忘れた頃にやってくるシトロエンC4の自己主張ネタでございます。
昨日とはうって変わって穏やかな日になったので、本物の虎を見に富士サファリパークに行った(このところ毎年、新年の早い時期にサファリパークに行っている気がする)。雪や凍結があってノーマルタイヤでは恐い思いをした年もあったが、今年はそんなことはなく、ごく普通に到着したと思ったら、サファリゾーンの入り口に近い駐車場に一度車を入れようとしたところで突然、我がC4がエンスト。エンジンをかけ直して直ぐにかかったので、特に気にもせず、トイレ休憩の後にサファリゾーンに進む。しばらく進んで猛獣ゾーンに入ったところで、再びエンスト。今度はエンジンが簡単にかからない。やっとかかってもギアをDにシフトするとストールしてしまう。2年前くらいの冬の朝、エンジン始動時に手間取った時のことを思い出して、少し間をおいて、キーを回すと、今度はDにシフトしても大丈夫。エンジン音もさっきまでと違って普通の安定した音だ。
しばらくそのまま猛獣ゾーンを進んで行くが、エンジンがいつ止まるか不安なまま。お目当ての虎などゆっくり見ていられない。エンジンの回転数が落ちるとストールしそうな気がするので、できたらゆっくり走っている前の車を抜いて、スピードを落としたくないのだが、サファリバスや大型の観光バスもいて抜くのも困難である。しばらく進んでバスを抜くことができ、一安心するのだが、2車線ともほとんど渋滞運転状態に追いついてしまう。しかも、若干上り坂だ。最初の2度のエンストもやや上り道で起きていた。
心配は現実に。エンジン音が不安定になりエンスト。ここでエンジンがかからなければ、サファリ・ジープに牽引を頼むことになってしまうのか、と思ったが、先程と同じように、少し間を取ってエンジンをかけると再スタートできた。出口はもうすぐなので、遅い車を何台かパスして、とにかくサファリゾーンを抜けた。駐車場に車を止めると、警告音がして、マルチ・ファンクション・ディスプレイに「Depollution system faulty」という表示が出た。排気ガス浄化装置に異常ありということだ。気温が低いためにエンジンが不安定になってしまうのかと思っていたが、排気系に異常があるせいか、そうなると、きちんと家まで戻れるだろうかとさらに不安になる。
でも、せっかくサファリに来たのだからと、昼食を食べ、娘や妻が見たい動物を見て回る。白カンガルーを見ていると、車の不安も癒されて、何とかなるだろうという気持ちになる。おみやげ売り場に行き、イボイノシシのお菓子が売られているのに気がつき、イボイノシシ(ハクナ、マタタ!)がいるんなら、ちゃんと見ておこう!
駐車場に戻り、ゆっくりイグニッション・キーを回すとエンジンはかかる。でも、警告音がして「Depollution system faulty」の表示は出る。しかし、走れそうなので、とりあえず家に戻ることを目指す。家までは基本的に下りのためエンジンへの負担は少なかろう。無事家にたどり着く。かつてローバー・トゥアラーに乗っていたときに箱根ユネッサンからの帰りに雪に降られてチェーンを着けて帰ったとき以来の緊張感のあるドライブであった。
家に戻り、整備手帳や取説を見返し、気分転換に近所を散歩してきたりして、試しにエンジンをかけてみたら、警告音も「Depollution system faulty」の表示もでない。どういうことだろうと思うのだが、とにかく、ディーラーの仕事始めにはC4を持っていって見てもらわねば。
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