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2009/11/03

プールに入りタイ

 先日の日曜日、11月なのに夏日になった暑い日に、お昼をタイ料理屋シーサッチャナーライで食べ、その後、シネプラザ・サントムーンで「プール」を見た。実にタイな半日だった。

 シーサッチャナーライへは妻と行ったのだが、メニューを見ながら、これはどんな料理?食べたことある、という会話をしながら、タイに行ったときにも食べた記憶がない、未だ頼んだことのない料理を見つけた。シーサッチャナーライのメニューは、全ての料理が写真で示されていて、タイ語と日本語で料理名があり、人気メニューには更に簡単な日本語で説明が付いているのだが、この料理にはタイ語しか書かれておらず、写真では何かスープのように見える。でも、何が入っているのか分からない。それで、お店のおねーさん(タイ人)に訊ねた。そしたら、卵焼きが入っている辛くはないスープだという。写真では油揚げか薩摩揚げのように見えたきつね色の平べったい物体は、卵焼きだったのである。それで、勇気を出して注文してみた。
 これが、やっぱり、美味しい。シーサッチャナーライの料理は基本的のどれも美味しいのだが、スープにつかって汁を含んだ卵焼きが、不思議な食感である。卵焼き料理は、タイに行ったときに、オムレツ風の物が何度か出てきて食べたが、それとは違う。タイのガイドブックなどでもこのような料理が出ているのは見たことがない。おばさんのオリジナル料理かも。

 シーサッチャナーライの美味しい料理でお腹がいっぱいになり、口の中にもタイ料理の残り香がある状態で、全編タイのチェンマイで撮影された「プール」を見る。ゆったりと流れる時間、きらめく光、乾期(冬)と思われる季節の気持ちよさそうな風、ビーという名の少年、それらすべてが自分が肌で感じたちょうど10年前のタイの記憶を蘇らせる。チェンマイには行ってないが、東北地方のウボンラチャタニに行った時のこと、バンコク郊外のホームステイ先のこと、ああ、もう一度、あの時間の中にいたい・・・


 はるな愛がタイのニューハーフコンテストで優勝したというニュースが入ってきたが、その会場はパタヤのティファニーという有名なニューハーフショー劇場であった。10年前、ホスト・ファーザーに行きたければ連れてってあげるよ、と誘われたのが、この劇場だった。その頃は、タイのニューハーフのレベルの高さを知らず、体調も不安だった(風邪気味で出かけた)ので、断ってしまったのだが、つくづく、連れていってもらうべきだったと、後悔している。

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