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2010/02/27

ヘーベル10年点検

 本日ヘーベルハウスの10年点検を受けた。丁度雨が上がって、予定通り実施できたのが面倒が起きなくて良かった。ホームサービス課の担当者が基本的に目視で、基礎のコンクリおよび外壁とベランダの防水シートを点検していく。ヘーベル板の継ぎ目のシーリング部分はヘラや千枚通しで突っついて調べている。基礎のコンクリート及び外壁、防水シートは問題ないが、外壁の塗り替え時期(15年)の案内を受ける。概算で160万円という数字の出ているパンフレットを見せられて、う~ん、高いなと思う。排水桝の点検後に、台所の排水管の洗浄を勧められる。こちらは、3万円弱で専門業者がやってくれると言う。これは、やってもらっても良いかなと思う。あとは、こちらから不具合なところを言って見てもらい、修繕の見積もりの送付や工事店への手配をお願いした。最後に、玄関ドアの調整をして、約1時間で点検は終了となった。さあ、これから、5年くらいで160万をためることを考えなければ。

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2010/02/21

オーシャンズいいぜ

 海が好きなんだけど、スキューバ・ダイビングなんかしないので、海の中の世界を見せてくれる映画やテレビ番組は思わず見てしまう方である。そういうわけでジャック・ペラン監督の「オーシャンズ」を見に行った。最初に登場する海イグアナやザトウクジラの映像は似たような映像をテレビで見た記憶があるが、海中を泳いでいく魚などが空中を飛んでいっているかのような、海水の存在を感じさせない映像が心地良い。

 ホジロザメやシャチがアシカなどを補食するシーンが見れるのは珍しいが、さらに、珍しい驚くべきシーンが、日本で撮影したと思われる鮫漁のシーンである。捕獲された鮫はヒレだけが切り取られて、生きたまま海に捨てられていく。泳ぐことができずにまっすぐに海底に沈んでいく鮫の姿が、この映画で一番印象に残ったシーンだ。これが高級中華料理のフカヒレに隠された真実なのか。それともたまたま、この1匹だけがこのような運命を辿ったのか? 鮫と一緒にイルカも捕獲されている。この間近所のスーパーに行ったときに鮮魚コーナーで岩手産のイルカを売っているのを見つけて、久しぶりにイルカの味噌煮などを食べたみたいと思い、でもなんで岩手産なんだ、イルカを獲ることを目的とした漁をしているところは、日本では伊豆と和歌山あたりでしかないはずだが、と不思議に思ったわけだが、フカヒレ漁の副産物だったのか。

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2010/02/18

「世界は分けてもわからない」福岡伸一 講談社現代新書

 イームズの「パワーズ・オブ・テン」(管理職に危険物と見なされた、もらいうけた16mmフィルムの中にこれがあって、結局、このフィルムが欲しくて他のたくさんのフィルムももらったようなものだ)を話題の導入に使っていたことが一番の理由で買いこんだ本である。タイトルだけを見て、世界を分けていったからこそ、分けてもわからないということがわかってきたわけで、そのあたりどう考えているのだろうと読み進んでいったら、エピローグに「世界は分けないことにはわからない。しかし、世界は分けてもわからないのである。」とあり、さらに、後書きとおぼしい最後の文章に「分けてもわからないと知りつつ、今日も私は世界を分けようとしている。それは世界を認識する契機がその往還にしかないからである。」と、至極科学者として当然のことを書いている。このホーリズム一辺倒ではない態度に共感するのだが、本のタイトルや帯の文章を見ると、とてもそう思えないところが、出版社の売らんかなという意図をそこはかとなく感じてしまうのである。

 消化の本当の意義は前の持ち主の情報を解体するためだという、シュレーディンガーが生物は負のエントロピーを食べているといったことを連想させる文章、また、スペクターという大学院生の真相不明のねつ造実験に関するスリリングな話には、はっとさせられた。

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2010/02/17

Dr.パルナサスの鏡

 久しぶりにギリアム作品を見た。ギリアムは「未来世紀ブラジル」で一躍気になる監督に1人となって、「バロン」「フィッシャー・キング」「12モンキーズ」と一時期その作品を追っかけて見ていたのだけれど、90年代後半からの作品は見逃していた。ギリアムらしい鏡の中の世界は、ティム・バートンの「チャーリーとチョコレート工場」あたりの方がより毒々しさを感じさせるわけで、ギリアムも丸くなったか、というか、ギリアムの影響を受けた後輩達が乗り越えて行っている、というべきだろう。急死したヒース・レジャーの代役を、ジョニー・デップ(「ギルバート・グレープ」や「シザーハンズ」が懐かしい)、ジュード・ロウ(「未来世紀ブラジル」と並んで好きなSF映画である「ガタカ」でその名を覚えた)、コリン・ファレル(「マイノリティ・レポート」に出ていたということだが記憶にない)の3人にやらせるというのは苦肉の作だったのだろうけれど、最初から意図していたようなできである。

 リリー・コールを起用して魅力的に撮っているのがやっぱり良い。他に気になったのは、どてらや着物をパルナサスやヴァレンティナが着ていて、ラストシーンで日本の女子高生ファッションの女の子達が写って、「雨」という名前のレストランが出てきたこと。

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2010/02/06

ローバー75の持ち主

 以前から研修会等で出張したときに、会場の駐車場に時々ローバー75が止まっていて気になってた。ローバー・トゥアラーに乗っていた頃からだから、かれこれ、7,8年たつ。同じ研修会か何かに参加している人の物だろうと思っていたが、昨日、某会合後にやったお疲れさん会で、持ち主が判明し、なんだかすっきりした。昨年の12月初めにエンジントラブルで動かなくなり、2ヶ月かかってローバー製エンジンの部品が見つかり、修理できることになったそうだ。案外、近くにいる人の物だったのね。もっとも、この人と知り合いになったのは、3年前だけれど(住んでいるところは近くではない)。

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2010/02/03

フィルムは燃えている

 16mmフィルムは燃えやすいから沢山あると問題だ、と今日、管理職に言われて、驚いた。数年前に、解散することになった高校視聴覚フィルムライブラリーの16mmフィルムを廃棄処分にするので欲しい人に無償で分けるということになって、私を中心に数名が希望してもらったものが視聴覚準備室に置かれていたのを、準備室を別な用途で使えるように片付けたいということで、上記の発言が飛び出したのである。その昔のフィルムコレクター杉本五郎氏の裁判の相手のような半端な知識に基づく発言だ(杉本氏の自宅が火事になったとき、隣家から、燃えやすいフィルムがたくさんあってそこから出火したと損害賠償の訴訟を起こされた)。もちろん、フィルムは私が全部引き取るので片付けますと言って、ジャンクされることがないようにしたのであった。(大昔、映画のフィルムは燃えやすいセルロイド製だった。その危険性のため、現在使用されているような難燃性のフィルムが発明された。16mmフィルムはその後登場したので最初から難燃性である。)

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