人力車でGO
先日の連休の8、9日1泊2日で久しぶりに奈良へと家族旅行をした。泊りがけの旅行は、なんと2002年に小笠原・父島に行って以来である。
8日は昼前に奈良に着き、宿屋(魚佐旅館)に荷物を預けて、東大寺を回った。南大門への参道での人の多さに驚く。仁王像を見て、大仏殿、三月堂、二月堂、戒壇院と見て回る。三月堂では30分近くそこにある仏像について説明を聞く機会に恵まれた。今月号の「サライ」ではないが、ゆっくりと見て回ったら、午後4時近くまで東大寺にいることになってしまい、春日大社か新薬師寺へ行くことも考えていたが、あきらめて宿に入ることにした。
夜のライトアップがあるというので、夕食後に興福寺へ行ったら、東金堂と五重塔の横で野外映画会(上映作品は「蝉しぐれ」)が行われており、興福寺のライトアップは見れず、足を伸ばして再び東大寺へと向かう。野外映画会というのは、心そそられるのだが、上映作品が趣味にあっていなかったのでパス。だいぶ前に、アニメ総会を富士山頂でやって、野外映画会にしよう、などと、とっても実現不可能なことを言い合っていたことを思い出した。
デジカメを忘れてしまったため、フィルム・カメラ2台(コンタックスT2、ニコンFM10+85mmF1.4)で、バシャバシャシャッターを切ったため、24枚撮り5本用意していったのが、初日で消費してしまった。こんなに写真をとったのも久しぶりだ。三月堂や戒壇院では内部の写真撮影禁止であったのが残念。でも、撮影できたら何本フィルムを使ったかわからない。
2日目は、興福寺へ行き、国宝特別公開を順に見て回る。これで、11時半過ぎになり、昨日行けなかった新薬師寺へ行くことにする。興福寺から徒歩では歩きでがあるので、タクシー移動も考えたが、一緒に行った義母がお金を出してくれるというので人力車で行くことにした。新薬師寺までは30分コースということで、2人づつ2台計1万5千円で、1点豪華主義の贅沢をする(これも、また、父島に行くのに、ぱしふぃっく・びいなすに乗って以来の贅沢だ)。タクシーで直接移動したのでは見ることのできない場所にも寄れるし、車夫さんとも楽しい会話ができて、実に満足。乗り心地も予想していたより良かった。
新薬師寺では、家族それぞれの干支の十二神将にろうそくを捧げてお祈りする。昼食の後に、徒歩で元興寺に移動する。ここの資料館が実に雑多で面白い。途中から庶民の寺になり、廃れかけたりした歴史を感じさせて、親しみが湧く。
日もだいぶ傾いてきたので、元興寺のそばの有名な和菓子屋さんで、お土産を買い、この旅もエンド。女子3代が店に入っている間、私は、この店のすぐそばの、怪しい模型屋に気をそそられた。中を覗いてみたがグリコのビスコ以外には怪しい商品はなさそうだったが、店の写真は撮らせていただいた。
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