシカなどを補食するシーンが見れるのは珍しいが、さらに、珍しい驚くべきシーンが、日本で撮影したと思われる鮫漁のシーンである。捕獲された鮫はヒレだけが切り取られて、生きたまま海に捨てられていく。泳ぐことができずにまっすぐに海底に沈んでいく鮫の姿が、この映画で一番印象に残ったシーンだ。これが高級中華料理のフカヒレに隠された真実なのか。それともたまたま、この1匹だけがこのような運命を辿ったのか? 鮫と一緒にイルカも捕獲されている。この間近所のスーパーに行ったときに鮮魚コーナーで岩手産のイルカを売っているのを見つけて、久しぶりにイルカの味噌煮などを食べたみたいと思い、でもなんで岩手産なんだ、イルカを獲ることを目的とした漁をしているところは、日本では伊豆と和歌山あたりでしかないはずだが、と不思議に思ったわけだが、フカヒレ漁の副産物だったのか。
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