太陽光発電丸5年
今日は、我が家を太陽光発電所として、東京電力と契約してちょうど5年の記念日である。地球温暖化防止策として住宅の屋根に設置する太陽光発電システムが宣伝されているわけだが、私が太陽電池を屋根に設置した理由は、原子力発電に頼る生活から少しでも抜け出したいという思いからである。したがって、原子力発電があるために安くなっている夜間電力を積極的に使う、オール電化システムにはしていないし、料金的に多少有利になる電気料金契約もしていない。
我が家の太陽光発電システムは、へーベルハウスで家を新築するときにあわせて設置した。静岡県東部地区のへーベルハウスで最初の太陽光発電システム設置住宅である。へーベルハウス、というハウスメーカーを選んでしまったために、家を建て直す前に考えていたものとは、太陽電池の設置枚数が減ってしまった。我が家はへーベルハウスのティピーというタイプなので、屋根が寄棟屋根で、16枚しかパネルが設置できなかったのである。太陽光発電のメーカーは、当時へーベルハウスが推奨していた京セラである。多結晶タイプの太陽電池を使っていて、16枚の総発電能力は2.32kWである。通常、3.0kWはないと自給できないといわれているが、実際の発電量を見るとその通りであり、我が家では4割程度の自給率である。
今朝調べたところ、
総発電量は、12、222kWh(月平均204kW)
総売電量(余剰電力量を売った分)は、6,432kWh
総買電量(普通の家と同様に東電から買った電力量)は、21,758kWh
であった。
妻が自宅でピアノ教室をしており、商売道具のピアノのために、冬場の暖房は湿気の出ないエアコンやデロンギに頼っているため、3人家族でしかないにもかかわらず、消費電力は大目である。このあたりをどうにかしてもう少し電力消費を押さえたいと思うのだが、なかなか難しい。
太陽光発電システム自体は、この5年間ノートラブルだった。自家消費分と売った代金を合わせて考えた、電気料金の節約分は、年平均約66,000円である。太陽光発電システムの設置料金は約280万円だったので、単純に元を取るまでの年月を計算すると、40年くらいになってしまう。国の補助金とへーベルハウス第1号ということでの値引き分を差し引いて計算して、約15年である。少なくとも、あと10年ノートラブルで電気を生み出していってほしい。
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