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2005/01/28

ミニバン購入の圧力

 自家用車がないと普段の生活にもちょっと困る地方都市の郊外に住んでいて、子育てをする時期にある者にとっては、たとえ子供が1人だけだったとしても、自分の親と同居していなくても、7人乗車可能な、いわゆるミニバンという物を所有していないと肩身の狭い思いをすることがある。このようなことについては、ミニバン評論家を自認する物書きの方々もはっきりと書いていないように思われる。

 他の地方ではどうなっているのか知らないが、私の住んでいる地域では、町内に子供会の組織があり、小中学生とその親(主に母親)が会員となっている。小中学校における地区会組織とも重なっており、学校からの指示に基づく集団登下校とか補導などへの対応をしたりする。と同時に、町内の夏祭りや地区の運動会(小学校区ごとに行われているので、校区祭と呼んでいる)の中心となって活動している。毎学期末(だったと思う)に行われるリクレーションがあり、このときにボーリングをしたり映画を見に行ったりしている。その際、会場への移動が、その年の役員になっている親が主になって、自家用車を出して、子供たちを乗せて行っている。何を言いたいかというと、このような場合、誰が車を出して何人子供を乗せていくか、という相談をするのだが、ミニバンがないと立場が悪くなるということである。せめて、5人乗りであっても荷物がたくさん積めるワゴンは持っていないと、その場に居づらい雰囲気を感じてしまうのである。

 そのような雰囲気を感じる場面はまだある。スポーツ少年団(クラブ)に入っていたり、学校で運動部に所属すると、各種の試合などで遠征する場合、その移動の引率が、保護者の輪番制となっている場合が多い。私は、公立高校で卓球部の顧問になって久しいが、遠征用のマイクロバスを所有している学校はほとんどなかった。あったとしても1台しかなく、また、運転手の問題もあって、なかなか使用できるものではなかった。そうすると、遠征の移動については、顧問教員が、自腹を切って大型免許を取りマイクロバスを買うなんてなかなかできないので、とりあえずミニバンを買い、なんとかするしかない。でも、多くの場合、連れて行かねばならない部員数は、ミニバン1台では足りない。となると、保護者を頼るしかないのである。

 で、私の場合である。子を持つ親の立場で言うと、娘一人で、運動をやっていないのでとりあえず、ステーション・ワゴンであるトゥアラーで、子供会関係はなんとかなっている。高校の卓球部の顧問としては、自分が教員になったのは卓球部の面倒を見るためではない、自分が高校時代は顧問が試合会場へ送迎するなどなかった、高校生なら自分たちだけで試合会場まで来れなければだめだ、という論理で、ミニバンがあるといいかもという圧力に耐えてきた。もっとも、卓球の場合個人スポーツで、団体戦であっても4人いればいい、ということで、5人乗りの普通の車で対応できる場合もかなりある。

 私が身近に感じるミニバンの必要性の圧力は以上のようなものなので、3列目は子供が乗れればほぼいいわけだし、もちろん、体のでかい高校生を乗せることを考えると、大人が座れるサイズであるに越したことはないが、長時間耐えられる必要性は少ない(最寄りの鉄道駅から、不便なところにある場合が多い試合会場まで乗せられればよい)。このような観点からのミニバンの評価というのは、いわゆる自動車評論家によるものは、案外少ないように思う。一方、メーカー側はマーケティングで、私が感じているような必要性を判っていて商品を作っていることは確実である。盆暮れ正月に実家に帰ったときに、親子孫3世代でファミレスに行くためだけに使われてるんじゃないよってね。

 というわけで、ミニバンをもう一度検討してみると、スバル・トラヴィック、ニッサン・ラフェスタ、ホンダ・モビリオあたりが、私の許容範囲に入ってくる。もちろん、これから出る、新型マツダ・プレマシーが、一番の期待であることは変わらない。ミツビシがディオンをもっとかっこよく進化させることも期待したい。

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2005/01/24

箱根小涌園ユネッサン~雪の箱根路

 23日(日)、家族でユネッサンに出かけた。新聞の折り込み広告に、昼食バイキング付きパスポート通常大人5300円のところ3000円にするという割引券がついていたので、これはお得だと出かけたのである。ユネッサンに行くのは、これで2回目。初めて行ったのは、やはりちょうど1年前の今頃だった。出かけるときに、天気予報で午後3時頃から雪だということだったので、チェーンは用意していったが、チェーンを使いたくなかったので、3時には戻ろうと考えていた。

 ユネッサンには11時前に着いたが、雪が舞い始めていた。ちょっとやだなと思っていたが、積もるような雪質でなく、天気予報を聞いたときに思ったように3時頃に出るなら大丈夫ではないかと思い、温泉リゾートを楽しむことにした。前回来たときよりもずっと長い列が、受付前にできていて、ちょっとびっくりした。どうやらほとんどの人が割引券を持っているようで、ユネッサンのもくろみは成功しているなあと思ったのでありました。

 水着着用のユネッサンを室内も露天も一通り入ったあと、森の湯でゆったりと温泉につかり、さあ帰ろうと、時計をみると、3時を回っていた。雪をずっと降り続けていて、窓から外を見ると、それまで雪が積もっていなかった道路が白くなり始めている部分があった。4時になったら、チェーンをつけていかないと危ない気がしたので、土産を買いたいという妻子に、急いで買うように指示する。3時半過ぎにユネッサンの駐車場を出る。チェーンはつけずに行けることにかけた。

 ところが、国道1号線を箱根峠方向に少し上っていき、恵明学園の先の見通しの良い上り坂で、前の車が何台か止まっている。対向車線を走ってきたと思われる車が、我々の車線側につっ込むような形で止まっている。私のすぐ前に止まっていた車の運転手のおにいちゃんが、この事態にどう対処するか、てきぱきと指示していた。その話を聞いて、チェーンをつけなければ駄目だと判断し、チェーン装着を始めた。そうしたら、私の車のすぐ後ろの大型トラックがそのまま止まっている我々を追い越して前に出ていった。それも、タイヤをスリップさせながら。センターラインにはみ出す形になっている車がいるので、そのまま大型トラックは進めるはずがない。大型トラックも反対車線で、結局立ち往生。状況はさらに悪い状態に。

 家を出るときの悪い予感が的中して、嫌な気分に陥ったことも手伝って、久しぶりのチェーン装着に少々手こずる(前回付けたのは2年前だ)。片側を着け終わったところで、その場の事態を収拾させる話をまとめていた、先ほどのお兄ちゃんから、とりあえずトラックを通せるように、それぞれの車をもっと路肩に寄せようという話があった。それで、私の2台前の車がバックを始めたがスリップして止まらなくなり、お兄ちゃんの車にぶつかってしまう。お兄ちゃん、さすがに、これには切れた。親切心があだになったという典型的な例だ。

 さて、チェーンの方はというと、1本着けてやり方を思い出したためか、それほど時間はかからずに着け終わった。それとほぼ同時に、神奈川県警のパトカーがやってきて、この先も同様の事故が多発していて、通行不能状態だから、引き返すようにと呼びかけた。それで、御殿場まわりで帰るしかないと思い、乙女峠の方面がどうなっているか、警官に尋ねた。御殿場方面は大丈夫であるという返事で、車をUターンさせ、宮ノ下の交差点から仙石原方面に向けて走ることにする。実は、チェーンを付けてこれだけ長い距離を走るのは初めてで、ちょっと不安である。2年前に付けたときは、日本ランドのスキー場に上がっていく道で、このとき片道10分もない距離を走ったのが最長だったのである。一方、妻は、初めて見る雪の箱根の景色の美しさに妙に感動していて、運転している身になれと、ちょっと思う。私と性格が似ている娘は、無事帰れるか心配し始めているのが、雰囲気で伝わってくる。

 宮ノ下の交差点から、乙女トンネル直前の長い上り坂にさしかかるまでは、ノーマルタイヤでも十分走れる状態だったので、チェーンを付けて走るのがもどかしい。スタッドレスを付けていると思われる後ろから追いついてくる車が抜きやすいようにできるだけ左に寄せて走る。チェーンを着けようとしている車が路肩に止まっていた箱根スカイラインへ向かう道と乙女トンネルへの分岐点のカーブを曲がると、何人か人が立っていて、交通整理をしている。一瞬、乙女峠も通れなくなってしまったか、と不安になる。しかし、外国人の観光客を乗せたバスがチェーンを付けようとして止まっているための交通整理であった。こうして、無事に東名御殿場インター付近まで下りてくることができた。ここから東名の測道を沼津方面に走り、雪というよりも小雨の状態になっていて、路肩にも雪がないので、チェーンを外した。そこは、奇しくも、初めてチェーンを付けて走った道であった。

 チェーン装着しての運転時間、約1時間。普通だったら、その半分の時間で走りきれるわけだが、今回は、普段雪道を走ることがない自分にとっては良い経験になった。やれやれ。

 

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2005/01/23

ニッサン・ノート

 昨日、ブルーステージ店にノートを見に行った。試乗車もあり、試乗できた。

 まず、ドアを開けて運転席に座って思ったのは、フィットだなあ、これは、ということ。ドアがコンパクトカーにしては重めで、閉まる音も鉄板1枚みたいな安っぽい音がしないところは、イストそっくり。ラゲッジ・スペースはイストと同様でちょっと狭いなと思ったら、床のふたを開けるとフィット並みの深さになる。このラゲッジの工夫は、実用的で評価できる。同様の仕組みがオプションでしか用意されていないティーダはなんなんだ、と逆に思ってしまう。インパネのデザインは、ちょっとラフェスタに近いデザインで、ティーダよりも自分の好みに合う。

 走ってみて感じたのは、フィットやイストに比べて、乗り心地が固すぎないということ。ティーダより一回り小さいボディに同じ1.5Lのエンジンなので、町中を走る分には全く問題はない。私が常に気にするシートは、イストやフィットと同様の座り心地のやや固めのもので、ラフェスタよりは良い印象を持った。ただ、バックレストの高さが少し低いような気がした。後席の座る姿勢は、フィットやイストでは無理矢理アップライトに座らせられる感じを腰を下ろした瞬間に受けるが、そういう感じは受けず、自然に座れた。

 総合的な印象を一言でまとめると、イストよりも遙かに真面目に作られたフィット対抗車ということになる。ウィッシュがストリームの客を奪ってしまったようになる可能性を感じるが、それよりも、フィットのためにシビックが売れなくなったように、ティーダやキューブが売れなくなるということの方が起こりそう。フィットのような車がよいがホンダ車はどうも・・・ということで、イストを考えてるんだったら、ノートの方がずっとよいと思う。

 試乗後にセールスマンと話をしたが、オプションとしてどういう装備を希望しますか、という必ずされる質問がやはりあったが、それに対して、良いシートが欲しい、という私の決まり文句を言ったわけだ。そうすると、ノートでは対応できませんねえという予想された返事。高級車はサイズが大きくなければならないという決まりはないはずで、全長4mの高級車があっても良いと思う。そういう車があるなら、私は買いたい。例えば、フーガを買おうと思わないのは、お金がないからではなくて、あのサイズでは自分にとって不都合だからである。そう思っている人もかなりいると思うと、今回は、かなり持論を述べてしまった。そんな話をした結果、ティーダ1.5G(シートが本革・アルカンターラ仕様のもの)を、ある程度の時間試乗させてもらえることになった。

 ブルーステージに行く途中、灰色がかった緑色のスズキ・エリオに出会い、その後ろをしばらく走ることになった。こんな色があったのか、と驚き、この色は良いなあと思ってしまった。後ろ姿のデザインだけでいったら、この車が一番好きだ。スズキももっときちんとこの車を売ることを考えたらいいのになあと思う。

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2005/01/19

トゥアラーのトラブル

56itourer 今年の6月の初めで、トゥアラーとの生活も丸10年となる。この10年間に起きた、トラブルを書きとめてみる。

 乗り始めてすぐに直してもらったのが、運転席のシート。取り付けねじの締め付け不足で、カーブを曲がったり段差を越えたりするときに、シートがガタンと音がして少しずれる感じがした。国産車ではありえないトラブル第1号である。次に、雨が降ったらリアゲートから雨漏りが発見された。ローバーではよくあることで、直りきらない場合もあるらしいといわれているが、わが愛車の場合は、このときに直してもらって以来、雨漏りはない。

 効いているのかどうかよくわからないブレーキ・フィーリングのシャトルから乗り換えて、効きのよくわかるブレーキに、さすがヨーロッパの車だと感心していたが、ABSが作動するのではないかと思われる状況で、変なゴゴゴという異音が出るのに気がついた。確か、初めて箱根をドライブしたときだったと思う。雨漏りが発見されたのと同じくらいのときだったので、ブレーキの異音についても一緒に見てもらおうと思っていたら、ディーラーのメカニックからブレーキに不具合が発見されたので部品を取替えます、と先に話があった。ということで、異音が出たのと同じ状況にその後遭遇したときに、異音はせずに、ABSがきちんと働いたのを確認した。ただ、ブレーキのフィーリングが、シャトルほどではないが、効いているのかいないのかわかりにくい、ややあいまいなものに変わってしまったのは残念だった。

 乗り始めてからあまり経たずに起きて、その後も頻発したのは、運転席の窓ガラスの落下とドアトリムの内張りのはがれである。窓ガラス落下については、中古のゴルフに乗っていた当時の職場の同僚が、窓ガラスが時々落ちて困るとこぼしていたので、初めて落下したときには、トゥアラーでもそうか!、と思ったのだった。コンチェルトと同じドアのはずなのに、なんで落ちるんだろうと不思議だったけれども。この後、3年くらいの間に4回くらい落ちて、ランチャンネルを取替え、その後ずっとよかったのだが、昨年落下し、ガラスまで割れて、思わぬ大出費になったのは、以前書いた通り。ドアトリムの内張りはがれは、前2枚分が、1年経たずにはがれてきて、保証期間ということで、無料で直してもらい、その後、5年目くらいに後席右ドアがなり、車検のおりに、修理代を出して直してもらった。昨年、後席左ドアが剥がれてきたが、これは、両面テープを使って自分で直した。こういうことは、国産車ではまったく出会わないことだろう。

 天井の内張りのはがれとオイル漏れを、昨年直したのは、これもすでに書いた通り。

 パナソニックのカセットステレオをそのまま使っているのだが、このカセットのイジェクトスイッチのプラスティックが、5年目くらいの時期に、外れて飛んでいく、ということもあった。これは接着剤で付け直した。

 駆動系の関係では、ドライブシャフトのアウターブーツの割れによる交換を、ほぼ車検ごとにしている。これって、こんなに割れやすいものだったのだろうか? 

 バッテリーを2度替えたが、この交換のタイミングは、走行距離で見ると、シャトル56iに乗っていたときとほぼ同じだった。ラジエターを取り替えることになったのも、ほぼ同じだったので、このあたりについては、ホンダ・エンジンとして、普通のタイミングで、特に問題があるということではないと判断する。

 それから、リモコン・キーが動作しなくなって修理してもらおうと思ったら、暗証番号が不明になってしまって、修理不能になった、ということもあった。子供が寝てしまって抱きかかえて乗り降りするときや、買い物で荷物がたくさんあるとき、雨の日など、便利だったのに。

 現在、怖いなと思っているのは、リア・ゲートのロック機構。ときどき、つめが戻らなくなって閉められなくなるのだが、手でつめを戻してやると直る。この部分が手で戻すこともできなくなり、完全に壊れてしまう日がいつか来るのでは、と不安なのである。今後何も起きぬまま、丸10年を過ぎて、無事次の車に乗り換えられる日が来ることを、リア・ゲートを開けるたびに祈っているのである。

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2005/01/04

ボーズ464

 今回は自動車の話題をちょっと離れてオーディオの話。

 一昨年の暮れにスピーカを買い換えた。20年以上使ってきたビクターのZERO5FINEの左スコーカーから雑音が出るようになったため、ついに寿命と判断したためである。このZERO5FINE、その時代を代表するスピーカーとして、今でも使える広音域性能であると評す評論家がいるのだが、私の記憶では、より安いZERO3FINEの方がコストパフォーマンスに優れているし、本格的オーディオなら最上位種のZERO7FINEであり、技術的に面白い試みをしているがZERO5FINEは中途半端、という評価が、購入当時のオーディオ各誌の評価だったように思う。実際に使っていて、レコードからCDの変わり目の時代に出た高能率タイプのためか、レコードを聴いても、CDを聴いても不満はなく、CD再生に完全にシフトしたアンプに換えた時も、新しいスピーカーに換えようとは思わなかった。自分がオーディオにかけられる予算からは、このZERO5FINEで十分だったのである。ちなみに、アンプは、現在のサンスイAU-α607XRで3代目である。

 ちょっと調べて、国産メーカーがもはやピュア・オーディオ(2チャンネル・ステレオ)用のスピーカーを作っていないに等しい、ということに驚いた。我が家の予算価格帯では、ホームシアター用のスピーカーシステムしか作っていないのである。それで、中古か輸入品の購入を考えるしかなくなった。ハードウエアは気にしないが、それから出る音にはうるさいピアノ教室をしている妻に、ステレオのスピーカーは輸入品しかない、新品は高いので、中古で考えたい、と言ったら、中古を買って、またすぐ壊れちゃったらどうするの?という返事が返ってきた。結局、いくつか試聴をして、JBLと迷った末に、ボーズのウエストボロウ464を購入した。

 聴き始めは、妻の希望により、リッカルド・ムーティ指揮のブラームス交響曲第1番。レコードとCDがあるので、まずレコードから聴いた。妻の評価は、「低音が出てない、雰囲気も前のスピーカーの方が伝えていた」。CDにすると、「ちゃんと低音が出てる、CDは前のよりいい」。私自身も同感であり、CDでも、ちょっと低音が迫力不足かなと感じた。それで、スピーカーコードをオーディオテクニカのPCOCCのコードから、中低音の迫力が出るというドイツ製の平行2線式のものに変えた。これで、多少は良くなったが、すごく変化したわけではない。後ろの壁との距離で、低音の出方が変わるのでスピーカの位置をずらしてみたが、あまり変わらない。とりあえず、壁に近めに置くことにして、しばらく使うことにした。

 それで、1年たったわけだが、このスピーカーはエージングが大事なようで、半年たったあたりから、満足する音が出るようになった。ボーカルやジャズ・コンボは最初からいい感じであったが、クラシックのオーケストラの通奏低音もきちんと出るようになったし、レコードをかけても、CDと変わりなくなってきた。レコードの再生についてはアンプの問題もあるように思えてきた。こうなってくると、アンプを変えたくなってきた。アンプについては、デノンとマランツから手の出る価格でピュア・オーディオ用のものが発売されているので、替えるとしたらそのどちらかになるだろう。もっとも、これは車を買い換えてからの話になるだろうが。CDプレーヤーも、20年近く使っているデノン(当時はデンオン)のDCD-1400なので、これも最新のもう少しグレードが上のものに替えてやるともっと良い音になるかもしれない。

 ところで、マツダが、ボーズのサウンドシステムと本革シートを込みにしてつけたアクセラの特別限定車を出した。オーテック・バージョンのティーダよりも感じの良さそうなシートとボーズのオーディオにはちょっと、心を引かれてしまう。近所のマツダのディーラーに、この車があるなら見てみたい。

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2005/01/03

私の車歴その4「シビック・シャトル・56i」

56 88年の秋、シャトル56iに、乗り換えた。乗ってみてまず思ったことは、ボディサイズが一回り大きくなっているのに、室内空間に初代のような広々とした感じがない。運転席に座ると、頭上の空間自体は初代とあまり変わらず、十分である。でも、なにか開放感がない。で、前をよく見るとフロントウインドウの上端がおでこのすぐそばだ。初代よりもフロントウインドウが寝ているために、天井は高いのに、フロントガラスが顔に迫っていて、開放感につながらないのである。運転席の居住空間で注意すべきは、頭上高よりも、おでことフロントガラスとの距離の方なのである。今乗っているローバー・トゥアラーは、天井高は2代目シャトルよりも低いが、おでことフロントガラスの距離は、初代シャトルと同程度離れていて、圧迫感はない。

 次に気になったのは、シートの長さが短くなっていたことである。それで、カタログを調べてみたら、驚いた。2代目の方が、図面上は長さも幅も大きくなっていたのである。しかし、座ってみると、腿に当たるシートの端の位置が初代よりも確実に短いのである。それで、シートをよく見てみると、背もたれ部分の下端がだいぶ前にせり出していて、このために、実際に座る位置が前に出てしまうのであった。また、ホイールベースが、5cm長くなったのだが、後席に座ったときのニースペースは、逆に減っていた。シートが大きくなった分、膝前のスペースが少なくなったということなのだろう。いずれにしても、図面上の数値だけで実際の室内区間を判断してしまうことも、試乗した印象だけで居住スペースの大小を判断してしまうことも、問題があるということだ。

 以上のように、乗り始めてすぐの印象は、初代の良さ、すなわち、ボディサイズの割に開放感のある大きな室内空間というものが失われてしまっていることであった。しかし、確実に初代シャトルよりも良くなっている部分はあって、それは、各部品の合わせ目の精度は高くなって、車作りの仕上げが良くなったということである。また、ボディ剛性も上がり、サスペンション・ストロークも大きくなって段差を越えた時に底を打つこともなくなった。最終的に、2代目シャトルには足かけ7年、12万km乗り、その後弟に譲って、10年15万kmまで、問題なく走りきった。9万kmに迫ってきたあたりで、耐久性のなさを感じた初代よりも確実に耐久性もアップしていたと言えるだろう。結婚して、子供が生まれたときにも、この背の高いボディは実に便利だった。チャイルドシートから、特に寝てしまった子供を抱き下ろすときに、腰をかがめすぎずにすみ、楽だった。ラゲッジ・スペースがもう少し広ければベストな実用車になる、と今でも思う。このシャトルの再来になるのではと言われている、フィットベースの新型ワゴンに期待する。


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2005/01/02

2005年の車選び

明けましておめでとうございます。

いよいよ2005年となった。ローバー・トゥアラーとの生活も9年半を過ぎ、この6月初めで満10年。そのまま乗り続けようかという思いもあるが、その時期までには次の愛車を決めて、今年の後半には、新しい車との生活を始めたいという気持ちも強い。

 2004年末までに発売されている車での、次の愛車候補は、
  1.ルノー メガーヌ・ツーリングワゴン1.6L
  2.シトロエン C3 1.4L
  3.ルノー メガーヌ ハッチバック 1.6L
といったところ。

 今年出る予定の車では、シトロエンC4、マツダ・プレマシー、日産ノート、ホンダ・フィット派生ワゴンといったところが、実車を確認してみたい車。新型シビックも期待させられるが、出るまで待てるかどうか。C4の価格が納得できるものであったら、一気にC4で決着、ということも。職場で、オープンカー・クラブ(?)ができそうなので、その雰囲気にひかれて、これまでとは全然違う車選びになってしまう可能性もある。とにかく、長くつきあえる車をじっくりと選びたい。

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