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2008/07/30

びっくりするスカラの終わり

 「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」を見に行こうと思って、ジョイランドの上映時間を検索したら、本作品を上映しているはずのスカラ座があるボウルビルに入っている劇場の上映時間がない。グランド劇場というスカラ座より遙かにスクリーンの小さい劇場でしか上映していないらしい。web上のトラブルで表示されていないのかもしれないと思い、ボウルビルまで行ってみた。見事に閉鎖されていた。昭和39年に7月にオープン以来44年間ありがとうございましたという内容の看板が置かれていた。ボウルビルの取り壊しになってしまうのか、と思い、確かここで始めてみた映画は「ピーターパン」ではなかったか、最後に見たのは・・・思い出せない。家に帰って日記を見たがこの2年間スカラ座には行っていないことがわかっただけ。閉鎖が分かっていたら、何か見に行ったのに!

 さて、「インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国」であるが、「アメリカン・グラフィティ」で始まり、クライマックスは「未知との遭遇」という同窓会的乗りの、楽しい映画であった。そう思った最大の理由は、ラストの結婚式のシーンの参列者の中にジョン・ハートの顔を見つけたからである。クリスタル・スカルの秘密を知るインディの友人オックスリーを演じていたのであった。また、1957年という時代設定にしたのは、ルーカス=スピルバーグの映画への思いが、この絶妙の年になったのだろうと思う。映画の黄金時代、および、映画的な黄金伝説を信じられた世界の終わりの年として。

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2008/07/25

熱海のフラガール

 娘がフラダンスをやっているのだが、通っている教室で熱海アロハフェスティバルに参加しステージで踊るというので、先日の海の日に熱海に行って来た。熱海に行くのは久しぶりで、会場の親水公園が整備されてからは初めてである。この親水公園の下にはかなり広い駐車場があり便利だ。地下駐車場なので屋根があり夏の暑い日差しを受けないのが良い。
Stage
Prog
 で、アロハフェスティバルだが、ハワイアン演奏(2グループ)の間に、地元や神奈川・東京方面のフラダンス・グループが踊るというもの。我が娘が通っているフラダンス教室は地元熱海に本部があるので、海の日の最後に2時間もの枠がとられていた。ほんの少し雨がぱらつくような曇りがちの天気だったので、屋根のない観客席にいるのは辛くなかったのが救いだった。娘も楽しそうに踊っており、今後も続けるつもりで、8月からは熱海の本教室の方に通うことになった。フラダンスで娘の将来が開けてくるのだろうか?
Dscf4332


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2008/07/22

C4燃費63

●満タン法
  走行距離  377.3km
  給油量    46.93L
  燃費     8.0km/L

  総走行距離  30548.4km
  総給油量    3402.13L
  総燃費     9.0km/L

●オンボード・コンピュータ
  走行距離  377km
  燃費     8.1km/L
  平均時速  18km/h

 いつもと変わらず近回りのみ。エアコン使用が普通になった。ハイオクは、いつものセルフのスタンドで191円/Lだった。さすがに高い。高すぎる。

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2008/07/18

サイボーグ士官、誰がために戦う

 知人が翻訳した<サイボーグ士官ジェニー・ケイシー>3部作「HAMMERED 女戦士の帰還」「SCARDOWN 軌道上の戦い」「WORLEDWIRED 黎明への使徒」(ハヤカワ文庫)をやっと読み終えた。エリザベス・ベアの処女作シリーズの本邦初紹介である。作者が多分好きな過去のSFの色々な要素をこれでもかと注ぎ込み、女性作家らしい視点で、昨今の地球環境問題も入れ込んだ意欲作ではあると思う。

 強大な中国と対抗できているのはカナダだけ、という設定も面白いし、ネイティブ・アメリカンの血を引くサイボーグ化手術を生き延びた50歳の女性が主人公というのも面白い。正体不明の2種の異星人が現れる、ノーベル物理学賞を朝永振一郎らとともに受賞したリチャード・ファインマンの全人格を再現した人工知能が第3部ではシェニーを押しのける活躍をする、といった読む気にさせる仕掛けがあるのだが、率直な感想を述べれば、今ひとつ物語にのめり込めないもどかしさがある。いかにもSFな道具立てを、ディックのようにガジェットとしてほとんど説明せずに使い、ストーリー展開の大胆さを示していくのか、あるいは、疑似科学的説明を丁寧にしてハードSFの本道を行くのか、どっちつかずな、半端さを感じるのである。

 この3部作を読む前、というか、ちょっと先行しながら平行して、ストルガツキー兄弟のマクシム・カンメラー3部作「収容所惑星」「蟻塚の中のかぶと虫」「波が風を消す」を読んでたのだが、後2者の日付の入った文書(日記)という形式が、ジェニー・ケイシー3部作の形式と同じで、なおかつ、地球人類を遥かに越える異星人との接触という共通部分があって、一種の共鳴を感じてしまった。

 
 ああ、もっとファインマン(私の大学時代、教員も学生も「ファイマン」に近い言い方をしていた)らしさを感じさせるリチャードであったらなあ!

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