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2004/07/01

シトロエン クサラ・ピカソ試乗

 6/30(水)に静岡出張があり、帰りにシトロエン静岡に寄って、念願のピカソに約10分ほど試乗した。試乗コースは、登呂遺跡のあたりを一周するようなものであった。思っていたよりも、サスペンションは固く、道路の継ぎ目を越えるたびに、トゥアラーと同じかそれ以上の突き上げ振動を感じた。それとともに、アップライトな着座姿勢やガラス面積が大きいこと、さらには、ボディ剛性の足りなさが感じられることから、昔乗っていたシビック・シャトルを思い出してしまった。カーブを曲がるとき、特に、右折で大きく曲がるときの、背の高さを感じさせない適度なロールは好ましかった。
 運手席のシートは、メガーヌよりも小ぶりだが、より柔らかく、お尻全体を包み込む形で、このところ試乗している車では一番座り心地が良かった。後席のシートは3分割しているため、横幅がやはり狭い。また、見かけほど頭上の空間がない。エンジンは2リッターだが、メガーヌ・ツーリングワゴンと比べると、車重が重いのか、ルノーエンジンに比べて低速トルクがないのか、発進加速が鈍く、アクセルを大きく踏まねばならなかった。後で、カタログで比較してみたら、なんと車重はメガーヌ・ツーリングワゴンの方があり、エンジンのトルク特性もあまり変わらない。ピカソの方がエンジン音が大きく聞こえてくるので、アクセルを余計に踏み込んでいるように感じたのかもしれない。
 価格のことも考え、これから先10年近く乗ることを考えると、ピカソよりもメガーヌ・ツーリングワゴンの方に軍配が上がる。以前、妻に、1度試乗してそれでよしにしたらと言われたが、本当にその通りになりそうだ。

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