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2004/11/28

シトロエンC3に惹かれる

 シトロエン沼津がオープンしたので行って来た。急にシトロエンを扱うことになって実はシトロエンについては良く知らないんですよ、お客さんの方が良くわかってるでしょうから、いろいろ教えてください、と実に正直に話す店長。その店長とクサラ・ピカソに試乗した。静岡で乗ったときよりも、リア・サスペンションの妙な突き上げ感が少ない。今回の試乗車は走行距離が7000kmになっており、静岡で乗ったものは、ほとんど走行距離がなかった新車で、まだ本来の乗り心地が出ていなかったらしい。それで、すこしはピカソを見直したが、ノーマルルーフ仕様が出て10万円ほど安くなったとはいえ、金額に見合う車かなあ、という気持ちは変わらない。

 C3の1.4Lにも試乗した。ちょうど、代車で乗っていたイストと同じくらいのサイズ車で、イストと同じように大きさの割に最小回転半径が大きい車だったが、ローバー114に初めて乗った時と同じように、一回り大きい車に乗っている乗り心地に感心した。実は、同じ日に、プジョーが試乗キャンペーンをやっているので206SWにも乗ってきたのだが、共用している部品は多いはずなのに、全然違う乗り味になっている。C3の方が新しいプラットフォームになっているからなのかもしれないが、同じものを使っているATの変速ショックや変速パターンはC3の方が違和感がない。ピカソも同じATだが、C3の方が発進時のもたつきがない。不思議だ。ラゲッジスペースはそれほど広くはないが、フランス車の例に漏れず、サスペンションの張り出しが少なく、後席を倒したときに高さを同じにできるプラスティックの仕切板(ティーダも真似して欲しい)が付いていて、ちょっとたくさん買い物をすると物を載せられなくなったイストや深さは十分あるが上下に仕切って使えないフィットなどよりずっと実用的である。後席のニースペースが狭いのはボディサイズ上仕方がないが、価格的にも、我が家の次の車として、案外良い落としどころになりそうな車だなあと感じた。1.6Lのセンソドライブ車も試乗してみたくなった。

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2004/11/22

トゥアラー帰る

tourer
 やっと修理が終わって我が愛車が帰ってきた。約2ヶ月ぶりのトゥアラーの運転席に座ると、何か新車に乗った気分。運転を初めてすぐに感じたのは、ボディ剛性が足りない、発進加速が鈍い、遮音性が低い、という今まで多少なりとも感じていた欠点。乗り始めた10年前の時点で、すでに、兄弟車のコンチェルトはドマーニにモデルチェンジしていたわけだから、設計の古さに起因することだから仕方がないと今まで思ってきたのだが、現在の国産コンパクトカーと比べても相当に劣ってしまっている状態だというのが、イストから乗り換えて強く実感されてしまったというわけである。しかし、シートの座り心地や内装の質感は、他に代え難い。このサイズの車で、ここまで高級感のある物はない。この2ヶ月間のおかげで、もう少し長く乗ろうかという気持ちになった。

 ぶつけられて取り替えとなったリアのバンパーがイギリス発注になって、入荷に時間がかかることがわかったため、この期間を利用して、気になっていた天井の内張のはがれを、思い切って直してもらった。天井が完全に張り替えになって、色がベージュからグレーになった。工賃材料費計54000円。これも、新車っぽく感じた理由の一つ。同じく部品がなかなか届かなかったため、修理できないでいた運手席窓ガラスの取り替えも行った(すべて、純正品)。この修理代金の内訳は、次の通り。

 運転席窓ガラスの修理代
  ガラス               34000円
  パワーウインドウ・レギュレ-ター 28500円
  ランチャンネル           24600円
  内張り脱着             540円
  工賃                9600円

                  計 97240円

 ガラスの値段の高さに驚く。これだけ修理に金をかけてしまったので、こうなったら、意地でも乗り続けようか。でも、すぐに走れなくなるようなトラブルが生じそうで怖い。

 トゥアラーを買ってその後も面倒を見てもらっているディーラーの隣にボルボのディーラーがあるのだが、昨日の日曜日に、その前を通ったら、なぜかシトロエンのC2からC5まで店頭に並んでいた。引き返して店に寄ったら、シトロエンの正規代理店(シトロエン沼津)を今度の土曜日に新規オープンするのだという。C4についても聞いてみたら、来年の4月に導入予定だという。う~ん、これは選択肢が一つ増えることになりそうだ。C4がハイドロだったら、実に乗ってみたい。

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2004/11/18

私の車暦その3「シャトルからシャトルへ」

 1987年の秋、シビック・シリーズがモデル・チェンジし、4代目グランド・シビックとなった。シャトルがどう変わるか注目した。ところが、見かけ上、初代のシャトルで自分が良いなあと考えている、ある意味、当時の車としては異様にも感じられる特徴が、より普通になって、より万人受けするものになっていた。それで、ちょっとがっかりして、初代をさらに乗り続けることにした。一クラス上のアコードにエアロデッキなるものも登場していて、これが5ドアで出たのなら、少々無理してでも買い換えたいと思った。また、クイントにインテグラとサブネームがつき、かなりスタイリッシュな5ドアも出て、心を動かされた。ただ、初代シャトルの天井の高い開放的な空間の虜になっていたため、背の低い車に積極的に乗ろうという気にはならなかった。ホンダ以外の車には、この頃、興味がわかず、とりあえずは、車を買い換えるなら、次もホンダにしようと考えていた。Fー1でのホンダの活躍もそれを後押しした。

 ちょっと、時間をさかのぼって、スターレットに乗っていた頃、ワンダー・シビックが世に出る前に、一番次の車として乗ってみたいと考えていたのは、日産の5ドア車スタンザFXだった。値段が高かったのが諦めてしまう最大の原因となったが、この時、スタンザを選択していたら、その後の私の車生活はどうなっていただろうと、時々考える。スタンザ3兄弟は、結局売れなくて、すぐに姿を消してしまい、その反省のもとプリメーラが登場し、大ヒットする。スタンザに乗っていたら、その後は、プリメーラのイギリス逆輸入の5ドアに乗りかえ、そのまま現在まで乗り続けていて、やっぱり、ティーダにものすごく期待したかもしれない。

 で、初代シャトルに乗って5年目の翌88年、走行距離が8万キロを過ぎてきたあたりで、シートのへたりが気になって、クッションを使うようになった。当時、片道1時間を超える通勤で、もう、このシートに座っているのは限界だ、と感じるようになった。コンチェルトの登場もあって、買い替えを真剣に考え始めた。初代シャトルへの愛着が大きかったため、低すぎない車高とちょっとノッチの付いた5ドアスタイルとできの良いシートに心を惹かれたが、どうしてもコンチェルトとはならず、値引き幅がより大きかった2代目シャトルのマイナーチェンジ版を発売前に契約して購入することになった。

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2004/11/08

メガーヌ・ツーリングワゴン1.6L試乗

 ディーラーから連絡があり、メガーヌ・ツーリングワゴン1.6Lの試乗ができた。2.0Lのときと同じように40分くらい、普段良く走っている道を走った。このところ、サスペンションが固めのホイールベースの短い代車(フィットがあまりにタバコ臭くて家族からクレームが付いたので、再度代えてもらってトヨタのイストになっている)に乗っていることもあって、実に乗心地がよく感じられた。2.0Lの時よりも少し長く国道1号線を走ったが、このときの乗心地は実に快適だった。ある程度の速度を保って走り続けるときのフランス車の乗心地は何ものにも代えがたい、というような話を聞いたことがあったが、実にその通りだと感じた。
 
 2.0Lを乗ったときの事を思い出して比べてみると、乗心地は1.6Lの方が良いと思う。さすがに発進加速は1.6Lの方がにぶいんだけれど、トゥアラーと同程度かむしろ良いくらいで、特に問題ない。それ以外のシーンでは、走りに不満を感じることはなく、よく言われるフランス車のオートマのシフトスケジュールの問題は、沼津近辺で走る分には、気になることはなかった。電動パワステが、低速時にあれっと思うときが少しあるくらいである。不思議だったのはブレーキの効き方で、ワゴン2.0Lの時も、ハッチバック1.6Lの時も、ちょっとペダルを踏むだけでいきなりガクンとなってしまうので、試乗中に慣れることができなかったのだが、今回は、そういうことはなかった。これはもう、1.6Lで決まりだなと強く感じたのであった。


 この試乗の後、スマート・フォーフォーとコルト・プラスを見に三菱カープラザ店にも行った。無料点検を受けに来たユーザー以外誰もいない店に入ると、がらんとしていて見たい車がない。出てきたセールスマン氏曰く、今日は生憎別の場所で展示会をやっていて、そちらに車が行っています、ご覧になりたければ、そちらの方へお出かけ下さい・・・。指示された場所はちょうど良いことに、この後出かけていく予定の場所への途上にあったので、そちらに寄った。会場は卸売り団地の一角で、商店街の秋祭りのようなイベントの一環として、三菱だけでなく、ホンダ、スズキ、トヨタ、オペルなどの販売店も車を展示していた。試乗はできなかったが、新型のアストラに座ってみることができたのも良かった。

 マイナーチェンジして質感がさらにアップしたフィットもあったので、コルト・プラスがボディを延長して、やっとフィットに対抗できているというのが、実に良くわかった。シートはなかなか大きさもあり、座り心地も悪くなかった。日産の宣伝だと、あたかもティーダがコンパクトカーで初めて上級車並みの大きさのシートを付けたかのように思えてしまうが、実際には、日産が一番最後にそうしたのである。今、代車で乗っているイストも、大きさも十分あり、座り心地も良く、質感も安っぽさはないシートの作りになっている。

 で、結局、各社合わせて20台近くあった中で、これは絶対に試乗してみたいと思ったのは、やっぱり、スマート・フォーフォー。大人4人乗ると荷室が無くなってしまうけれど、ホンダ・ビートのようなメーターや内装のちょっとしたデザインが、普通の車、特に国産車にはない、粋な雰囲気があって、実に魅力的だった。後席に人を乗せると、荷室がほとんど無くなってしまうので、我が家の車としては失格してしまうが、2台車が持てる身分であるなら、所有したいなあと思う。

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