2019/07/14

ボビーの波にのれたら~CARTOON ROOTS BOBBY BUMPS AND FIDO

CARTOONS ON FILM から出ている'CARTOON ROOTS'シリーズの最新発売BD'CARTOON ROOTS BOBBY BUMPS AND FIDO'を直輸入して先日届き、今回は珍しくすぐに見た。アール・ハードのボビー・バンプ・シリーズである。

CARTOON ROOTS BOBBY BUMPS AND FIDO
Directed by Earl Hurd
1~11 A Bray Studios production
12,13 A Paramount Pictures production
14,15 An Educational Pictures production
1 BOBBY BUMPS AND HIS POINTER PUP 1916
2 BOBBY BUMPS GETS A SUBSTITUTE 1916
3 BOBBY BUMPS' FLY SWATTER 1916
4 BOBBY BUMPS HELPS OUT A BOOK AGENT 1916
5 BOBBY BUMPS ADOPTS A TURTLE 1917
6 BOBBY BUMPS,SURF RIDER 1917
7 BOBBY BUMPS,CHEF 1917
8 FIDO'S BIRTHDAY PARTY 1917
9 BOBBY BUMPS AT THE DENTIST 1918
10 CAUGHT IN THE JAM 1918
11 BOBBY BUMPS' LAST SMOKE 1919
12 THEIR MASTER'S VOICE 1919
13 HUNTING AND FISHING 1921
14 FRESH FISH 1922
15 CHICKEN DRESSING 1923

20世紀初頭のアメリカの一般的だと思われる少年ボビーの悪戯(実際には、やってみたくともできないようなこと)を当時の新聞漫画のスタイルでアニメーションにしているシリーズである。セル・アニメの技法を考案して特許を独占したジョン・ランドルフ・ブレイ(制作)とアール・ハード(監督)の作品を、年代を追って収録している。そのため、この技法の進展が見て取れる。また、その後のカートゥーンの原型となるような犬、猫、ネズミの追いかけっこ(10 CAUGHT IN THE JAM)もあって歴史的価値は高く、レストアも丁寧にされている。

 11 BOBBY BUMPS' LAST SMOKEまでは、ハードはブレイのもとで本シリーズを監督していたが、その後独立し、12,13はパラマウントと14,15はエデュケーショナルと直接契約して製作・監督している。パラマウントといえばフライシャー兄弟の作品の配給会社である。そのパラマウントの要求があったのか、12 THEIR MASTER'S VOICE では道化師ココのようにボビーと愛犬のフィドがインク瓶から飛び出してくる。しかし、それ以上に注目すべきは、14 FRESH FISH、15 CHIKEN DRESSING である。この2作もフライシャー兄弟の道化師ココのように実写とアニメが合成されている。この実写部分にハードの息子が映画製作者として登場していること、14では実写の水面と15ではニワトリ、ウサギ、猫などの実写とかなり手の込んだ合成をしているのである! この最後の2作品だけでも、このBD&DVDを買った意義がある。

 6 BOBBY BUMPS,SURF RIDER ではボビーがサーフィンするシーンがある。これは、サーフィンを作画した最初の漫画映画ではないかと思われる(少なくともアメリカでは初であろう)。サーフィンを作画するわけであるから、海の波の動画を作画しているわけである。これはセル・アニメという技法ゆえに挑戦したのであろう。海の波の動画は背景動画として作画されており、その上にサーフ・ボードに乗ったボビーの動画がセルに描かれている。水の動画というのはアニメーターにとって技術や工夫が要求されるものであるが、ハードは他の作品でも水の表現に苦心して取り組んでいるのがうかがえる。水の動きをリアルに描くのに限界を感じたのかどうかわからぬが、14,15では水は実写で、それにキャラクターの動画を合成している。水(特に水面の波)をどう作画しているか、という観点でこのボビー・バンプから、最近の日本の作品(「海獣の子供」「きみと、波にのれたら」「天気の子」)まで見てみると面白いと思う。

| | コメント (0)

2019/06/09

プライマシー4

 昨年の9月にパンクしたため前輪2本のみ、プライマシー3に換えた。それから半年以上たって、後輪にスリップサインが出て、後輪もタイヤ交換することになった。走行距離は3万2千km弱。タイヤのもちとしては標準的か。新しいタイヤは、シトロエン沼津サービスポイントの担当者に任せたら、今度は、プライマシー4になった。工賃を含めた価格はプリマシー3と変わらなかった。タイヤのパターンはほとんど3と4とでは変わらない。この新しい方が前輪になっている。

4dsc08733 4dsc08736

4dsc08735 以上プライマシー4

3dsc087393dsc08738

プライマシー3

| | コメント (0)

2019/05/03

銀座線3展セット

 銀座松屋で「トムとジェリー展」をやっているということで、昨日東京へ出かけた。これだけを一人で見るというのも何なので、SCMの仲間に声をかけ、(3+2)人(2人は「トムとジェリー展」のみ)で、渋谷西武「ゴジラじゃない方展」、アーツ千代田3331「シド・ミード展」を見て回った。
Dsc08406

 「トムとジェリー展」を鑑賞するために、自分たちがかつて作った同人誌「トムとジェリーの本 なかよくけんかしな」(改訂増補版)を持っていった。この絵はどこかで見たことあるぞと思った時に、この「トムとジェリーの本」を開いて確認した。そうしたら、例えば、「足だけおばさん」(顔が出ないメイド)が椅子の上でバランスを取ろうとしているシーンの原画では、「トムとジェリーの本」に載せたものとは微妙に違っていて、同じ一連の動きの中だが違うコマの絵であった。他の展示されている絵も同様で、「トムとジェリーの本」は以下に示す原書から図版を使っているけれど、これらのかつて発行された本には出ていない原画等が展示されているのである。このような意味で、「世界初の」展示というのは嘘ではない。展示されている絵がすべて収録されていて、さらに関係スタッフのインタビュー(ウィリー・イトウがイワオ・タカモトについて語っているのが特に貴重)もある公式図録「トムとジェリー カートゥーンの天才コンビ ハンナ=バーベラ」河出書房新社は買う価値のある本である(間違いがいくつかあるけれど。そのうちの2つについては後述)。
 Patrick Brion 'Tom et Jerry' Paris:Chene 1984
T.R.Adams 'Tom and Jerry:Fifty Years of Cat and Mouse' New York:Crescent Books 1991
Ted Sennet 'The Art of Hanna-Barbera:Fifty Years of Creativity' New York:Viking Studio Books 1989

 

Dsc08419 立体の展示物の一部は写真撮影可になっていた。トムの変形シーンを立体化した作品は日本人の手によるものだけれど、よくできている。

 

 それで公式図録(≒会場での解説文)で気になった間違いについてである。まず、ジョー・バーベラのプロフィールで、「ニューヨーク大学とAmerican Institute of Bankingで教育を受けた」となっているが、バーベラは自伝'My Life in 'toons:From Flatbush to Bedrock in Under a Century'で、大学へは進学せずに就職し、就職先からAmerican Institute of Bankingに勉強に行かされたがまじめに勉強せず、美術を本格的に学びたくてプラット・インスティテュートの夜間コースに通った、と書いている。ニューヨーク大学で学んだとは一言も書いてない。これとほぼ同じプロフィールが、かつて出ていた「トムとジェリー」のレーザーディスクのボックスセットにも書かれていた。この時は森卓也氏を通じて、ワーナーホームビデオの担当者と手紙でやり取りができて、このことを指摘したのだが、その返事は、本社から送られてきたプロフールの通り記載した、ということだった。学歴を低く偽るのはあまりないだろうから自伝の方が正しいと思えるが、どういうことでこのような経歴が、会社が発表する公式のものとなったのであろうか?不思議である。
 次に、1940年企画が始まった当初のトムのモデルシートとして、実際に"TOM"と書かれたものが使われている。展覧会でも、最初から2枚目に掲示されているものである。ネット上でもすでに何人かの人たちが指摘しているけれど、このシートには、THE ALLEY CATという作品タイトルと1940年10月3日という日付が一緒に書かれている。この作品は、ヒュー・ハーマンの監督作品で、かつて「まんが宇宙船」で「裏街ニャン公」というタイトルで放送されていたものである。このシートに描かれている猫は、トムの悪友、野良猫ブッチに似ている。実際、この作品をテレビ放映で見たときに、他に出てくる野良猫たちもその後「トムとジェリー」に出てくる猫たちに似ていて、この作品の猫たちのデザインを流用した(というか、カートゥーンの伝統でキャラクターを俳優のように扱って登場させた)のかと思ったのを覚えている。さらに重要なのは日付。「トムとジェリー」の第1作「上には上がある」は1940年2月10日が公開日で、シートの日付よりずっと前である。したがって、企画当初のデザインではありえないのは明白である。このようなことがノーチェックで出てしまったのはどういうことだろう?

 

Dsc08480  物販コーナーがあって、普段はほとんどこのようなものを買い込んだりはしないのだが、娘からジェリーまたはニブルス=タフィーのものがあったら買ってきて、と頼まれたのもあって、値段も確認せずに多数買ってしまった。

 

Dsc08436

 つぎに向かったのは渋谷西武の「ゴジラしゃない方展」である。ゴジラと戦った相手の展示である。あまり広くないフロアにそっけなくいろいろな怪獣がいる。もともと、ゴジラよりもモスラ、ラドン、キングギドラなどの方が好きだったので、普段は見れないところが見えるモスラの幼虫が見れたのは収穫であった。展示物の説明が何にもないので、せめて簡単な解説文のプレートがあると良かった。千円でおつりがくる入場料なので、それ相応かとも思う。
Dsc08444Dsc08468

 

 さて、最後は末広町アーツ千代田3331の「シド・ミード展」である。会場はどうやらもともとは小学校だったらしい。この展覧会が一番入場待ちの列が長かったが、思っていたほど時間はかからずに入場できた。とにかく、ミードの画力に圧倒された。どうやって描いてるのだろうと顔を近づけてみるが、エアブラシと面相筆みたいなのを使い分けているのでは、としか想像できない。自動車デザイナーだった時代の作品の方が自分には面白く見れた。あれ、これは日本車のようだと思い、よくよく見たら、懐かしいホンダ・バラード・セダン(初代)が満開の桜の花とともに描かれていた(ホンダ・イン・チェリー・ブロッサム、ホンダ・ベルノ1982年カレンダー)。ヤマトについては、CADで完全な設計図が描かれていて、この本気さに驚いた。また、映画ジェットソンズ(未製作)のハンバーガースタンドというタイトルの絵もあって、絵柄からして、これはハンナ=バーベラの「宇宙家族」の実写版のためのコンセプト・アートではないかと思い、この日の振出しに戻った気分に一瞬なったのでありました。
Dsc08477

 なんとも心地良い疲れが残った展覧会のはしごでありました。

| | コメント (0)

2019/04/21

101本ポーキー大行進

 だいぶ前に入手したきり見ていなかったDVD、 PORKY PIG 101 CLASSIC WARNER BROS. ANIMATED SHORTS をやっと見終わった。1935年のポーキー登場第1作HAVEN'T GOT A HATから出戻りのフランク・タシュリンが演出した1943年の101作目PORKY PIG'S FEATまで、黒白時代のルーニー・チューン作品100本と1本だけメリー・メロディのカラー作品OLD GLORYが入っている。

 監督(クレジット・タイトルでの表記はsupervision)ごとの本数は以下の通り。

I.Freleng or Isadore Frelengイサドア・フリーレング(最近使われているフレレングという表記は疑問であるし、こちらの方が昔から使われていてなじみがある)8本
F. Avery or Fred Averyフレッド・アヴェリー(テックス・アヴェリー) 11本
Jack Kingジャック・キング 7本
Frank Tash or Frank Tashlinフランク・タシュリン 14本
Ub Iwerksアブ・アイワークス 2本
Robert Clampettロバート・クランペット43本
Robert Clampett & Norman McCabeロバート・クランペット&ノーマン・マッケイブ2本
Norman McCabeノーマン・マッケイブ 3本
Cal Howard & Cal Daltonキャル・ハワード&キャル・ダルトン 1本
Ben Hardawayベン・ハーダウェイ 1本
Ben Hardaway & Cal Daltonベン・ハーダウェイ&キャル・ダルトン 4本
Charles M. Jonesチャールズ・M・ジョーンズ 5本

 ということで、圧倒的にクランペット監督作品が多い。今まで、このような形で数を数えたことがなかったので、この多さは新発見だった。ポーキーのキャラクターとしての発展とクランペットの監督としての発展がほぼイコールと考えられるような作品数なのだ。
この43本中のこの1本は、やはり、1938年のPORKY IN WACKY LANDである。(のちに、フリーレングのユニットでDOUGH FOR THE DO-DO「世にも不思議な動物の巻(最後のドードー鳥;幻のドードーを探せ)」としてカラー・リメイクされている。)

 これら作品の中でも、その作家性が特によく出ているのが、フランク・タシュリンである。極端なクローズ・アップ、そして一番寄ったところでの観客への目線や語り掛け(このころのアヴェリーもここまでのことはしていない)、遠近感を強調した背景での手前から奥(あるいはその逆)の動き。これは、出戻りで作った1943年の101作目PORKY PIG'S FEATで顕著である。

 これだけ集中して同じシリーズを見ていると、同じ監督の作品であってもアニメーターの違いで、面白く感じる作品が浮かび上がってくる。今回浮かび上がってきたのは、John Careyジョン・ケアリーである。43本もあるクランペット作品においてPORKY IN WACKYLANDのような傑作ではない、どちらかといえば見ているのがかったるく感じるものの中に、でもこの作品は何か動きが面白いぞ、という作品がいくつかあって、それらの作品に共通していたのがanimationにクレジットされているJohn Careyジョン・ケアリーであった。

 

 以下に収録作品リストを示す。公開年と監督名を付けたが、クランペットとジョーンズが一緒に作った作品は、監督名がアイワークスとなっているものとクランペットになっているものがあるので、これらはanimationとして名前のでてくるジョーンズまで示した。これらの作品は実質クランペットとジョーンズの共同監督作品なのであるが、なぜか、このような表記になった。ジョーンズの自伝によれば、これがジョーンズがクランペットを嫌う原因なのだという。(追記:実質何もしてないアイワークスが監督になっている作品は、シュレジンガーがアイワークスのところでルーニーチューンを作るという契約をしたために、クランペットとジョーンズがアイワークスのスタジオに行って作った作品で、これにはジョーンズは何も文句はつけていない。)


PORKY PIG 101 CLASSIC WARNER BROS. ANIMATED SHORTS
DISC 1
1. HAVEN'T GOT A HAT 楽しい母親参観 1935 I.Freleng
2. GOLD DIGGERS OF '49 金鉱発見 1935 F. Avery
3. BOOM BOOM ブーム・ブーム 1936 Jack King
4. ALPINE ANTICS スキー競争 1936 Jack King
5. THE BLOW OUT 豚吉のギャング狩 1936 F. Avery
6. WESTWARD WHOA インディアン襲来 1936 Jack King
7. PLANE DIPPY「ポーキーのパイロット志望」・僕は航空兵 1936 F. Avery
8. FISH TALES 1936 Jack King
9. SHANGHAIED SHIPMATES 1936 Jack King
10. PORKY'S PET 1936 Jack King
11. PORKY THE RAIN-MAKER「ポーキーのお天気やさん」 1936 Fred Avery
12. PORKY'S POULTRY PLANT「 ハゲタカ軍団をやっつけろ!」1936 Frank Tash
13. MILK AND MONEY 1936 Fred Avery
14. PORKY'S MOVING DAY「ポーキーの引越はおまかせ」 1936 Jack King
15. LITTLE BEAU PORKY「勲章ポーキー」1936 Frank Tash
16. THE VILLAGE SMITHY 1936 Fred Avery
17. PORKY IN THE NORTH WOODS 1936 Frank Tash
18. PORKY THE WRESTLER「プロレスの王者!ポーキー」 1937 Fred Avery
19. PORKY'S ROAD RACE「ポーキーのF1グランプリ」・ポーキーの自動車レース 1937 Frank Tash
20. PICADOR PORKY「闘牛士もやっちゃうポーキー」 1937 Fred Avery
DISC 2
1. PORKY'S ROMAMCE ポーキーのロマンス 1937 Frank Tash
2. PORKY'S DUCK HUNT ポーキーのアヒル狩り 1937 Fred Avery
3. PORKY AND GABBY 1937「ポーキーのアウト・ドア・ライフ」 Ub Iwerks Animation:Charles Jones & Bob Clampett
4. PORKY'S BULDING 1937 Frank Tash
5. PORKY'S SUPER SERVICE「ポーキーのガソリンスタンド」 1937 Ub Iwerks Animation:Charles Jones & Bob Clampett
6. PORKY'S BADTIME STORY「ねむれない夜はツライよ!」 1937 Robert Clampett Animation:Charles Jones
7. PORKY'S RAILROAD「ポーキーの走れ機関車」 1937 Frank Tashlin
8. GET RICH QUICK PORKY「油まみれ金持ち天国」・ポーキーの金持ちになろう 1937 Robert Clampett Animation:Charles Jones
9. PORKY'S GARDEN「ポーキーのドでか作物」 1937 Fred Avery
10. ROVER'S RIVAL 1937 Robert Clampett Animation:Charles Jones
11. THE CASE OF THE STUTTERING PIG「ポーキー版ジキルとハイド」・ポーキーとハイド氏 1937 Frank Tashlin
12. PORKY'S DOUBLE TROUBLE 1937 Frank Tashlin
13. PORKY'S HERO AGENCY1937 Robert Clampett Animation:Charles Jones
14. PORKY'S POPPA「牛でもうけてウ・シ・シ!」 1938 Robert Clampett Animation:Charles Jones
15. PORKY AT THE CROCADERO 1938 Frank Tashlin
16. WHAT PRICE PORKY ポーキーのアヒル大戦争 1938 Robert Clampett Animation:Charles Jones
17. PHONEY EXPRESS「ポーキーのゆうびんやさん」 1938 Cal Howard & Cal Dalton
18. PORKY'S FIVE & TEN 1938 Robert Clampett Animation:Charles Jones
19. PORKY'S HARE HUNT ポーキーのウサギ狩り 1938 Ben Hardaway
20. INJUN TROUBLE「西部でポーキー!」 1938 Robert Clampett Animation:Charles Jones
DISC 3
1. PORKY THE FIREMAN「ポーキーは消防士」 1938 Frank Tashlin
2. PORKY'S PARTY 1938 Robert Clampett Animation:Charles Jones
3. PORKY'S SPRING PLANTING「ポーキーの種まきシーズン」 1938 Frank Tashlin
4. PORKY & DAFFY「あしたのダフィー」 1938 Robert Clampett
5. WHOLLY SMOKE ポーキーの煙にまかれて 1938 Frank Tashlin
6. PORKY IN WACKYLAND ポーキーのヘンテコランド 1938 Robert Clampett
7. PORKY'S NAUGHTY NEPHEW「アニメの先祖 水泳大会」 1938 Robert Clampett
8. PORKY IN EGYPT 1938 Robert Clampett
9. THE DAFFY DOC ダフィーのインターン 1938 Robert Clampett
10. PORKY THE GOB 1938 Ben Hardaway & Cal Dalton
11. THE LONE STRANGER AND PORKY 1939 Robert Clampett
12. IT'S AN ILL WIND「タイフーンはタイヘーン」 1939 Ben Hardaway & Cal Dalton
13. PORKY'S TIRE TROUBLE「ポーキーがんばりタイヤ」 1939 Robert Clampett
14. PORKY'S MOVIE MYSTERY「透明人間あらわるあらわる」 1939 Robert Clampett
15. CHICKEN JITTERS 1939 Robert Clampett
16. PORKY AND TEA BISCUIT 1939 Ben Hardaway & Cal Dalton
17. KRISTOPHER KOLUMBUS JR.「コロンブタ・コロンブス」 1939 Robert Clampett
18. POLAR PALS「北極を守れ!ポーキー」 1939 Robert Clampett
19. SCALP TROUBLE ダフィーの砦を守れ! 1939 Robert Clampett
20. OLD GLORY Merry Melody 1939 Charles M. Jones
bonus PORKY'S PARTY ストーリーボード
DISC 4
1. PORKY'S PICNIC「ポーキーのピクニック」 1939 Robert Clampett
2. WISE QUACKS 1939 ズルがしこいアヒル Robert Clampett
3. PORKY'S HOTEL「ポーキーのホテルは大さわぎ」 1939 Robert Clampett
4. JEEPERS CREEPERS 1939 Robert Clampett
5. NAUGHTY NEIGHBORS 1939 Robert Clampett
6. PIED PIPER PORKY 1939 Robert Clampett
7. PORKY THE GIANT KILLER 1939 Ben Hardaway & Cal Dalton
8. THE FILM FAN 1939 Robert Clampett
9. PORKY'S LAST STAND 1940 Robert Clampett
10. AFRICA SQUEAKS 1940 Robert Clampett
11. ALI-BABA BOUND「アリババ ネコババ ポーキー ガンバ!」 1940 Robert Clampett
12. PILGRIM PORKY 1940 Robert Clampett
13. SLAP HAPPY PAPPY「元祖!男女産みわけ法」 1940 Robert Clampett
14. PORKY'S POOR FISH 1940 Robert Clampett
15. YOU OUGHT TO BE IN PICTURES 俳優たるべし・アニメキャラはつらいよ 1940 I.Freleng
16. THE CHEWIN' BRUIN 1940 Robert Clampett
17. PORKY'S BASEBALL BROADCAST「ポーキーの野球放送」 1940 Isadore Freleng
18. PATIENT PORKY「だまされてポーキー」 1940 Robert Clampett
19. CALLING DR.PORKY「おじさんは疲れているゾー」 1940 I.Freleng
20. PREHISTORIC PORKY「原始人ポーキー」・お洒落ポーキー 1940 Robert Clampett
bonus PORKY'S POOR FISH ストーリーボード
DISC 5
1. THE SOUR PUSS 1940 Robert Clampett
2. PORKY'S HIRED HAND ポーキーの狐退治 1940 I.Freleng
3. THE TIMID TOREADOR「拍手喝采ポーキー闘牛士」 1940 Robert Clampett & Norman McCabe
4. PORKY'S SNOOZE REEL「ポーキーのニュース解説」 1941 Robert Clampett & Norman McCabe
5, PORKY'S BEAR FACTS 1941 I.Freleng
6. PORKY'S PREVIEW 1941 Fred Avery
7. PORKY'S ANT「ポーキー探検記」 1941 Charles M. Jones
8. A COY DECOY 1941 Robert Clampett
9. PORKY'S PRIZE PONY ポーキーの大競馬 1941 Charles M. Jones
10. MEET JOHN DOUGHBOY 1941 Robert Clampett
11. WE, THE ANIMALS-SQUEAK! 1941 Robert Clampett
12. THE HENPECKED DUCK「ダフィーの迷惑マジック」・カカア天下のダフィー 1941 Robert Clampett
13. NOTES TO YOU あなたへのノート 1941 I.Freleng
14. ROBINSON CRUSOE JR.「ポーキー版ロビンソン・クルーソー」 1941 Norman McCabe
15. PORKY'S MIDNIGHT MATINEE 1941 Charles M. Jones
16. PORKY'S POOCH 1941 Robert Clampett
17, PORKY'S PASTRY PIRATES 1942 I.Freleng
18. WHO'S WHO IN THE ZOO 1942 Norman McCabe
19. PORKY'S CAFE 1942 Charles M. Jones
20. CONFUSION OF A NUTZY SPY 1943 Norman McCabe
21. PORKY PIG'S FEAT 1943 Frank Tashlin
bonus PORKY'S BREAKDOWNS OF 1939

*邦題は、『世界アニメーション映画史』、劇場公開、TV放映 、ビデオ・ソフト等で確認できたものを記した。そのうち、「 」は「バッグス・バニーのぶっちぎりステージ」でカラー化(不適切な表現もなくなっている)版で放映された時のタイトルである。ただし、「アニメの先祖 水泳大会」のみオリジナルの黒白版で放映された。

 

 

| | コメント (0)

2019/03/30

私の3月

Dsc07724_01Dsc07725_01Dsc07797_01Dsc07800_01Dsc07810_01Dsc07827_01Dsc07866_01Dsc07880_01Dsc07890_01Dsc07950_01

| | コメント (0)

2019/02/27

ポパイ・ザ・フェーマス版

 黒白時代のポパイに引き続き、フェーマス・プロのカラー化されたポパイのBD 'POPEYE THE SAILOR THE 1940s VOLUME1' が出たので、amazon.comで購入した。黒白時代のヴァイタリティに満ち溢れるスリリングな面白さには欠けるが、James(Jim) Tyerがアニメーターで参加した作品にはスピード感を出す表現の面白さがある。また、MGMのアヴェリーの影響(というよりそのまんまコピー)と過去の作品の面白さを再現しようとした努力の跡を確認できる楽しさ(?)もある。イサドア・スパーバー(クレジットタイトルの表記はI.Sparber)とシーモア・ネイテルSeymour Kneitelの1943~45年の監督作品14本が収録されている。フェーマスのカラーのポパイは、日本でも、かつての宝島社のDVD-BOXを始めとしてパブリック・ドメインの安売りDVDがいくつも出ているが、この年代の作品は見たことがない。

 収録作品は以下の通り。

1.HER HONOR THE MARE(牝馬陛下) 1943 Direction:I.SPARBER
 ポパイの4つ子の甥っ子が登場。オリーブもブルートも出てこず戦いはないので、ほうれん草の缶詰は出てこない。膠屋で原料にされそうになった駄馬を飼ってみると・・・というお話。ヒトラーの似顔絵が出てくるのが、製作された時代を反映している。1巻物のポパイで、最初のカラー作品。

2.THE MARRY-GO-ROUND(廻るプロポーズ) 1943 Direction:SEYMOOR KNEITEL
 ポパイの水兵仲間として、メガネチビのショーティShorty(そのまんまの名前!)が登場する。オリーブにプロポーズするかどうか悩むポパイのお話。これも、ほうれん草が出てこない。

3.W'ERE ON OUR WAY TO RIO(リオデジャネイロ珍道中) 1944 Direction:I.SPARBER
 ブルートとポパイがドナルド・ダックのようにラテン・アメリカへ向かうと、サンバを歌い踊るオリーブ・オイルに出会い、アヴェリーの狼さんになってしまう。そろそろ、面白くなってきたねえ。

4.THE ANVIL CHORUS GIRL(鍛冶屋の娘) 1944 Direction:I.SPARBER
 フライシャーの黒白作品(Shoein' Housses 1934年)の焼き直しだが、いかにもポパイという作りで安心感がある。

5.SPINACH PACKIN'POPEYE(ほうれん草食べたポパイ) 1944 Direction:I.SPARBER
   フライシャーの2巻物カラーの「船乗りシンドバッド」と「アリババと40人の盗賊」からのフッテージが使用される作品。ポパイが過去の栄光のアルバムをオリーブに見せるという設定であるが、さらにその外側に、血液銀行で献血をしている間にウトウトして、という枠がはまっている。1980年前後に東京12チャンネル(現・テレビ東京)の午後6時台の「マンガキッドボックス」「マンガの国」という枠で、フェーマスのポパイが放送されていた時に見た記憶がある。

6.PUPPET LOVE(人形の愛) 1944 Direction:SEYMOOR KNEITEL
 オリーブとデートするポパイを操り人形を使って邪魔をし、あわよくばオリーブを自分のものとしようとするブルート。ネイテルらしい動きがないぞ。

7.PITCHIN'WOO AT THE ZOO(動物園で結婚しようよ~) 1944 Direction:I.SPARBER
 オリーブと動物園でデートするポパイ。そこの飼育員のブルートがあの手この手でオリーブを横取りしようとする、いつものパターン。動物の動きが面白い。

8.MOVING A WEIGH(引越し大作戦) 1944 Directionのクレジットがない。AnimationとしてJIM TYER,BEN SOLOMON、StoryとしてCARL MEYERとだけ出る。
 オリーブの引っ越しを手伝うポパイとショーティ。これも黒白時代の作品(「ポパイの引っ越し騒動」Let's Get Movin' 1936年)の焼き直しだが、ブルートが登場せずにショーティが足を引っ張るというところが目新しい。ショーティというキャラクターの登場はこの作品が最後だと、Fred M.Grandinettiの'POPEYE An Ilustrated History of E.C.Segar's Character in Print,Radio,Television and Film Appearances,1929-1993'には書かれている。

9.SHE-SICK SAILORS(女酔い水夫) 1945 Direction:SEYMOOR KNEITEL
 「スーパーマン」のコミックブックに夢中なオリーブ。その気を引こうとしてスーパーマンの格好になるブルート。「スーパーマン」の音楽が使われている。

10.POP-PIE A LA MODE(ポ・パイ・ア・ラ・モード) 1945 Direction:I.SPARBER
 太平洋の孤島には「土人」がいたよ、である。「土人」であるからTVでは放映できない作品である。この作品が入っているためか、このBDのパッケージの裏には、「大人のコレクター向けであり、子供の視聴には適さない」と注意書きされている。この「土人」のデザインはアヴェリーがMGM時代に作った作品に出てくるキャラクターに似ている。

11.TOPS IN THE BIG TOP(空中ブランコ) 1945 Direction:I.SPARBER
 空中ブランコのコンビ、ポパイとオリーブ。サーカスの団長のブルートがオリーブに下心大有り。

12.SHAPE A HOY(筏だぞ~) 1945 Direction:I.SPARBER
 女人禁制の島で仲良く暮らすポパイとブルート。そこに、筏に乗ってオリーブが漂着する。そして、いつものようにオリーブの取り合いが始まる。ポパイがほうれん草の缶詰を出す前に、フランク・シナトラの漂着で、アッと驚くエンディング。前述の本でFred M.Grandinettiは、この作品がフェーマス・プロのポパイのベストであると評している。確かに、TYERも参加しているこの作品は見るべき作品である。

13.FOR BETTER OR NURSE(看護されたい) 1945 Direction:I.SPARBER
 看護婦のオリーブに近づきたいために入院しようとするポパイとブルート。1937年の「ポパイの入院騒動」Hospitalikyの完全に焼き直し。オチが違うけどね。

14.MESS PRODUCTION(大変生産) 1945 Direction:SEYMOOR KNEITEL
 オリーブが夢遊病になる作品(「ポパイの夢遊病御難」A Dream Walking 1934年)の焼き直し。元の作品と同じネイテルが監督しているが、遠近感を強調した背景も手のかかる撮影技法も使われていないので、間一髪で救われる感が全くない。ちょっと残念。

 

Dsc07614_01 Dsc07615_01

 

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019/01/28

ピカソ、初めての車検

 C4ピカソの最初の車検の時期が来た。ALCは早目に頼みにいかないと代車で苦労する、というのをかつてローバー・トゥアラーに乗っていた時に学習していたので、車検期限の一月前にやってもらった。予約時には聞いていなかった早期予約の割引があったのに驚いた(ものすごい割引ということではなかったが)。
 オイル関係の交換以外では、冷却水、フロントブレーキパッド、ブレーキフルード、スパークプラグ、エアエレメント、エアコンフィルター(+車内消臭抗菌)の交換をして、車検整備他の技術料を合わせて、15万円強(部品代より技術料が予想してたより高めだった)。これに、どこでやっても払わなければならない車検の基本料金(自賠責保険料、重量税など)6万円強である。合計22万円弱。さらに、メンテナンスロングランプランに加入したので、4万円ちょっとがプラス。これは、次の車検までの間の定期点検の予約先払いの割引金額である。3年間の新車保障と同様の保証サービスの加入案内も受けたが、金額が高すぎ、相当なトラブルに見舞われない限り元は取れない金額なので、加入せず。
 バッテリーについて車検の時が替え時だなと思っていた(アイドリング・ストップ機能がかなりの距離を走って充電不足ではなさそうな状態でも働かなくなっていた)のだが、一月ちょっと前に不注意の軽い自損事故を起こしてその修理をしてもらった時に、バッテリーが上がってしまったということで、先に替えた。アイドリング・ストップ対応のバッテリーということで6.5万円もした。

 代車はプジョーの206CCだった。オープントップになる車であるが、オープンにして走るのには適さない時期だし、しかも、近距離の通勤にしか使わないんで屋根あり状態のままで乗った。シートポジションがいい位置に設定できないのが一番の問題だった。ペダルに合わせると手がステアリングに届かなくなってしまい、ステアリングに合わせるとアクセルペダルが近づきすぎて右足をかなり曲げることになるのだが、この角度が足に負担がかかる角度になってしまい、足がつりそうになってしまうのである。なんで、テレスコピック機構が付いてないのだ、と思う。短距離しか走ってないが、箱根あたりを走ると楽しい車であろうとは思う。ステアリングが重く、ボディサイズのわりに曲がらないので、ピカソより車庫入れに苦労してしまった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2019/01/03

謹賀新年

Dsc07159_01

遅くなりましたが、

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/12/30

預言者

 USAのアマゾンで買ったBD「KAHLIL GIBRAN'S THE PROPHET」(カリル・ジブランの預言者)を見た(見終わってからこの文を書き始めて、検索したら2016年にDVDで日本発売されていた!)。レバノン、カタールにカナダ、フランスが加わって製作された長編アニメーション。監督は「ライオン・キング」のロジャー・アラースだが、反体制と烙印を押された主人公の詩人の8つの詩の朗読シーンは、トム・ムーアやビル・プリンプトンその他のアニメーション作家たちが自分のスタイルで作っていて、これらのシーンは独立した短編アニメとして楽しむことができる(詳細は最後に記す)構成になっていて、おもしろい趣向である。タイトルにある通り、20世紀初めの詩人でレバノン系アメリカ人のジブランの本を基にして作られているが、原作が日本には紹介されているのかどうか、門外漢の私にはわからない。

 中東の地中海沿岸のある国(多分レバノン)で民衆に反政府的な態度を蔓延させるということで逮捕拘束された詩人で画家のムスタファが解放され母国に返される1日が、ムスタファの世話をしている女性の娘アルミトラを通して語られる。この母国への送還には条件が付いているというのが途中で明らかになり、民衆に慕われるムスタファの運命やいかに、というサスペンス仕立てあり、父親を亡くしてから一言もしゃべらなくなって非行を繰り返すアルミトラが一度は閉ざした心を再び開くようになる再生の物語でもある。この基本部分のアニメーションは実に映画的な演出であり、コントラストの強い絵作りで、アクション・シーンのカット割りはスピーディで心地良い。これに、いわゆるアート・アニメーション作品が8つ挟まるのである。これは、ムスタファの民衆への、特に、アルミトラへのメッセージである。音楽も良いのだが、特に注目すべきは、チェロの独奏曲で、これを演奏しているのはヨー・ヨー・マ!
 
 ということで、なんでこの作品が日本で見れなかったのだとこの文章を書き始めたのだが、最初に書いたように日本版のDVD「預言者」が2016年に出ていて今でも買えるのである。ということはレンタル店にもあると思われるので、見つけたらぜひ見てほしい作品である。「ライオン・キング」よりお勧めできる。

詩の朗読シーン(タイトルと監督)
・On Freedom  Michal Socha
人間型の鳥かご(檻)の中に閉じ込められている空を飛ぶ自由を奪われた鳥たち。
・On Children  Nina Paley
 影絵風に描かれた弓の女神。
・On Marriage Joann Sfar
ソフィア・ローレンとクラーク・ゲーブルに似た男女の結婚式のダンス。
・On Work Joan Grantz
ギーメッシュかペトロフか、という油絵アニメーション(CGで油絵風にしているだけかもしれないが)。内容は、「木を植えた男」みたいである。
・On Eating & Drinking Bill Plympton
色鉛筆で書きなぐられた、他とはだいぶ雰囲気の違うアニメーション。エンドタイトルでプリンプトン監督であることがわかり、納得。まさにプリンプトンである。
・On Love Tomm Moore
絵柄で「ブレンダンとケルズの秘密」みたいだなと思い、実にその通り、ムーア監督作品だった。
・On Good & Fvil Mohammed Saeed Harib
CGアニメ。川に沿って走る鹿、川の中を泳ぐ亀。カラーではあるが中国の墨絵アニメのような淡い表現。滝のところでぐぐっと立体化する。
・On Death Paul & Gaetan Byizzi
 青と黒の色鉛筆で描かれた原画をそのまま撮影したような作品。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2018/12/24

90周年

Dsc07103_01

 ミッキーマウスが初公開より90年ということで、いろいろ記念のものが発売されている。話題的には1か月前にはしなければならないようなものだが、Amazon.comに頼んであった海の向こうでの記念出版である"WALT DISNEY'S MICKEY MOUSE THE ULTIMATE HISTORY"がクリスマスプレゼントのように昨日届いたので、今日になってしまったのである。

 写真の両端に同じデザインのミッキーマウスが見えているが、これが昨日届いた本で、左端のものが箱で、右端のものがその中に入ってた本である。間にある日本で出版された「ミッキーマウスヴィンテージ物語」(実業之日本社)と大きさを比べてほしい。巨大でかつ重い(5kg以上ありそう)。枕になる、という表現を超えている。さらに驚いたのが出版社で、このところディズニー関係の良い研究書を出しているDISNEY EDITIONSではなく、ドイツ・ケルンのTASCHENという出版社で、この出版社の代表と思われるBenedikt Taschenが監督・制作として最初の扉ページに大きく名前が出ている。

 中身は、今まで出版されてきたディズニー関係の本で見たことのある写真や図版も多いが、初期ミッキー作品のアブ・アイワークスによるアニメーションの原画(タップ穴が2つ!)に代表されるような、これは初めて見るぞ、という貴重な図版・写真にあふれている。文章もあるが、図版、写真の説明と言っていいくらい最小限。この文章は最近のディズニー研究書で名前をよく見るJ.B.Kaufmanと、写真に写っている「ミッキーマウスヴィンテージ物語」の編集・解説のDavid Gersteinが書いている。だから、DISNEY EDITIONSあたりで出なかったのはなぜだろうと思う。よく読んでみないとわからないが、ドイツにのみ残されていた資料というのもあるかもしれない。

 こんな大書と比べてしまうと貧弱に見えるが、「ミッキーマウスヴィンテージ物語」も判型は大きい本である。これは、Good Housekeepingという雑誌に連載されていたディズニーの短編映画の新作を見開きページで紹介したものを17作分再編集して収録したものである。これはこれで面白い。本の表紙に「復刻」と書かれている。持っていなかったということは、以前出たときには気付かなかった本だ。

 ドナルドの人形のところにあるのがBD「セレブレーション!ミッキーマウス」である。「蒸気船ウィリー」からミッキーの代表作が13作入っている。最新作の代表として「アナと雪の女王」に併映された「ミッキーのミニー救出大作戦」が入っているのが良くって買ったのである。この作品の続編的なたった5分のテレビアニメシリーズの「ミッキーマウス!」がディズニー・チャンネルで見れるんだけれど、このシリーズ、ディズニーというよりワーナー的な過激なギャグが満載で最近の我が家のお気に入り作品である。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

«危険な笑いミルハウザー