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2005/09/11

フレンチ3列グランセニック

 トゥアラーを買ってから1年後、ルノーからセニックが発売された。それを見た時、車の買い換えをもう1年待っても良かった、と思った。シャトルの3代目として、こんな車をホンダが出して欲しかったとも思った。その2代目である。今回の買い換えでも気になっていた車であった。C4の実車を見てピンとこないようだったら、グランセニックの実車を見るまで待つ気もあった。そのグランセニックの国内発売が発表され、今日、沼津輸入車フェアで実車を見ることができた。大きい、というのが、とにかく第1印象である。
 ルノーのムック本の写真では、一回り大きなスパシオという印象を受けたが、実車を見ると、全然似ているとは感じない。メガーヌ・ツーリング・ワゴンを縦に伸して、ハッチゲートを、ハッチバックの形に変えたような印象である。ワゴン、ハッチバックと共に並んでいたので余計に、そう見えたのかもしれない。全長は少しだけワゴンより短いはずだが、かなり大きく見える。
 3列目のシートには座らなかったが国産の3列目よりはできが良さそうなシートである。しかし、である。1、2列のシートに座ってみたが、う~ん、これがフランス車のシートか、初代セニックのシートはどこに行ってしまったんだ、という、ちょっとがっかりのシートであった。シートの表皮もビニールぽくって、座面の大きさも小さい。300万を出ない価格設定のために、安っぽいものになってしまったのか。座り心地も硬めで、トラヴィック(オペル・ザフィーラ)のよう。
 ダッシュボードのデザインは横長のセンターメータで、メガーヌⅡ一族とは思えないデザインである。ハッチバックやワゴンもこのデザインだったら、C4を待たずにメガーヌを買ってしまったかもしれないと思う、私好みのデザインである。
 幅が1.8mを越えていて、取り回しのやりにくさも心配されるので、総合的に見ると、積極的に買いだといえる車ではないように思う。フォルクスワーゲンのブースにあったトゥーランよりは、南欧風の明るさを感じる内装の分、魅力は感じるけれど。
 ところで、このグランセニックのボディカラーは赤で、シトロエンのブースにあった私と同じ色のC4と比べて見ると、ほとんど同じ色合いである。ルノーとPSAとでは色の名称は違っている(プジョーとシトロエンでも違う)が、同じペイントメーカーを使っているんだろうか?

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コメント

こちらではまだ実車が展示されている場所がないので、クルマ雑誌の写真でしか分かりませんが、エディックスの全長を長くしたようなサイズでしょうか。あるいはVWトゥーランを長くしたようなクルマか。全幅が1.8メートルを超えるので、プレサージュやMPVなどに乗っているようなものだと思います。ただし全長が短い分取りまわしはいいのでは?
緊急時に7人乗り。ライバル的には307SWかなという印象です。スタイルは割合よくまとまっているなと思います。座席も7座のクルマとしてはマシな方ではないでしょうか。トゥーランの1.6Eの車重が1.5トンを越えるので、1.5トン以内におさまるならば重量税は助かりますよね。ちょっと大きめだけど、価格的に手が届かないわけでもないあたりが微妙かな。トゥーラン1.6Eは272万Aクラスの1.7エレガンスが289万ですから、いいせんかも。果たしてこの種のクルマが日本で売れるかどうかは分かりませんけれど、通常版セニックでは売れないと判断したんでしょうね。
5座で使っても、全幅1.8メートルあればかなり広々なんですけどね。

投稿: くーべ | 2005/09/13 21:38

 5座で使うことを考えると、実に広々とした車です。荷物もたくさん詰めるし。フランス車という先入観で見るから、シートについて厳しい見方になってしまいましたが、国産の3列シート車と比べれば、かなり良いものだと思います。部活の遠征車には向いています。でも、旧型のセニックに乗っていた人が、すんなり乗り換えるような車ではない気がします。シトロエン・ジャポンがピカソを大幅値下げしたのは、そのあたりを読んだのではないか、と思ってしまうくらいです。

投稿: WILE.E | 2005/09/14 17:48

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■開放感たっぷり! これがフランスのファミリーカーだメガーヌファミリーの背高ワゴ [続きを読む]

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