妻子のいない休日
今日は久しぶりの完全休日の日曜日。KAT-TUNの東京ドーム・コンサートに行く妻子を、三島駅に送った後は、1人の自由時間である。C4でどこかにドライブすることにして、雨は上がっているが芳しくない天候なので、雲の様子を見て、箱根や富士山方向ではなく、伊豆方面へ南下することに。414号線から大瀬崎、戸田方面へ、というスターレット時代からお気に入りの海沿いのルートである。このルートのかつての難所(道幅が狭く、西側は海へ一直線の崖)の多くは拡幅され、きついカーブも緩和された。大瀬崎付近の残されている狭い部分のほとんどが拡幅工事中だった。こんなに走りやすくなってしまうと、このルートの面白さも減ってくるかな、と思いつつ、戸田の港の交差点で、修善寺方向へと左折する。西伊豆スカイラインへと入ったが、しばらく行くと霧が立ちこめてきて、視界が悪く寒そうなので、そこから引き返し、達磨山のレストハウスで昼食。ここからは、沼津の街の後ろにそびえる富士山が見える場所だが、富士山は厚い雲の中。椎茸そば定食を食べながら、山道のドライブはやめて、以前から気になっていた映画「プロデューサーズ」を見に行くことを決断し、山を下りることにする。
さて、「プロデューサーズ」である。いやあ、楽しい映画でありました。初めの方で、ドライブ疲れのためか、少々居眠りをしてしまったのだが、オカマの演出家のゲイリー・ピーチの登場に目が冴えてくる。ユマ・サーマンが惜しげなく脚線美を披露して、英語の不自由なスウェーデン娘を演じているのもいい。年をとってきてオカマっぽくみえる、真面目青年のマシュー・ブロデリックがこんなに歌い踊り、コメディもできるとは! メル・ブルックスのもともとの1968年の映画は、NHKBS(それともwowow?)で放映されたときにビデオ録画して見たことがあるが、当時一世を風靡したトゥイギーを起用していて、案外面白かった記憶がある。面白かった映画のリメイクは、面白くなくなる場合が多いだろうから、どうなんだろうと思っていたが、ブロードウエイ・ミュージカルとして作り直されたものの映画だということで、68年版とは違う、豪華なものになっていた。ただ、笑いの質が、昔のメル・ブルックスにあった毒が少なくなっている気がする。で、この映画で一番気になったのは、法廷のシーンで速記係を演じていた日系人と思われるナオミ・カキューク。この人、もっと、見てみたいんだよなあ。別な映画には出ていないのだろうか(あるいは、今後出てこなかなあ)?
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