2006年に読んだ本
「聖なる侵入」P.K.ディック
「ティモシー・アーチャーの転生」P.K.ディック
「シリウス」O.ステープルドン
「エジソン」N.ボールドウィン
「アルベマス」P.K.ディック
「光学の原理Ⅰ」M.ボルン&E.ウォルフ
「公共のための科学技術」
「視覚世界の謎」山口真美
「セカンドクリエイション 上下」R.P.クリース&C.C.マン
「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」P.K.ディック(再読)
「沈黙の惑星より」C.S.ルイス
「クォークはチャーミング」S.グラショウ
「火星のタイムスリップ」P.K.ディック(再読)
「神がつくった究極の素粒子 上下」L.レーダーマン
「パーマー・エルドリッチ三つの聖痕」P.K.ディック(再読)
「超空間」K.ミチオ
「エレガントな宇宙」B.グリーン
「日本沈没第2部」小松左京&谷甲州
「果てしなき流れの果てに」小松左京(再読)
「逆まわりの世界」P.K.ディック(再読)
「ユービック」P.K.ディック(再読)
「流れよ我が涙、と警官は言った」P.K.ディック(再読)
「金星応答なし」S.レム
「物理学のすすめ」R.レネゲット
「時は乱れて」P.K.ディック(再読)
「光学の原理Ⅱ」M.ボルン&E.ウォルフ
「死の迷路」P.K.ディック
「死の迷宮」P.K.ディック(再読)
「はじめての超ひも理論」
「暗黒宇宙の謎」
「ソラリス」S.レム
「泰平ヨンの未来学会議」S.レム
「新しい高校地学の教科書」杵島正洋&松本直記&左巻健男
「シトロエン 革新への挑戦」J.レイノルズ
「世界を変えた日用品」
「泰平ヨンの現場検証」S.レム
「ファインマン・プロセッサ」
「完全なる真空」S.レム
「原子の探求」A.コンプトン
「光学の原理Ⅲ」M.ボルン&E.ウォルフ
P.K.ディックとS.レムを消化するのが本年の目標だった。レムは現在「虚数」を読んでいるところで、これを読み終われば、とりあえず買ってあるレムの単行本はすべて読んだことになる。それ以外の本は、仕事の参考書みたいな物ばかり。大学を出る頃買ったボルンの古典光学の教科書(「光学の原理」全3巻)を、今になって読んだけど、これはすごい本だ。もっと早くに読んでおくべきだった。カメラのレンズ設計にも触れていて、カールツアイスのプラナーやゾナーのレンズ構成の図なんかが書かれていて、ここだけでも参考になる。一方がっかりだったのは「ファインマン・プロセッサ」。これはいわゆる量子コンピュータの紹介本である。量子コンピュータのアイディアのキモである量子力学の特徴を説明した部分、特に、アインシュタイン=ポドルスキー=ローゼンのパラドックスの解説のあたりはよいのだが、肝心の量子コンピュータに応用する部分になると、途端にわかりにくくなる。可能性の探求としては面白いが、実現はできなさそうな話である。多元宇宙での並列計算などという眉唾な話は出てこないのが岩波書店の本らしい。
| 固定リンク
« 2006年に見た映画 | トップページ | 謹賀新年 »
コメント
はじめまして、タケローです。
1月末に「光学の原理Ⅰ(第7版)」を買ってしまいました。
大学の頃に多層薄膜について研究していた関係で、ゼミで原書(第1章だけ)を読みました。
最近、第7版の邦訳が出版されたということでⅠ巻だけ買って幾何光学の所を読み始めてますが、ベクトル解析の数式展開が追えないので文字の箇所だけ読んでます(笑)
数式の展開は難しくないですか?
投稿: タケロー | 2007/02/11 23:15
私も式展開を追わねばならない必要はない年齢になってしまいましたのでとばし読みしました。でも、かなり親切に式は書いてくれてあると思います。しかも、電磁気の典型的計算ですので、電磁気(マックスウェル理論)の計算の解説書なんかを参考にされると分かると思いますよ。
投稿: WILE.E | 2007/02/12 07:42
レスありがとうございます。
今日も仕事でした(笑)
やっぱり私には数式を追うのはなかなか難しいです。
社会人の立場(30台中盤)ですと結果だけ分ればよいので、とりあえず、1度サッと流し読みしてみます。
投稿: タケロー | 2007/02/12 23:08