海の誘い
かつてのSF仲間たちが再び集まってやり始めたSNSで「海洋SFが読みたい」という話が出たことがきっかけで、三木敏悟とインナー・ギャラクシー・オーケストラの「海の誘い」を突然聴きたくなって、LPをプレーヤーに載せた。出だしからTBM(スリー・ブラインド・マイス、LPの製作発売元)サウンドである。ボーズ464と相性がいいサウンドなのか、SACDのようなクリヤーさを感じ、久しぶりに聴く懐かしさというより、新鮮さがある。
このLPに参加しているヴォーカルの中本マリは、地元の今は無きジャズ喫茶「しおじ」のライブを聞きに行ったっけ。小さかった娘を連れていって、娘が演奏中お絵かきをしているのを中本マリに気付かれて、曲の合間に「お嬢ちゃん、お絵かき、楽しい?」とかなんとか声を掛けられてしまった。
「海の誘い」の中では、「野郎人魚の宴」が楽しくって、一番好きなのだが、「スターウォーズ」の「酒場のバンド」に雰囲気がそっくりだ。半漁人の宴会って、怪しい宇宙人の集まる酒場のイメージに極近い。曲が作られたのはほぼ同じ頃。三木敏悟がジョン・ウイリアムスに対抗心を燃やしたのだろうか? ところで、三木敏悟は、今、どうしているのだろう?
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