ドアのデザイン
C4のドアは外から見ると、サッシュレスのピラード・ハードトップのように見える。黒いゴムが窓枠全体に付けられているためだ。窓枠下のドアの本体は窓枠より前後に大きくなっていて、面白く洒落たデザインである。ところが、ドアを開くと、この角が突き出て見えて、ちょっと怖い。ハードトップのように見せるゴムであるが、これが付いていないと、ちょっとしたことで身体を傷つけそうである。ピラーをブラックアウトしてかっこよく見せると同時に、不注意な人間を傷つけない機能も持っているということだ。
このドア、1週間たって動きの渋さは多少改善されたが、車内から開ける時に、重くて、案外開けにくい。足下の「敷居」も高いから、あまり体の大きくない妻は、後席から下りるのが大変になったと、多少、不満気味。小6の娘も同様の感想(家族3人で乗る時には、娘が助手席に乗り、自分の好みのCDをかける)。慣れるのにはもう少しかかるかも。
このドア、特に前席は、車内から見ると実に良いデザインである。ダッシュボードから連続する曲面で結ばれて、シンプルでありながら、なかなか見事な造形だと思う。ツートンカラーというが、実際には、黒と焦げ茶、ベージュとグレーのようにちょっと違う色も混ぜて、好ましい質感を出している。長く乗り続けるには、このような飽きのこない内装が良い。ドアハンドルの付いている焦げ茶の部分の形が、実に気に入っている。
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