披露宴卓球
義弟の結婚式の話。台風の暴風圏に入るなどという最悪の天気にはならなかったが、太陽が顔を出したかと思ったら、急に強い雨が降ったり、中庭が売り物の式場(アクアガーデン迎賓館)でやるには、ちょっと残念な天気だった。披露宴の余興で、卓球をやるから、手伝ってくれと言われていて(卓球台の手配にひと騒動あった)、その卓球台を中庭に出す、と聞いていたので、特に心配だった。実際には、卓球台は写真のような位置に出されていて、半分以上庇のない庭にはみ出していたが、卓球をやっていた間は、幸運にも雨が降らず、きちんとできたのであった。義父の高校時代からの友人である静岡県卓球協会のK会長に準備してもらった卓球台を濡らさずに済んだのが良かった。結婚式の前々日に、静岡で全日本ジュニアの県大会があり、そのおりにK会長からも、卓球をやる時にはサポートしてやってくれと話があったので、借りた物に何かあったらと、不安だったのだ。
披露宴で卓球をするというのは、新婦の姉が卓球をやっていて、新郎側にも私を初め卓球経験者が多いからだ、と聞かされていた。ところが、ところが、なんと、職場のテニスサークルで知り合ったと聞かされていた新郎新婦が、実際には、卓球サークルで知り合い、しかも、義弟は地元の卓球専門店の卓球場にも顔を覚えられるくらい通っている、というのである! というわけで、男子シングルス決勝は、当然のごとく、私と義弟とで争うことになった。もちろん、この日の主役である義弟を立てずに優勝してしまうような大人気ないことはできないので、優勝は義弟に譲った。しかし、なんで、卓球サークルを隠す必要があったんだ?
新しくできた結婚式場のアクアガーデン迎賓館だが、感じたことをいくつか。まず、一つ目。チャペルからバンケットルームへは、中庭側の回廊を通っていくことになるのだが、この部分の軒が深くなく、チャペル玄関の屋根と本体建物の間にも隙間があって、ちょうどチャペルから移動するときに一番雨がひどくなったので、雨が吹きかけてきた。もちろん、式場スタッフが傘をさしかけてくれたり、傘を渡してくれたりしたが、雨対応は不十分な設計の建物であることは確かである。次に、二つ目。自慢のフランス料理も、うちの娘や、ある程度年を取っている人たちには、口に合わない味付けの物があり、ほとんど手を着けられずに片付けられていくのはもったいなかった。自分も、ちょっと癖のある味だなと、試食会の時より、感じた。もっともったいなかったのはデザートバイキング。フルーツやケーキがたくさん用意されていたが、最後の方でケーキを取った私達新郎家族は、それをきちんと食べる時間もなく、クロージングセレモニーになってしまった。披露宴が終わった後、多少食べさせてくれるかと思ったら、追い立てられるように退出させれられてしまった。この日1組だけの式だったのだから、もう少し時間のゆとりが最後の部分に欲しかった。用意されていたケーキの種類・数も多く、時間があればお代わりしたい人もいたのでは。結局、たくさんのケーキが残ってしまい、本当にもったいなかった。
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