ハイドロ・シトロエンに乗る
シトロエン沼津から、C5の試乗車フェアの案内が来たので、ハイドロ・シトロエンの乗り味を一度体験したかったのと、C4の導入時期の確認をしたくて、仕事帰りに店に寄った。
ルノーのように長い時間乗ることはできなかったが、前回ピカソを試乗したのとほぼ同じところを走った。乗ってすぐに、路面のでこぼこの振動がワンクッション挟まって伝わってくる感じに、これがハイドロか、と思う。ある程度のスピードで走る時の乗り心地は、メガーヌ・ツーリングワゴンに乗った時とそれほど変わらない。これがフランス車に共通する乗り心地なんだろうと思う。ある交差点で、大きめにスピードを上げながら右折した時に、普通の金属サスペンションでは感じたことのない、船に乗ったかのような揺れを感じて、一瞬船酔い状態となり、これが時々起きるとなると、好き嫌いがでる乗り心地だぞ、と思う。
C5の内装は、その値段からするとちょっと素っ気なさ過ぎで、質感もルノーのラグナ(一度試乗したことがある)に比べるといまいち。アイドリング時やアクセルを踏み込まないときのエンジン音は、ラグナと同程度に静かだった。フランス車で常々問題にされるATのシフト・スケジュールや変速ショックについては、今回試乗した限りでは、メガーヌやラグナ、C3やピカソと同様に何も問題を感じなかった。ハッチバックを開けると、サスの張り出しのない十分な荷室空間があり、このサイズだったらブレーク(ワゴン)にする必要性もないくらい。C5は結局、ハイドロニューマチック・サスにこだわりたい人の車だなと思う。高級車に乗っているという感覚はラグナの方が上回っているし、エクステリアのデザインもラグナの方が好ましい。ハイドロ中毒にならない限りは、ラグナを私は選ぶ。
C3の後席の広さを再確認し、やっぱり狭いので、シトロエンにするなら、やっぱりC4だなと思う。セールスマン氏に、メガーヌかC4のどちらかにしたいと思っているというと、やあ、わたしも一度メガーヌに乗りたいと思ってるんですが、乗ったことがないので、乗り心地なんかどうでしたか、と逆に質問される。C4の導入時期を確認したら、6月の予定だという。早く入ってきて欲しいですねと言うと、わたしもそう思ってます、とのこと。C4が来たらまた連絡をもらうということで店を後にした。
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コメント
C4の日本デビューは6月ですか。意外に早いですね。307と同じプラットホームを使ってどう仕上げているのか興味津々です。ブレーク系でなくてもよいのだったら、スズキのエリオもありかもしれませんね(ちょっと地味過ぎるけど)。
ホンダのエアウェイブのスクープに関しては、正直ホンダ版プロボックス/サクシードかなと思ってしまいました。新型パートナーとも兄弟だそうで、ますますプロボックスですね。ホイールベースもプロボックスと同じみたいだし、そのあたりお互いに意識しあいなんでしょうか。そのあたり実車でどう工夫してくるか楽しみです。
個人的には、ゴルフプラスの線で新しいラインナップを増やして欲しい気がしているのだけど、どのメーカーがゴルフプラスのそっくりさんに最初に手を付けるのか興味は尽きません。
投稿: くーべ | 2005/02/05 20:15
ちょっと外したクルマですが、スズキつながりでこんなのはどうでしょう。
http://www.suzuki.co.jp/release/a/a050121.htm
冗談半分で見に行くのもいいかもしれない。このサイズだとカローラフィールダーよりもちょっとだけ大き目。1.8LのカローラフィールダーZよりも大きな2.0Lエンジンだけど馬力はマイルド。どこに存在価値があるのか不明なれど、アジアのクルマには違いありません。
シボレーオプトラというクルマです。スズキアリーナ店で売るのかなぁ。
投稿: くーべ | 2005/02/06 20:41
オプトラ、なんかおもしろそう。ホールディンのエンジンを使うようで、前にオーストラリアでホームステイしたときにコモドアに乗せてもらって印象は悪くなかったので、実際の車を見てみたですね。エリオと合わせてせて確認に行って来ようかな。ワゴンは、なんか、ホンダのオルティアっぽいですね。
投稿: WILE.E | 2005/02/07 10:56
一応イタリアのデザインだそうで、リアから見るとそれなりです。フロントはちょっとオルティアみたいかなとも思えますが、実物を何処で見れるかなでしょう。年間1200台程度は売りたいらしい。
作っているのは韓国の大宇(デウ)なので、それなりにはできていると思います。装備とか変な日本車よりもしっかりしていますし、革シートが6万程度であるので、フル装備でも安い価格設定ですよね。
投稿: くーべ | 2005/02/07 20:35