アバターと私が夢の国
話題の3D映画「アバター」を昨日、シネマサンシャイン沼津で見た。流石に話題の映画だけあって、それなりに人が入っていた。何せ何年かぶりに自分の席の両側に座っている他人がいたのだから。
大学時代に銀座のイエナ書店(就職してから、ここで予想外の本に出会って買いたくなったときに困らないようにと、クレジットカードを作ったのであった)で買った'Masterpieces of Science Fiction Art, TOMORROW and BEYOND'(Edited by Ian Summers, Work Publishing Company,inc;1978)などで心踊らせたSF画のイメージが、見事に動く立体映像として再現されているのに感心した。そして、それがキャメロンのやりたい一番のことだったのだろうから、ストーリー展開などにケチを付けては筋違いなのだろうけれど、アボリジニーなどと同様の必要以上の殺生をしない文化を持つ存在を設定しながら、西洋文明の論理を真に省みる作品にはならなかったのは、気になってしまうわけだ。
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