トランスポート!
CATVのムービー・プラスでリュック・ベッソンがプロデューサーの「トランスポーター」をやっていたので見た。開始早々のニースの町中でのBMWとプジョー307のパトカーのカーチェイスが痛快である。私にとってこのシーンが印象深くなるのは、主人公の運び屋(トランスポーター)の運転するBMWが追いつめられて絶体絶命の時に、なぜか2代目シビック・シャトル(フランス風のイエロー・バルブのヘッドライトになっている)を積んだカー・トランスポーターが現れて窮地を救うからである。これで、シトロエンC4が登場していたら凄いのだが、この作品は2002年の作なのでC4は出てこない。クライマックスでは、ルノーのトラックを追いかけて、ルノー5も煙を出して活躍する。
凄腕の運転技術を持つ運び屋が、ある組織の「荷物」を運ぶことになったために、命を狙われるようになってしまうのだが、これって、リチャード・フライシャー監督の「ラストラン」だ。チャン・ツィイーかと見間違えた中国人女優が出てきて、ジャッキー・チェンかジェット・リーの映画みたいになっていくので、途中から「ラストラン」からどんどん離れて行くが、基本の設定は同一である。リメークといっても良いくらいだ。2002年はまだ、リチャード・フライシャーは生きていたから、この作品を見たかもしれない。
この作品、劇場で見ておくべきだったなあ。
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