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2005/01/23

ニッサン・ノート

 昨日、ブルーステージ店にノートを見に行った。試乗車もあり、試乗できた。

 まず、ドアを開けて運転席に座って思ったのは、フィットだなあ、これは、ということ。ドアがコンパクトカーにしては重めで、閉まる音も鉄板1枚みたいな安っぽい音がしないところは、イストそっくり。ラゲッジ・スペースはイストと同様でちょっと狭いなと思ったら、床のふたを開けるとフィット並みの深さになる。このラゲッジの工夫は、実用的で評価できる。同様の仕組みがオプションでしか用意されていないティーダはなんなんだ、と逆に思ってしまう。インパネのデザインは、ちょっとラフェスタに近いデザインで、ティーダよりも自分の好みに合う。

 走ってみて感じたのは、フィットやイストに比べて、乗り心地が固すぎないということ。ティーダより一回り小さいボディに同じ1.5Lのエンジンなので、町中を走る分には全く問題はない。私が常に気にするシートは、イストやフィットと同様の座り心地のやや固めのもので、ラフェスタよりは良い印象を持った。ただ、バックレストの高さが少し低いような気がした。後席の座る姿勢は、フィットやイストでは無理矢理アップライトに座らせられる感じを腰を下ろした瞬間に受けるが、そういう感じは受けず、自然に座れた。

 総合的な印象を一言でまとめると、イストよりも遙かに真面目に作られたフィット対抗車ということになる。ウィッシュがストリームの客を奪ってしまったようになる可能性を感じるが、それよりも、フィットのためにシビックが売れなくなったように、ティーダやキューブが売れなくなるということの方が起こりそう。フィットのような車がよいがホンダ車はどうも・・・ということで、イストを考えてるんだったら、ノートの方がずっとよいと思う。

 試乗後にセールスマンと話をしたが、オプションとしてどういう装備を希望しますか、という必ずされる質問がやはりあったが、それに対して、良いシートが欲しい、という私の決まり文句を言ったわけだ。そうすると、ノートでは対応できませんねえという予想された返事。高級車はサイズが大きくなければならないという決まりはないはずで、全長4mの高級車があっても良いと思う。そういう車があるなら、私は買いたい。例えば、フーガを買おうと思わないのは、お金がないからではなくて、あのサイズでは自分にとって不都合だからである。そう思っている人もかなりいると思うと、今回は、かなり持論を述べてしまった。そんな話をした結果、ティーダ1.5G(シートが本革・アルカンターラ仕様のもの)を、ある程度の時間試乗させてもらえることになった。

 ブルーステージに行く途中、灰色がかった緑色のスズキ・エリオに出会い、その後ろをしばらく走ることになった。こんな色があったのか、と驚き、この色は良いなあと思ってしまった。後ろ姿のデザインだけでいったら、この車が一番好きだ。スズキももっときちんとこの車を売ることを考えたらいいのになあと思う。

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コメント

実物を触っていないので、ノートのことをどうだこうだいえる筋合いではないですが、このサイズでいま買おうとしたら一番マシなクルマなんじゃないでしょうか。ちょっとは良心ありげなシートだし。ホイールベースが2.6mあるのが乗り心地にも影響していると思います。エンジンも愛知機械渾身の作品という話ですから。フィットはよくできたクルマですが、ダンパーが容量ないのかまだまだ固い乗り心地です。このクルマで遠距離はきついかなぁと思います。ノートならば走れそうですか?

マーチやキューブを喰ってしまいそうにしては、ノートというネーミングが吉とでるか凶とでるか。破裂音や摩擦音が入らない言葉はインパクトが弱いんです。ノートよりもノーツとかノットとか(これじゃまねまね語呂あわせか)。

投稿: くーべ | 2005/01/26 21:51

ノートだったら、長距離も大丈夫じゃないかと思います。ティーダとは、試乗した道が違うし、どちらも短距離だった(ノートの方が少し長い距離でしたが)ので断言はできませんが、ノートの方があたりが柔らかい中にも、かちっとしたところが感じられて、より好ましく感じました。

 ネーミングは、ヨーロッパ名のトーンの方がまだ良かったかもしれませんね。

投稿: WILE.E | 2005/01/27 09:11

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