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2008/11/29

若さゆえ・・・「進め!ジャガーズ 敵前上陸」(前田陽一監督1968年松竹)

 昔、ジャガーズというGS(グループ・サウンズ)バンドがあった。タイガースやスパイダースのような人気はなかったが、私より年代が上の世代では、カラオケでジャガーズの曲を歌う人に案外出会う。そのジャガーズが人気絶頂だったときに作られた映画である。タイガースやスパイダースも主演映画が作られ、みんな、どこかビートルズの映画に似ていると同時に、歌謡曲のヒット曲の曲名そのままの映画(もちろん、歌っている歌手が主演ないしは助演している)がたくさん作られていた当時の邦画のパターンも踏襲していたのだった。

 この映画で嬉しかったのは、ヒロイン・アキ役が中村晃子(劇中で「虹色の湖」を歌っている!)、雪子役が尾崎奈々で、そして、ワンシーンだけだが東山明美、さらに一瞬青山ミチ、といった、当時小学生だった私が好きだった女性タレントが出ていたこと。でも、何といっても一番なのは、てんぷくトリオが3人揃った姿を見れたこと。特に戸塚睦夫が
見れたのが嬉しいのであった。

 クライマックスでは、硫黄島(と思われる南の島)にある悪の秘密結社(?)の基地に乗り込んでいくのだが、ここで、戦争が終わってもまだ戦っている旧日本軍兵士が出てくる。横井庄一さんがグアム島で見つかるのは1971年だったから、それを予見していたかのよう。

 この映画の主役のリードボーカルの岡本信はKAT-TUNの田口に似ているなあと、ふと思い、KAT-TUNで昔のGS映画みたいなのを撮っても面白そう、と思う。


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コメント

今日はsblogです、只今  WILE.Eさんの記事を拝見致しました、有難う御座いました。

頑張って下さい。

投稿: sblog | 2008/11/29 09:30

WOWOWで桑田圭祐の一人紅白歌合戦を見たら、GSの曲は、タイガース、ブルーコメッツ、スパイダースのご三家にジャガーズ「若さゆえ~」だった。スパイダースは2曲歌って、う~ん、やっぱり自分と同い年だなあと、つくづく思った。中盤のクレイジー・キャッツとピーナッツのメドレーも楽しかった。

投稿: WILE.E | 2008/12/03 07:16

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