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2007/06/24

1941分かれ道

 クリストファー・プリーストの「双生児」を読み終えた。「逆転世界」を思わせる最終ページのどんでん返し。しかし、これは、「逆転世界」やディック作品のように単純ではない。「奇術師」と似た構造ではあるが、謎解きだけの物語ではない。それはある意味どうでもよいことだ。アニメ版「時をかける少女」を歴史上の大分岐点でやっているだけと言ってしまうこともできる。チャーチルやルドルフ・ヘスの事を良く知っている歴史好きには、いかにもありそうなことだと思わせる筆力の確かさと凄さ。できのいいアヴァンギャルド映画を見たような読後感もある。ビュトールの「時間割」やダレルの「アレクサンドリア四重奏」も連想させる。物語を物語るということはどういうことなのかを意識せずには、小説を書けない時代の小説である。したがって、好きな人間(たとえば私)にはたまらないが一般には余り受け入れられるとは思えない小説だ。オールディスの「ブラザース・オブ・ザ・ヘッド」(おっと、これも双子の物語だった!)も映画化されたお陰で翻訳出版されたが、この「双生児」も「奇術師」の映画化のお陰で出版されたと考えるべきで、「プレステージ」様々である。

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2007/06/17

C4ピカソ試乗

 今日のお昼過ぎにシトロエン沼津の前を通り過ぎたときに、ショウルームの中にC4ピカソが見えた。このときは買い物の途中だったので、それをすませて家で一休み(昼寝!)してから、とりあえず実車が見れればよいと出直したら、なんと、試乗車が用意されていた。ショウルームの中にはイメージカラーの金メタ(オーアノディゼ)のC4ピカソ(4AT)があり、C4picassolf試乗車は焦げ茶色(ノチオラ、この色はなかなか落ち着いていて良い)のセンソドライブの発展版の6EGS。

 早速、C6を試乗したときとほぼ同じ道を走ってみる。フロントガラスが頭上まで広がっていて、上方向の視界を遮るものはない。Aピラーも細く、サイドミラーもC4のそれより大きくなっていて(形は相似形?)、着座位置も高くなっているので死角がほとんどないように感じられる。この見晴らしの良さ、開放感は魅力的。ステアリングは基本的にC4と同じ(パドルシフトとシフトモードセレクターが付く)。ステアリングを切ったときの粘りけのある感覚も一緒で、走っているときのかちっとしながら柔らかい乗り心地もC4に近い。見かけはフロントマスク以外似ていないように思えるが、C4ファミリーの一員であるということが運転していると伝わってくる。ホイールベースの延長とエアサスのために乗り心地はC4よりマイルドという話を雑誌などで読んでいたが、私のC4(1.6)とそれほど違いはない。C4が不得意な多少荒れた路面に対して、同じように反応する。C6のハイドロのようではない。

 国道1号線を走ったときには、自動変速モードと手動モードを試したが、自動変速モードが案外どんどんシフトアップしていく。変速中のショックはプルリエルで経験したものより小さくなっており、この手のセミオートマで初めて乗ったスマート・フォー・フォーの時の印象に比べれば、無いに等しい。低速時に、AL4の1速から2速に入るときのショックよりもずっと良い。このトランスミッションだけは、自分のC4にも欲しいと思った。

 ショウルームに戻ってきて、2列目と3列目に座ってみた。C4picassoss13列目はプジョー307SWと同じくらいで、大人が乗るのは辛い。2列目はクサラ・ピカソより大きくなっている分、3等分されたシートも大きくなっていて、これなら大抵の人から文句は出ないと思う。シートアレンジの仕組みや方法は、国産のミニバンの方が使い勝手は良さそうだが、シート自体の機能が犠牲になっていないのが良い。リアハッチのガラス部分だけが開けられるのは、便利だと思う。

 C4では右ハンドル化への対応が中途半端であったが(ワイパー、ドアのキーホール、ハザードスイッチの位置など)、C4ピカソはC6と同じで、そのあたりもきちんと右ハンドル車になっている。ただ気になったのは、運転席の左足の置き場で、フットレストのような盛り上がりがあるのだが、これが私が置きたい足の位置とはあわない。ここを避けて右寄りに足を置くとブレーキペダルの直ぐそばにきてしまう。C4picassoft2


 自分が3列ミニバンを買うとしたら、3列目に大人が乗れてある程度長い距離に耐えられる車でないと意味がないので、その点から判断すると、C4ピカソを買うのは躊躇する。大人5人が2泊程度の旅行に出かけるときに使える車ということでなら、断然この車がいい。ということで、輸入される予定は無いという5人乗りのC4ピカソが欲しくなってしまうのでありました。

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C4燃費42

満タン法
  走行距離  580.4km
  給油量    54.20L
  燃費     10.7km/L

  総走行距離  20271.4km
  総給油量     2272.40L
  総燃費     8.9km/L


●オンボード・コンピュータ
  走行距離  580km
  燃費     10.6km/L
  平均時速  29km/h

 今回は、掛川往復東名高速約200km走行があったので、燃費が普段よりずっと良くなっている。この掛川への往復で走行距離2万kmを越えた。久しぶりに高速を走ったが、C4の乗り心地の良さを再確認。2万kmまで乗り心地は良くなっていくのか、と感じたのでありました。

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2007/06/16

2人のクリストファー

 映画「プレステージ」を見た。クリストファー・プリーストの原作から、二人の魔術師の確執だけを取り出して、クリストファー・ノーランが映画化している。そうなると、ヒュー・ジャックマン演じるアンジャーが追い求めた、ライバル・ボーデン(クリスチャン・ベール)の秘密が、この映画の結末を話さないで下さいと指示される秘密である。その秘密を原作で知ってしまっているわけだから、私のこの映画への興味は、結末をそうだったかと納得させるための伏線の貼り方に、どうしてもいってしまう。何と、冒頭から、ほのめかしの映像だらけである。

 この映画を見に行って、驚いたことが二つある。映画の結末に驚いたのではない。映画館に入ったら、土曜日の夕方からの回だというのに、他にお客さんがいない。始まる直前になってもう一人入ってきたが、それ以上客が来ない。何だか、20年以上前にもどったみたいだ。「旅芸人の記録」などをほとんど貸し切りで見た頃だ。次の驚きは、「プレステージ」の上映が始まって、タッチストーンのロゴが出た後、ワーナーのWB盾マークが続いて出たことだ。ディズニーランドにバッグス・バニーがいたような衝撃!
 

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2007/06/10

近頃なぜか、プリースト

 一台の古いシトロエンが縁石のそばに駐まっており、雨に煙っていた。ラジエター・グリルについている重なったふたつの逆さVの字が、レストランの赤く輝く照明を照り返している。  「魔法」(ハヤカワ文庫)古沢嘉通・訳

 クリストファー・プリースト原作の映画「プレステージ」が公開されている。新作の「双生児」も翻訳出版された。一時期、全くなにも訳されされない時期が続いたのが、嘘のようだ。それで、積読状態の中から「魔法」と「プレステージ」原作の「奇術師」、そして、新刊の「双生児」の順に読むことにした。映画を見る前に原作を読んでおきたいということでもある。

 海外SF作家の中で、作品が出版されたら必ず買ってしまうのは、ディックとレムとオールディスと、このプリーストの4人しかいない(というか、SF乱読の末に、この4人が残った、というべきか)。

 このところのプリースト作品を訳している古沢嘉通氏とは、実は、30年前に、ある人を通して、SFはどうあるべきか、ということについて手紙のやりとりで論争したことがある。今思えば、SFに期待するところが彼と僕とで似ていたからお互いに突っかかり合ったように思う。それから4半世紀以上経って、彼が僕の読みたいSFを一番訳してくれている人になっているというのが、その最大の証拠だ。

 最初の出版時に全くその存在に気が付かず、2年前に文庫本化されたときに見つけてあわてて買った「魔法」は、プリーストを絶賛しているジョン・ファウルズの「魔術師」(河出文庫あたりで再刊して欲しい)を読んでいて思い出させた。それは。タイトルの共通性というよりも、愛し合う男女の心が、一人の超自然的存在の男によって、だんだんと引き裂かれていってしまうという共通性である。久しぶりに一気に読んでしまった。

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2007/06/06

1日早く2年点検

 文化祭の代休で、朝シトロエン沼津に寄ったら、1日早く、C4の24ヶ月点検をやってもらえることになった。

 ワイパーブレード、オイル(エレメントを含む)交換を行い、タイヤのローテーションもしてもらった。走行距離は2万kmに届かず、19813km。ワイパーブレードはパーツ&アクセサリーキャンペーン期間(6/1~7/31)のため15%引きだった。このキャンペーン対象商品の中にHIDが入っているのがわかったので、今度値段を聞いてみようかと思う。

 12ヶ月点検整備料    15,300円
 オイルQ7000       5,400円
 エレメント           2,100円
 ドレインワッシャ         100円*
 ワイパーブレード右     4,250円
 ワイパーブレード左     5,525円
 消費税            1,634円

            合計  34,309円

 *は、請求ミスで本当は300円。代金を払うときにサービスの担当者が気が付いたが、そのままでいいですとサービスしてくれた。 

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柊あると「壺を抱いたネコニャ」(新風舎文庫)

Hiiragi
 突然、30年近くの知人ではあるが、遠くに住んでいるために、今では、年賀状のやりとりしかしていないMJさんから、表題作を出版したからと、本が送られてきた。あまりに突然すぎたので、本当にビックリしてしまった。創作活動を続けていたのね。

 早速読んでみた。初めてあった時の夢見る少女のような作者のイメージが記憶に残っているので、タイトルの「ネコニャ」から、ファンタジーでも書いたのかなあと思って読み始めたら、全然違う。大人の女の生理が吐露されている部分があって、ここでもビックリ。ちょっと彼女の同居人氏(プジョー206に乗っている)のことも想像して、ムフフと思ってしまう。ただ、主人公の男女の関わり方は、わが家に似ていて、少々身につまされる。同居人の冬の電気毛布替わりになっているのは、全く同じだ。

 日の当たる暖かい部屋に寝そべってピアノの演奏を聞きながら読書するという、ネコニャと呼ばれる、主人公の恋人の男の行動は、実際にはできない。何故かというと、私もそれをしてみたくてピアノ弾きの妻と一緒になったが、狭い日本家屋の、それも防音設備をした部屋では音がこもって、モーツアルトの子守歌であってもうるさくて、本など読んではいられない。これは体験談である。読書するなら、ステレオで適度な音量にして聞くのが一番である。

 登場人物も少なく、舞台もほとんど1軒の家ですんでしまうので、自主映画の原作になるなあ、とも思う。私がシナリオ化するなら、ネコニャの正体はもっと謎のままにして、見た人が後で色々想像する余地を残す、かな。

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2007/06/05

C4燃費41

満タン法
  走行距離  404.5km
  給油量    51.14L
  燃費     7.9km/L

  総走行距離  19691.0km
  総給油量     2218.20L
  総燃費     8.9km/L


●オンボード・コンピュータ
  走行距離  404km
  燃費     8.0km/L
  平均時速  18km/h

  今回は通勤主体の近回りのみ。2万キロが近づいてきた。7日には24ヶ月点検を行う予定。C4そのものには特に大きな問題なし。フロントの運転席側のワイパーのゴムが切れ、拭き残しができるようになったので交換するつもり。オイル・エレメント交換もする予定。

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下水道

 下水道の普及率が全国的にみても低い静岡県の、その中でも更に普及率が低い沼津市の我が家のあたりにもやっと下水道が整備された。それで、下水道への接続工事をすることになり、この4日から工事が始まった。我が家はヘーベルハウスであるので、工事の見積もりを最初、ヘーベルのホームサービス課に頼んだ。予想はしていたが、少々お高い。それで、もう少し安くならないかと交渉したら、うちではこれ以上無理で、下請けで工事をするところに直接契約すれば1割くらい安くなる、という返事であった。それで、実際に直接工事をするところに見積もりを出してもらったら、本当にその通り、すべての項目で約1割引の値段が書かれていた。飛び込みで下水道工事の見積もりをさせて下さいという他の業者があったが、えらく安く(へーベルの見積もりの1/3くらいだった)、逆に不安になった。最終的に、へーベルの下請け業者と直接契約で工事をすることにした。ということで、我が家の玄関先は写真のような状態になっている。
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2007/06/03

緊急選択炊飯ジャー

 長年使っていた(多分、15年近く)炊飯ジャーの調子がおかしくなったので、買い換えた。特に、どのメーカーのどの商品がよいなどとは調べていかず、近所のコジマに出かけて、そこでの売れ筋商品2番目という、タイガーの「炊きたて」を買った。家に帰ってきて、古い方もタイガー製品だったことに気が付いた。で、早速ご飯を炊いた。これが美味しい。同じお米なのに、美味しく炊けているのである。これが、電気釜における技術の進歩か、と感心した。中のお釜を比べてみると、前のより厚く、底の中央部に盛り上がりがある。これが、美味しく炊くことにつながっているのかと思う。ふと、消費電力が気になって説明書を見てみたら、1210Wである。前の物も見てみたら、655Wであった。ほとんど2倍である。美味しくなることの代償として、エネルギーの消費があるんだね、やっぱり。

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