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2005/02/25

オーパが消えるのは残念

 このブログではトヨタの車についてほとんど触れていない。トヨタから自分が気になる自動車が出ていないためだといってしまえばそれまでだが、気になる車がまったくないかというとそうではない。オーパという車には気を引かれてきたのである。ちょっと前に、本革シートの特別仕様車が出たときには、かなり気になったのである。シフトレバーが、コラムシフトではなく、シビックのようなインパネシフトだったら、そのときに買い換えていたかもしれないのだ。

 で、このオーパ、時期的にはフルモデルチェンジしても良いのだが、そんな噂は一切ないどころか、逆に、モデルチェンジせず、ナディアとともに整理されてしまうという話が流れている。ほとんど同じコンセプトで出たティーダが今売れてるんで、うまくモデルチェンジしたら、今度は売れるのではないかと思えるのだけれど。もっとも、トヨタのことだから、ライバルメーカーの売れてる車のそっくりさんを瞬く間に仕立てて、売り上げを奪ってしまうことを過去幾度も繰り返してきたから、ティーダ対抗車もきっと出してくるだろう。そういうことで出てきた車だと、オーパの良さを受け継いでいたとしても、逆に、魅力は感じなくなるかもね。

 オーパの代りに期待したいのは、レクサス・ブランドのCセグメント車。メルセデスのBクラス対抗車として、開発していたら、いいんだけどなあ。

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コメント

 トヨタのクルマが総花的に嫌いかというとそうではない。トヨタの品質はおそらく世界のクルマメーカーの中でもトップクラスだろうし、世界中で売れている。ユーザーからも高い評価を受けている。だが、日本のメーカーには、国内向けはこの程度でコストダウンしても売れるという悪しき慣習があるように思える。造り分けていることに関するメーカーの言い訳は「それぞれの地域のニーズに細やかに応えているだけです」ということになるのだが、これはちょっと違うと思う。どの地域に合わせるのでも、最善の必須装備はメーカーの良心として装備すべきではないか?ヨーロッパの安全基準に合わせてヨーロッパ向けのクルマがあり、国内は国内の安全基準を満たせばよいと安易な判断でお茶を濁すのではなく、ヨーロッパの安全基準が国内よりも優れていると判断できれば、国内で売るクルマも積極的に標準装備すればいいではないか?

 この国はクルマ後進国なのか?否、クルマ先進国の筈だ。ここ10年20年と年月をかけて、先進国に追いついてきた筈だ。ならばなぜに安全装備をヨーロッパ向けの車種と国内販売の車種で変更するのだろうか?
こんな目に見える範囲ですら変更しているとすれば、目に見えない範囲の変更は限りがないのではないかと思える。
 そんなあざとさがトヨタのクルマのには往々にして見られるのが残念であり嫌いなのだ。
 それは何もトヨタばかりではない。ヨーロッパ向けのクルマを国内でも売っているマツダも同様だ。アクセラというクルマとマツダ3というクルマを比べて、まずリアシートのセンターヘッドレストが国内版にはないことが分かる。同じ広島の工場で作っているにもかかわらず、違うクルマなのだ。
 日本はクルマが安いからコストを押さえるために不要はヘッドレストは外しましたというのならば、それでもいい。やがてはもっと価格だけが勝負のクルマに負けてしまうだけだろう。
 このゴマカシは何もクルマだけに限ったことではない。日本人の体質にからむ部分もあるように思える。だからこそ、クルマにはより高いレベルでの良心を求めたいのだ。

投稿: くーべ | 2005/02/27 09:09

 その昔(10年以上前)、某メーカー(自動車ではない)の化学系のエンジニアをしている友人から次のような話を聞いたことがある。
 まだ国内では規制されていないけれど、ヨーロッパでは規制が始まっている有害化学物質の取り扱いの研究は、うちでもやっていて、法律ができたならすぐに対応できるくらいにはなっている。それ以外の今後問題とされそうな物質についても、対策を研究している。エンジニアとしての良心から言うと、これらのことはすぐに実施すべきだと思うが、そのコストは当然商品価格に反映する。うちの会社だけが取り組むと、自分のところの商品だけが高くなり、売れなくなる可能性がある。だから、各社横並びでやれる時期が来ないと、会社として他社に先駆けてやることができない。
 最近は、日本の消費者も、安全や環境を守るためには金がかかるということを認識してきて、車の安全装備や、環境対策に取り組んでいるということで商品価格が高くなっても、逆に、高くなっている理由のほうを重視して買う、という消費行動を取る人が増えてきていると思う。もちろん、安ければそれでよいという人も多数いるが、その安いものが国産でなければならない、というこだわりもない。
 かけるべきコストはきちんとかけ、払うべき対価はきちんと払う、という薄利多売だけではない商売が、持続可能な経済社会の大きなポイントではないかと思う。
 

投稿: WILE.E | 2005/03/03 13:33

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