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2008/12/30

D90

 ついにニコンのデジタル一眼レフD90(18-105VRキット)を購入してしまった。早速使ってみた。18-105VRのオートフォーカスの合焦速度は十分に速い(ライブビューを使用しない場合)。さすがにコンパクトデジカメとは違う。FM10で使っていたマニュアルレンズ群も使ってみた。すべて明るいレンズなのでフォーカスエイドが使える。ファインダーがピントの山をつかみやすいものなので余り必要ないような感じもするが、ありがたい機能である。1/30以下のシャッタースピードでもぶれない。手ぶれ補正システムのVRの効果だろう。

 18-105VRによる撮影
Asahinz0142

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 プラナー50mmF1.4による撮影
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 ウルトロン40mmF2.0による撮影
  オート
Cfua_0319

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  マニュアル
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  クローズアップレンズ使用(オート) 以前FM10で撮ったものと同様になるように撮ってみたもの。
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 ニコン85mmF1.4による撮影
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 ニコン135mmF2.8による撮影
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2008/12/27

やっちまった!2発。

 久しぶりのシトロエンC4ネタ。

 先日あるコインパーキングに入れようとして、右後ろをきちんと確認せずにバックして、金属支柱に接触させてしまった。ヤバイと思って後ろに回り確認したら、バンパーが少し浮き上がっていてプロテクション・フィルムの端が裂けていた。バンパーの浮き上がりははめ直したら簡単に治り、安心。プロテクション・フィルムが裂けている以外は傷はないので、貼って良かったと思う。
Bpk_0010
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 ラゲッジのパーテーションは便利なのだが、簡単な作りなので、ちょっと間違うと壊してしまうのではないかと常々思っていたのだが、それが今日現実になってしまった。折りたたんであったのを伸ばそうとして少々力を入れてしまったら、ヒンジの部分が割れてしまった。とりあえず、そのままでも何となく使える状態であるので、そのままにしておこうかというところである。
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2008/12/25

チャーリーを捜して

 チャーリー・ボワーズ作品集のDVD"CHARLEY BOWERS The Rediscovery of an American Comic Genius"(2003年)をついに手に入れた! 以前、チャーリー・ボワーズについて書いたときに、アメリカで発売されていることを知り、いつか手に入れたいと思っていた。amazon.comで10ドルちょっとで値引き販売されていた。早く手元に欲しかったので、2番目に早く着くという航空便で送ってもらうことにしたら、料金が13ドルちょっとということになり、送料の方が高いということになってしまった。でも、日本円で2300円である。十分にお買い得である。更に驚いたのは、注文して7日目に配達されたことである。こんなに早く品物が着いたのは初めてだ。
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 DVDの中身は次の通り。
DISC1
Egged On      1926年作 24分
He Done His Best  1926年作 24分
A Wild Roomer 1926年作 24分
Fatal Footsteps 1926年作 22分
Now You Tell One 1926年作 22分
Many A Slip 1927年作 12分
Nothing Doing 1927年作 21分
DISC2
Grill Room Express 1917年作 6分
A.W.O.L. 1918年作 5分
Say Ah-hi 1928年作 14分
It's A Bird 1930年作 14分 「イッツ・ア・バード」
Believe It Or Don't 1935年作 8分
Pete Roleum And His Cousins 1938年作 16分
Wild Oysters 1940年作 10分 「ワイルド・オイスター」
A Sleepless Night 1940年作 11分
ボーナス・トラック
  Looking for Charley Bowers
   A documentary about Bowers'rediscovery by Raymond Borde
 (邦題は「世界アニメーション映画史」による)

 ボーナストラックがあるため、解説はぺらぺらの見開き一枚である。内容も以前インターネットで調べた以上のことは書いてない。タイトルが「チャーリー・ボワーズって誰?」ってなっていて、なんと以前私がこのブログで使ったタイトルとほとんど同じ。
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 30年前「ワイルド・オイスター」(マックス・フライシャー製作というタイトルが冒頭にあるため、「ポパイ」等で有名なフライシャーの珍しい人形アニメと勘違いされていた)や「イッツ・ア・バード」で驚いたオイスターや卵から自動車が生まれるアニメは、 He Done His BestやEgged Onですでに登場している。A Wild Roomerはかなり長い人形アニメのシーンがあるが、これが全体のストーリーと全く関係ないのがちょっと残念。Fatal Footstepsはほとんどアニメが使われていないが、最後に驚くべきものがチャールストンを踊る。Now You Tell Oneは一転してアニメが主役。建物に突入していく象の大群やネコヤナギから生えてくる猫といった驚きのシーンが続出。Many A SlipとNothing Doingはアニメ部分は極少で、どうも作品のかなりの部分が失われているようだ。実際アニメはなくても成り立つ話ではあるので、そのために切られてしまった可能性もある。以上が、実写アニメを混ぜたコメディ・シリーズを集めたDISC1の作品である。

  Grill Room ExpressとA.W.O.L.はマットとジェフのアニメ。前者はHe Done His Bestのコックもウエイターもいらない自動機械の原型が登場し、後者はカートゥーンとして良く動いていてアニメーションのレベルは高い。Say Ah-hiは「イッツ・ア・バード」の金食い鳥のような何でも食べる鳥が登場する。こうして見てくると「イッツ・ア・バード」はボワーズの集大成であることがよく分かる。Believe It Or Don'tはまたまた卵から自動車が生まれる。Pete Roleum And His Cousinsは唯一のカラー作品。石油が色々なところに使われているという内容であるが、あまりボワーズらしさはない。「ワイルド・オイスター」はフランス版のクレジットタイトルが付いており、フライシャー作品というタイトルはない。不思議だ。A Sleepless Nightは「ワイルド・オイスター」に出てくるネズミの夫婦が登場するが、オイル・サーディンの缶詰をベッドにしていて「トムとジェリー」みたいだ。ボーナス・トラックのLooking for Charley BowersはフランスはトゥールーズのシネマテークのRaymond Bordeがいかにしてボワーズを再発見していったかというドキュメント。フランス語に英語字幕。英語が書いてくれてあるので、案外内容がよく分かる。以上がDISC2。

 レイ・ハリーハウゼンの'A CENTURY OF STOP MOTION ANIMATION'には、ボワーズについての記述があり、Now You Tell OneとこのDVDには入っていないThere It Is(1928年作)を取り上げている。特に後者はストーリーを丁寧に説明し、スティール写真も6枚掲載している。このDVDの中ではNow You Tell Oneが一番面白かったのだが、ハリーハウゼンによれば、There It Isの方が傑作のようである。これは見たいぞ。

 ボワーズのほぼどの作品にも出てくるのが「卵」である。その昔、ポール・ドリエッセンの作品の特集上映を見て、卵にこだわる理由を聞いてみたいと思ったことがあるのだが、ボワーズのこだわりはドリエッセン以上である。

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2008/12/23

円高だからアニメの洋書を輸入しよう

 アマゾンで注文したアニメの洋書が続々到着した。
Rychuckbks
 写真下のオレンジ色の何の絵もない本は、'Chuck Jones CONVERSATIONS'という、チャック・ジョーンズのインタビューを集めた本である。一切図版はない。ミシシッピ大学出版局から2005年に出た本である。1968年のSF作家のレイ・ブラッドベリとの対談からジョー・アダムソンやマイク・バリアーといった研究者たちとのインタビュー、1999年の未発表のインタビューまで、なかなか面白そうである。しかし、字だけは辛い。

 写真左のちょっと怖い顔が描かれた本は、「ストリート・ミュージック」という作品で名前が記憶されるNFBのライアン・ラーキンについての本'BALLAD OF THIN MAN:Insarch of Ryan Larkin'(Chris Robinson著。2009年という著作権表示がされているので出たばかりの本である)である。晩年は悲惨な状態だったというのを何処かで誰かが書いていたのが頭の片隅に残っていて、アマゾンで検索したときにこの本を見つけて、取り寄せたものである。表紙と同様に怖いイラストがあるだけで、ラーキンの作品の図版などはなにもない。ただ、ラーキンの「歩く」と「ストリート・ミュージック」の2作品とラーキンについてのドキュメンタリーが収録されたDVDが付いているのが素晴らしい。

 写真で一番大きく写っているのはレイ・ハリーハウゼンとトニー・ダルトンによる人形アニメの本'A CENTURY OF STOP MOTION ANIMATION'(2008年刊)である。ハリー・ハウゼンの人形アニメの制作時の貴重な図版などが多数あって、ページをめくるだけで楽しい。スラプスティック・コメディと人形アニメを結合させた作品を作ったチャーリー・ボワーズについても書かれていて、中身を丹念に読んでいけば、新しい発見もありそうである。

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2008/12/21

C4燃費71

■満タン法
走行距離  436.3km
給油量    55.16L
燃費     7.9km/L

総走行距離 34376.4km
総給油量   3846.29L
総燃費    8.9km/L
 
■オンボードコンピュータ
走行距離  436km
燃費    8.0km/L
平均時速  18km/L

 今回も近回りのみ。ガソリン代はハイオク117円/Lで、C4に乗るようになってから最安値である。C4はストップランプが切れたのを取りかえたこと以外特に何も無し。

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2008/12/16

ミシェル・サルドゥー輸入盤CD購入その3

 ついに最後の1枚"La Java de Broadway"が届いた。そしたら、これはやっぱり、フランス製の1977年のLPのCD化(2004年発売)であった。

 このCDに収録されている曲は次の通り。

 1.COMME D'HABITUDE  マイウエイ(原曲)
 2.LA JAVA DE BROADWAY
 3.DIX ANS PLUS TOT
 4.UNE DROLE DE DANSE
 5.SEULEMENT L'AMOUR
 6.MON FILS
 7.DIXIT VIRGILE(AD LIBITUM)
 8.JE SUIS L'HOMME D'UN SEUL AMOUR
 9.C'EST MA VIE
10.QU'EST-CE QU'IL A DIT?
11.MANIE,MANIE

 このCDを選んだのは、1番目の「マイウエイ」の原曲が入っているからである。NHKのFM(「サウンド・オブ・ポップス」という番組だったと思う)で聞いて、これが「マイウエイ」の元なんだあ、と、コムダビテュードという歌詞が頭に残ったのであった。このCD出始めて聞く曲では、4.UNE DROLE DE DANSEが70年代ディスコサウンドに載せて歌っているのと、11.MANIE,MANIEがちょとユーモラスで面白かった。

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2008/12/09

「クォーク 第2版」南部陽一郎(講談社ブルーバックス)

 初版は出た時にすぐに読み、自分がいい加減にしか勉強していなかった大学4年次のゼミでやったことの良い復習になった本だったし、授業中に生徒達に話す物理の先端の話のネタ本になった。第2版が出ていたことは知っていたが、高校時代に読み、物理を大学で専攻するのを最終決断させた「相対論的宇宙論」(佐藤文隆、松田卓也著)のように新版が出るとすぐに買うということにはならなかった。出会った時期が違っていたら、つまり、もう少し若いときにこの本を読んでいたら、新版もすぐに買っただろう。今回、ノーベル賞受賞で増刷されたのを期に買って読み始めた。

 やっぱり、凄い本である。これに比べられる物理の一般向けの本(新書)は朝永振一郎の遺作「物理学とは何だろうか」(岩波新書)くらいだろう。もしかしたら、南部陽一郎は自分の師である朝永が生き続けていたのなら書いたかもしれない「素粒子とは何だろうか」を書こうとしたのかもしれない。また、南部をこの道に引き入れた湯川秀樹への尊敬と憧れが随所に感じられ、湯川・朝永以後の日本の素粒子論の人脈もわかるように書かれているのは、日本の若い世代への南部陽一郎からのエールであろう。

 何が凄いかというと、色々新奇な考え方が出てきたうちのいくつかだけが生き残ったり、一度は忘れられた論文が息を吹き返したり、という紆余曲折があった湯川の中間子論に始まる素粒子論をきちんとまとめ、ほとんど数式を使わずに説明してあることだ。また、大抵の一般向け解説書では名前が省略されてしまうような共同研究者や同時期に同じことを発表した研究者の名前をきちんと挙げてあるのも素晴らしい。今回一緒にノーベル賞を受賞した小林・益川理論も、今回ノーベル賞に至らなかったためにイタリア人達が騒いだカビボの理論とともにきちんと説明している。


 大学の頃の自分の生活は、ゼミの最低限の予習以外は、アニメ同好会の活動最優先でアニメを作るか見るかしていた状態(佐藤文隆よりも大塚康生!)で、アイソスピンって何だ、擬スカラー、ベクトル中間子って何だ、という状態だったし、それ以前に、量子力学の基本的な問題だってきちんと解いていなかった。そんわけだから、クォーク理論の勉強していても、これから何かアニメができないかなあということばかり考えていた。それで、クォークのカラー荷のイメージからアニメを作ろうとしたことがあったが、うまくアイディアが発展しなかったので止めてしまった。「量子戦隊クォークマン」みたいなのを考えたこともあった。プロトン合体とか、ニュートロン合体とか、って考えていったら、それは何となく面白かったが、クォーク6種類×カラー3種で18人、反粒子を男女でやることにして計36人出てくることになり、大変なことになってしまうので止めた。

 クォークという名前の出自となった「フィネガンズ・ウエイク」も大分前から読んでいるのだが、やっと訳本(ハードカバー)1巻目の最後の方まで来たが、いつになったらクォークの一節にたどり着くのか分からない。

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2008/12/06

ウルトロン40mmの1枚

ニコンFM10+フォクトレンダー・ウルトロン40mm+クローズアップレンズ

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ミッシェル・サルドゥー輸入盤CD購入その2

 ミッシェル・サルドゥーをネット検索してみたら、面白いサイトに行き当たった。サルドゥーそのものではないが、サルドゥーの師にして同僚アーティストのクロード・フランソワやジョニー・アリディについて主に語っているのだが、「ウルトラセブンで活躍された満田監督のものまねで」インタビューに答えるという形式で書かれている。このもとにしたインタビューが何に発表されたものなのか分からないので、どこがものまねだろうと思うのだが、サルドゥーの歌声がFMラジオで流れレコードが売られていた頃に、円谷プロに行き満田監督の話を聞いたのだった、ということを思い出した。このとき、満田監督に聞きたいことは直接聞いてしまったので、その後色々なところに出ている満田監督インタビューを、俺は直接話を聞いたぞと、まともに見ていないのだから、何がもとネタか、分かるわけがないのであった。とにかく、円谷プロの満田監督とミッシェル・サルドゥーが結びつく人間が、私以外にもいるということが、かなりな驚きであった。
 
 このサイトの他の部分を読むと、ちょっとトンデモさんで、そっちの方がもっと面白かったりする。

 さて、これからが本題。

 アマゾンを通じて、Import CD Specialists に注文した MSmichel sardou が届いた。2枚組の一種のベストアルバムである。これもやはりフランス製で、2003年発売の物であった。自分の持っているLPレコード「ミシェル・サルドゥー・ベスト・アルバム」とは関係ないようだ。1967年から1997年の30年間の中からの39曲が収録されている。私がよく聴いていたのは、以下のリストのCD1の9~18の10曲で、29曲は初めて聴く曲だ。最初の曲はオリジナルの音源に問題があるらしく録音状態が悪い。聞き始めて、これは欠陥CDをつかまされてしまったか!って思ったくらい。67年の作品はさすがに声が若い。

 CD2は全て初めて聴く曲ばかりだ。その中では、Afrique AdieuやChanteur de jazzがいい。年齢を重ねて、良い意味で力が抜けてきているのがいい。これから、良く聴くことになりそうだ。

 CD1
 1.Les ricians
2.Petit
 3.Les bais populaires
 4.Et mourir de plairsir
 5.J'habite en France
 6.Je t'aime,je t'aime
 7.Le rire du sergent
 8.Le surveillant general
 9.Un entant   アンファン(子供)
10.La maladie d'amour  恋のやまい
11.Zombi Dupont    ゾンビー・デュポン
12.Le cure       牧師
13.Les vieux maries   永遠のきずな
14.Une fille aux yeux clairs    輝ける瞳
15.Le France   フランス号の曳航
16.La vieille 想い出に生きて
17.J'accuse   告発
18.Je vais t'aimer    愛の叫び
19.La java de Broadway
20.Dix ans plus tot
21.En chantant
22.Je vole

 CD2
 1.Je ne suis pas mort,je dors
 2.Verdun
 3.L'autre femme
 4.Les lacs du Connemara
 5.Il etait la(Le fauteuil)
 6.Afrique Adieu
 7.Vladimir Ilitch
 8.Les deux ecoles
 9.Chanteur de jazz
10.1965
11.Musulmanes
12.L'acteur
13.Le privilege
14.Putain de temps
15.Selon que vous serez,etc.,etc.
16.Cette chanson-la
17.Salut

(邦題は、自分の持っているLPレコード「ミシェル・サルドゥー・ベスト・アルバム」「告発」と照合)

 

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2008/12/03

「科学哲学の冒険」戸田山和久(NHKブックス)

センセイ---そうだよね。じゃ、もういちど考え直してみようか。手がかりになるのは、そうねえ、ナンシー・カートライトって人が書いた『いかにして物理法則は嘘をつくか』って本。
テツオ-----その人って、ザ・シンプソンズのバートくんの役をやっている声優と同じ名前だ。まさか同一人物じゃないよね。
センセイ---お、そういえば同姓同名だね。もちろん別人だ、と思う。

という一節があるために、このブログ・ネタとすることにした。著者は、私と同世代の研究者である。科学哲学などというお堅い(物理よりも堅いと思う)研究をしている人が、シンプソンズのネタふりをするというのは、やっぱり、我が世代だなあ、とつくづく思うのである。「相対主義」の哲学の嵐に対して、「科学的実在論」はどこまで戦えるのかを対話形式で解説した科学哲学の入門書である。「科学とは何だろうか」ということを考えたい若い人に読んで欲しい本である。また、レムの「泰平ヨンの現場検証」以降の作品を読む人には、そのちょっと読むのがかったるくなる哲学談義(レムの哲学談義も基本的には科学哲学についてである)の参考書として薦めたい。 

 「科学的実在論」というのはちょっと素朴すぎるのではないかと思ったのだが、案外そうではないことがこの本を読んで分かる。でも、「社会構成主義」の主張を論破していくってのは難しいんだよなあ。

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2008/12/01

ミッシェル・サルドゥー輸入盤CD購入その1

 ミッシェル・サルドゥーの日本語版CDがなくて、シトロエンC4の中で聞けないと嘆いていたのだが、amazonで輸入盤を買えば良いんじゃないと、さるSNSの書き込みから遅ればせながら気が付いて、3枚注文した。3万円超の全曲BOXセットもあったが、さすがにこれは金額的に手が出ず、レコードを引っぱり出してきて、自分の聴きたい曲があるかどうかを曲目リストで確認し、重複する曲もできるだけ少なくなるようにして、3枚選び出した。フランス版かと思ったら、売っているCDの多くはUSA版で、UK版(こちらの方が高い)もあった。
 
 ということで、最初の1枚la maladie d'amourが届いた。そしたら、これはフランス製作TremaレーベルのCD(2004年発売)であった。フランス製のCDがアメリカで発売されていて、それを買ったということであった。

 このCDに収録されている曲は次の通り。かつて日本でも「恋のやまい」というタイトルで発売されていたLPのCD版のようだ。
 
 1.La marche en avant        前進の歌
 2.Zombi Dupont           ゾンビー・デュポン
 3.Les villes de solitude      孤独の街
 4.Le cure              牧師
 5.Hallyday(Le phenix)        不死身のアリディ
 6.Les vieux maries         永遠のきずな
 7.Tue Pierre            おまえはピエール
 8.Tuez-moi              私を殺して
 9.Je deviens
10.Interdit aux bebe
11.La maladie d'amour        恋のやまい
以下ボーナストラック
12.Je veux l'epouser pour un soir 恋のぬすびと
13.J'ai 2000ans           僕は2000才
14.Une fille aux yeux clairs    輝ける瞳
15.Le bon temps c'est quand 幸運の時
16.Un accident           アクシダン
17.Requin chagrin          悲しみのサメ君
(邦題は、自分の持っているLPレコード「ミッシェル・サルドゥー・ベスト・アルバム」「告発」と照合)

 早速聞いてみた。そこかしこに70年代サウンドだなあと、妙に懐かしくなる。ボーナストラックで、いかにもサルドゥーらしい「アクシダン」やコミカルな「悲しみのサメ君」(ミレーユ・ダルクとデュエット)が入っていたのも嬉しい。しかし、それよりもなによりも、車の中でサルドゥーを聞けるようになったのが一番嬉しいのである。

 シトロエンのCFにサルドゥーを使う、ってのは、ちょっと面白いんじゃない。(と、ソフトバンクの2CVが出てくるCFを見てふと思った)

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