16年間私のメイン・カメラとして使ってきたコンタックスT2のシャッターが切れなくなり、撮影不能になった。この14日に富士サファリパークに出かけ、期間限定で公開している虎の子を撮影しようとしたら、シャッター・ボタンが押し込めず、シャッターが切れない。開園したばかりの時間で、時折雪が舞う冷たい状況だったので(シトロエンC4のMFDの外気温表示は-1℃だった)、低温による電池の起電力低下のためかと思ったが、暖房が効いているネコの館でもだめである。電池自身が切れかかっているのかとも思い、沼津に帰ってから、新品に換えたが、駄目である。修理に出すかと思ったが、京セラのホームページを見ると、なんと、昨年の12月でT2の補修期間が終了している。この期間を2週間過ぎたところでの機能不全というのは、お役御免の潮時だろう。
プラナーの50mmレンズを買ってからは、FM10の方がフィルムカメラのメインになってきているし(なぜか、我が娘がプラナーをつけたFM10の撮り味に興味を覚え、やたら写真を撮りまくっている。妻が見比べて、娘の方が構図に厳しい写真家的な写真を撮る、と感想を述べているくらいだ。視力の衰えを感じる自分よりもフォーカスの合った写真を撮っているは確かだ。さらに、110フィルム使用のトイ・カメラを雑貨屋で見つけて買い込み、面白がっている。将来はカメラマンにでもなる気があるのか?)、R5Jも買ったばかりだし、このまま引退ということにして、その美しいボディ(現実には、何度か落下させて傷だらけだが)は飾っておくことにしよう。
T2が使えないとなったなら、D80購入の踏ん切りがつくかと思ったら、案外そうではなくって、コンパクト・フィルム・カメラを、やはり持っていたいという気持ちが消えない。フジのNatura Classicaが近くのキムラにあり、実は、以前から気になっていた。ネットでClassicaで撮った写真を探してみると、周辺減光の感じがT2に似ていて味があり、欲しくなってしまう。Natura1600フィルムと組み合わせて、デジカメにはできないノン・フラッシュの夜間撮影ができるのも魅力だ。また、以前、近所のハードオフに行ったときに、T2の中古を見つけている。そのとき、その横にはG1と交換レンズ3本があり、G1の方に心を動かされたのだった。もう一度見に行ってみよう。
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