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2006/03/29

訃報は続く

 27日の夕刊で、映画監督のリチャード・フライシャーが亡くなったのを知った。私が小学校時代に見た字幕の洋画は、「海底2万マイル」「ミクロの決死圏」「ドリトル先生 不思議の旅」の3本で、後に、この3作すべてがリチャード・フライシャーの監督作品であったことを知り、驚いた。さらに驚いたのは、家にテレビがきたばかりの頃、毎週日曜日楽しみに見ていた「ポパイ」のアニメを作っていたのが、リチャードの父と叔父のマックスとデイブだったこと。昨年、リチャードが父親についての本「Out of the Inkwell MAX FLEISCHER AND ANIMATION REVOLUTION」を出版したので、これを手に入れ、そろそろ読もうかと思っていた。また、WOWOWなどで放送されてビデオに録画していた上記の3作よりは知られていないリチャードのB級作品も、まとめて見ようかと考えていた。というわけで、我が家では、1971年の「ラストラン」(適当に選んだのだが、シトロエンDSが登場している!)を追悼上映中である。

 リチャードの訃報の驚きもさめない昨日、今度はポーランドからスタニスワフ・レムの訃報が夕刊に出た。これまた、ディックの次はレムと、決めていただけに、大変驚いたわけである。世界でもっともSF作家らしい作家であった。SFの定義も色々あるが、私のSFの定義のコアはレムである。「ソラリス」の新訳をそろそろ読み始めようか。

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2006/03/27

C4燃費18

■満タン法
 走行距離 425.7km
 給油量   50.74L
 燃費    8.4km/L

 総走行距離 8546.7km
 総給油量   958.41L
 総燃費    8.9km/L


■オンボードコンピュータ
 走行距離 425km
 燃費    8.2km/L
 平均時速 19km/h

 総走行距離 8607km
 総燃費    8.9km/L
 平均時速   22km/h

 今回も近回りのみ。暖かくなってきたせいか、燃費が良くなってきている。

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2006/03/18

オイル交換2回目

 本日、C4のオイルを交換した。前回交換した時からは、約4000kmの走行である。指定されている交換間隔よりはだいぶ短いが、季節の変わり目でもあるし、仕事も忙しくならないうちにと、交換することにした。交換は、シトロエン沼津に頼んだ。

 料金
   オイル(Q7000 10W40 3.0L)  5400円
   ドレインワッシャー         300円
   工賃                 2681円
   消費税                419円
   計             8800円

 C4について大きなトラブルはないのだが、このところなぜか、右フロントタイヤだけ、空気圧が下がるという現象が出ていて、それと関係あるのかどうかわからぬが、ステアリングのセンターが微妙に左にずれているように感じる時がある。もう少し様子を見て、この傾向が拡大したり、続くようだったら、見てもらおうと思っている。

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2006/03/14

クォークはチャーミングか?

 グラショウ、ワインバーグ、ファインバーグの3人の著名物理学者が、同じ科学技術高校の同級生で、しかも、SFクラブをこの3人で創設した、というのは「セカンド・クリエイション」という本で紹介されていたが、その当事者グラショウの自伝「クォークはチャーミング」(紀伊國屋書店)でも、物理学へと向かう最初の出発点として触れられている。SF作家でもある(この本の後書きでは、サイエンスライターとしてしか紹介されていない)ベン・ボーヴァが共著者になっているのも、このためか。ノーベル賞学者の自伝というのは、案外日本で出版されていて、そのうちの何冊かを読んだことがあるが、このグラショウの自伝ほど、付き合ったガールフレンドについて、正直に書いているのもは珍しい。また、面白いと思ったのは、時々に乗っていた自動車についても触れていることである。ノーベル賞受賞の前年に、候補になっていることを意識して不眠症になっていたときに、ルノーに乗っていたなどというのは面白い。

 この本の物理としての話題の中心は、グラショウがノーベル賞をもらった、電弱理論への貢献とチャーム・クォークの予言である。「クォークはチャーミング」というタイトルもここからきている。これらのグラショウの研究は、私が大学で物理を学ぶ直前になされていたものだ。私の入学した大学の物理学科の教授には、「クォークがあるなんて私は信じませんよ」という人もいたが、その時には、クォーク理論を提唱したゲルマンはすでにノーベル賞をもらっていた。統一理論の専門家はおらず、もっとも年の若い助教授が、電磁気学の授業で、ゲージ変換を強調して講義していたことが、唯一、グラショウたちがやったことにつながる内容だった。4年次のゼミでは、最後の方で、量子色力学の入り口くらいをやったが、アイソスピンなるものがどうにもピンとこなかった(だいたいにおいて、電磁気学の理解も怪しく、シュレーディンガー方程式も参考書を見ないと解けない状態だった)。当時最新の実験結果だと言ってゼミの指導教官に見せられたバリオンの共鳴グラフは、数年後に、間違いだということが判明した。

 この手の、原子核より小さい世界の話になると、日本人の研究者が何人か登場するが、湯川秀樹、朝永振一郎の二人の仕事は、やはりインパクトがあったのだなあと思う。クォークにつながる発想の最初のものが湯川の中間子論であったし、電弱理論などの統一理論にとって、朝永らの「くりこみ手法」が可能であるかどうかは大事な要素である。因みに今年は、朝永振一郎生誕100周年である。来年は湯川秀樹生誕100周年で、両方を記念した資料展が開かれるそうである。

 「万物理論」として、このところ「超ひも理論」(スーパーストリング理論)が話題になっているが、グラショウは、理論に対して懐疑的である。それは実験的な裏付けが全くない初めての物理理論だからである。重力、電弱力、強い力、の統一が可能であることは示されているが、具体的な内容は全くなく、この理論で予言できる物理現象は、今のところ何もない。この理論の可能性を肯定的にとらえて、21世紀の物理学の中心が、あたかもこの理論にあるかのように主張している学者も多いが、実験物理学者のいう当てにならない理論の典型かもしれない。

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2006/03/10

C4燃費17

○満タン法
 走行距離 431.0km
 給油量  55.63L
 燃費   7.7km/L

 総走行距離 8121.0km
 総給油量  907.67L
 総燃費   8.9km/L


○オンボードコンピュータ
 走行距離 431km
 燃費   8.0km/L
 平均時速 18km/h

 総走行距離 8181km
 総燃費   8.9km/L
 平均時速  23km/h


 今回は、まったく近回りだけ。

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