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2008/03/02

世界卓球日本男子銅メダル

 卓球日本男子チームの韓国との凄い戦いが終わり、銅メダルが決定した。戦前の予想では、ドイツに次ぐグループ2位で決勝トーナメント進出が妥当なところではないか、ランキングが6位なので、ベスト8に入るのが順当なところか、と思っていた。ところが、ドイツのエース、ボルが怪我のため出場しないということになって、リーグ1位になれる可能性が出てきて、水谷隼がスーパープレーを連発すれば、メダルも可能かなと思っていた。でも、予選リーグで、ロシアやフランスに苦杯をなめる可能性もある。女子のようにまあ、3位には入れるだろうというような読みがしにくいのが男子の卓球だ。優勝候補の中国だって、女子のような安泰さはない。男子の方が各国の各選手の力が接近しているのだ。だからこそ、福原愛より水谷隼の方が世界チャンピオンになれる可能性が高いのである。そういう中での久しぶりの銅メダルは価値がある。

 今回の韓国戦で一番良かったのは、テレビ東京が深夜ではなく、ゴールデンタイムに放送してくれたことだ。ユ・スンミンというとんでもない選手と互角の戦いをする水谷の姿を多くの人に見てもらえたかと思うと、これは、銅メダルを取ったことよりも、今後の日本男子の卓球チームにとって大きなプラスになると思う。あの、女子にはないダイナミックなラリーを見て、卓球に対するイメージを変えた人間も多かったのではないか。北京オリンピックのテレビ中継での男子卓球の扱いも良くなる気がするのだ。

 とにかく今回の世界選手権で、水谷隼が順調に成長して、世界のトップまであと少しというところまで来ているのが確認できて嬉しい。実際には、ここから先が、常人を超えた世界になっていくので大変なのだが、4年後までには世界チャンピオンになって欲しい。また、松平健太を初めとする更に若い世代の才能ある選手達が成長して、帰化選手に頼った等と言われない団体チームで金メダルを取って欲しい。実際、取れる可能性は十分にあるのだ。

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