カスミンとワンダーボーイズ
世界卓球横浜大会が開催中である。何故かインターハイの予選とモロかぶり(専門誌「卓球王国」にも書いてあったが、卓球協会の役員は、毎年この時期に全国的にインターハイの地区予選が行われていることを知っているはずなのに、開催時期の調整をしなかったのはなぜだろう?)なので、横浜アリーナに行けないのが残念だ。
今日のここまでの日本人選手では、男子の若い選手が世界選手権という舞台に臆せず、実力を出して結果も出しているのがうれしい。これはある程度期待していたことだが、期待通りにならないことも多々ある。そうでないのが素晴らしいのである。先程、テレビ東京で松平賢二と上田仁のダブルスを見たが、呉尚垠・柳承敏の韓国ペアに2ゲームを連取したところなど、台上のボールの処理は完全に韓国ペアを上回っていた。韓国ペアがロングボールでの打ち合いに持っていくようになって逆転負けしてしまったが、これなら、中国を倒して世界チャンピオンも夢ではない気がする。シングルスの水谷、ダブルスの岸川・水谷ペアの戦い方は、余裕があって、これからの中国選手との対決が楽しみだ。
女子では、やっぱり、石川佳純である。特に、帖雅娜(香港)に、後がない3-9から逆転勝ちしたのは凄かった。普段指導している生徒の試合で7-3から逆転負けをして勝てなかったという苦い経験を多くしているので、生徒には、7-3になったら次の1ポイントを集中して取れ、それで8-3になったら対戦相手は意識するかしないかわからぬがあきらめの気持ちが出るので、勝てる、逆に、3-7になったときには4-7にしろ、相手の心にリードした隙が生じるから逆転できる諦めるな、と言っている。3-9から逆転で勝った選手がいたという記憶はない。そういうある意味ありえないことを現実としてしまったのである。この瞬間に、日本の女子のエースは、福原でも平野でもない、石川だ、と思ってしまったくらいだ。
今夜の最大のお楽しみは、北京オリンピック・チャンピオン馬琳と松平健太の一戦である。横浜アリーナで生で見たいゾ!!!
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コメント
毎晩、見ています。(笑)
テレビの前に釘付けにされる!のは久し振りです。
カスミンは可愛くて、しかも強い!です。
マツケン兄弟も凄い!!
今日のお昼の放映(試合は昨夜?)で水谷が元世界チャンピオンのヨルゲン・パーション(昔はパーソンって表記?)にストレート勝ちしたのも見ましたが、日本の若手は凄いです。世界レベルの相手とこんな年齢で戦えるのは、強化策も成功してるですね!(驚!!)
投稿: S田@遠すー | 2009/05/02 19:15
今、マツケンが馬琳をギリギリまで追いつめた試合を見ました。凄いです。日本人相手に中国選手があれだけ必死の表情で闘ったのは、男子では30年くらいなかったことのように思います。来年の世界選手権は団体戦なんだけれど、日本の男子は世界1位になれるんじゃないかと思えてきました。
投稿: WILE.E | 2009/05/02 22:14